向日葵に干すや手縫ひのデカパンツ
和裁の集まりの日。娘婿用のデカパンを作ってほしいと見える方あり。体重130キロで、大腸の手術後パウチを装着しているので、股上の深いデカパンがご希望。そういうものは、どこにも売っていないそうな。ほどいて見えた浴衣一枚分を全部使って、やっと一枚のデカパンが作れそうである。
浴衣地のデカパンは、とても涼しい優れた部屋着である。もう縫ってくれる母はいないので、お吟たちも、B反の浴衣地が手に入ると、裁っては家族のために縫っている。
浴衣裁つ紺が匂ひて夜深まる 矢島寿子
