体温で乾かすシャツや大夕立
倉敷の茶房にて、合同句集作りの編集会議。県北の新見から、それはそれは楽しそうに通ってこられた三上史郎さんが亡くなって10年になるので、先生を偲んでという合同句集。先日歳時記を読んでいたら偶然見つけた<夏氷生きのこりいて匙の音・三上史郎>をみなさんに紹介したり。教育されるまま、江田島の海軍兵学校で軍国青年として終戦を迎えた先生は、それを悔やんで、よく反戦の句を詠まれた。
茶房の店主は娘のように可愛がってもらったので、思い入れが強いが、お吟さんは、「貴女の句は、よその句会ではたくさん採ってもらえるだろうが、ここは変な人の集まっている変な句会だから、採ってもらえないよ」とか、「なんでこの現代に、不自然に旧仮名をつかったり文語をつかうのかね」と言われて、冷めたお付き合いだった。旧仮名や文語に惚れて俳句を始めたので、何を言われてもぶれるお吟ではなく(笑)、ただただ、三上史郎先生がここで句会を開いてくれたことに感謝している。
鉄削り一途の職や夏氷 菊池三千雄
