マジシャンの絹のベストと月明り
和裁の集まりの日。備前焼の里から染め屋さんが見える。染め屋さんは、とても細身で太れない体質。右肩が痛くなって医師から言われたことは、「あまり細いと、この身体を支えるのは楽ちんだと、骨が骨をつくるのをサボる。ある程度太っていた方が、骨は懸命に骨をつくる」で、金蠅銀蠅瑠璃蠅とお吟は、秋になっても腰に浮き輪を抱えていても痩せる必要なしと、次のランチの相談をする(笑)。
銀蠅は、プロのマジシャンに頼まれていたベストを完成させていた。加賀友禅の訪問着をほどいてつくったので、上品な華やかさがある。でも、このマジシャンは太りすぎなので、もう少し痩せないとダメだ。
手品師や野分の夜は家にいて 鈴木六林男
