暖冬と言はれ大雪日本海
毎年気象観測史上一番の異常気象と言われ続けて40年経つと異常が普通になるとはいえ、今日から十二月だと、
あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男
という句がふと浮かんだ。俳句を始めたのは五十二歳の時だからもう二十年になるが、最初は一読白痴句かと呆れこんなものが季寄せに載る俳壇というのは仏壇に限りなく近いゲートボール文藝だなと馬鹿にしていたが、今年の十一月はまさにこの句の通りで、こういうしかない十一月だったから実にしみじみとした実感があり、これは他の文藝には真似が出来ない俳句だけの独壇場の境地で、まさにこれぞ俳句だと気付いた。平成26年の初版『角川 季寄せ』を名著として校正の友としているのはこの季寄せがこういった名句が例句に並ぶからで、これに私的秀句を追加しているので、これぞ我が座右の季寄せであり、これだけは手放せない。
校正が済んだので休日は日がな一日映画三昧で、今のお気に入りはニュージーランド映画の『シェパード警部 ブロークンウッドの事件簿』でAmazonで見られるのはシーズン3までだが2014年から続いて今年でシーズン9を迎える世界的な大ヒットミステリーの傑作で、ニュージーランドってどこにあんのとパプアニューギニアと間違える方向音痴のわたくしの迷妄を晴らしてくれる傑作で、でっぷりとした無精髭のおじさん刑事がどういうわけか大都会の一流刑事のくせに田舎町のブロークンウッドに顔を出して居座ってしまう物語で、四回の離婚歴があるらしい協調性のない、しかし最後は見事に犯人を逮捕する結末で、田舎町の住人と交流しながらその独断が憎めないユーモアがあるので男性版ミセス・マープルと言えようか、ミステリー好きにはこたえられない上質のミステリーであります。(*^▽^*)ゞ。
あれ、お吟さん飛び越してた。最近校正でがんがんパソコン酷使したせいかルーターとの接続がぶつぶつ切れるようになって、多分ルーターがヴァージョンアップを繰り返すパソコンについて行けなくなってしまったのかも知れないがよく切れるので回復するまで待っているとこうして跨いでしまうねえ。
写真は妙正寺川の冬紅葉で、真ん中に赤く目立つ満点星の葉っぱは逆光が当たっているので赤が際立っている所為だが実際の目で見る美しさはなかなか馬鹿チョンカメラでは写し撮れない。
