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スレッドNo.2245

凄まじき雷雨と夕焼七夕忌

昨日は昼寝していたら雷に叩き起こされて、これほど空が割れるような大音響の雷と豪雨の連続に、すぐやむ夕立の概念を覆させられて驚いた。十朗の話だと黒澤明『まあだだよ』のラストの夕焼のような凄い色彩の大夕焼だったそうで、黒澤明はこの夕焼を撮りたかったと思ったと言っていた。それにしても、澤さんの命日の暑さは殺人的で、百葉箱の中で37℃というのは日向では40℃を越えていることになり、都知事選の投票で近所の小学校に歩いて出かけたら、帽子をかぶっていても目まいのするような暑さで、慌てて自動販売機の水を買って飲みながら緑蔭を辿って行ったが、高齢者は外出禁止の放送をした方がいい体験したことのない暑さで、帰りは二駅なのにバスで帰ってきた。

澤さんの門弟と献杯をと思ったが、命に関わる猛暑の中で心中騒ぎになっても困るので、今日はひとりで献杯して過ごした。澤さんは好き嫌いのはっきりしているひとで、何かにつけて「俺は大ッ嫌いだ」と啖呵を切っていたが、幸いわたくしは「大ッ嫌いだ」と言われたことはなかったので「年をとったあとで巡り合った友人は得難いものだ」と言われたからもって瞑すべしだろう。十朗は「俺は猫ちゃんと違って嫌われてたからなあ」と言っていたが、それは句会で変なくばかり詠むからで、わたくしが二人で「ふらの」飲んでいる時に、母親が死んだ時に詠んだ、

  生きている人の集まる桜かな 中村十朗

は、褒めていたという話をすると猫ちゃんがいいと推してくれたからじゃないのと言うので、そんなことはないと喜んでいた。まあ、

  秋風にイカ焼いてるよこの家は 十朗

といった句はわたくしは大好きなのだが、澤さんはどうかなあ。「俺にいいと言わせたいのか」と怒られるような気もするが、わたくしがいいと選んだ澤さんの句は素直に喜んでいたから、「面白い、ということにしておこう」くらいには譲歩してくれるかも知れない。そう言えば、澤さんは自分の句を見せて意見を聞くことがあり、そうか猫髭にいいと言われて安心したと言ってくれたことがあるからわたくしの選句眼は信用してくれていたのだろう。猫髭の選ぶ飲屋に間違いはない、とも言っていたから酒のせいかもしれないが。「おい、猫髭飲め」という声が聞けないのは淋しい。

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