しぐるるや塀の銃眼丸四角
高梁川の水を飲んでいるお吟さん、今日はその上流の高梁の町へ行ってきた。高速を降りると、冬紅葉の山々と冬田となった棚田に点在する、白壁に石州瓦の家々が美しい。山間にある高梁なのに、なんと駅に蔦屋が管理する広々とした図書館がある。ずっと再訪したかったのだ。スタバも入っているので、ゆったり珈琲を飲みながら山歩きの本など選んだ。
そしてもう一つの目的、山城へ登るべく登山靴に履きかえる。高梁の町を見下ろす備中松山城は、雲海に聳える天空の城として知られている。江戸時代の天守が残っている山城は、日本でここだけだそう。急峻な岩山にあり、攻略の難しさが生き残った原因とか。黙々と登っていくと、天然の巨岩を石垣の一部に取りこんだ大手門がどーんと現れる。この瞬間が好きなのよね。今日は猿に出会わなかった(笑)。
松山の渓を埋むるあさ霧にわが立つ城の四方しろくなる 与謝野鉄幹
