十代の和服美女ゐる月の茶事
猛烈な暑さの中、母娘が振袖を持って見える。お母さんが着た振袖は、お洒落なお祖母ちゃんが見立てた総絞り。どれくらい裄を出すか、ちょっと試着してもらう。洋服感覚だと、着物の裄は短すぎて落ち着かない様子。迷っていつまでも羽織っているので、「暑いでしょう?もう脱ぎますか?」と声を掛けても、「いいえ、ぜんぜん暑くありません」とお返事。十代のほっそり美人は、まこと涼しそうなお顔であった。お吟など、車から降りて10m歩いただけで、茹蛸のようになっているのに(笑)。
すべすべの石をよろこび石叩 大石悦子
