水澄むや白大島の幾何もやう
幾何紋様がいろいろ組み合わさった白大島にとりかかる。幾何紋様では、亀甲・七宝・麻の葉・青海波などがよく使われるが、この白大島は、それら古典紋様が見当たらない。さわやかでかろやかな柄。両耳に変色があるので、昔の物を上手にお安く買われたに違いない。高級品は丈が長いものだが、クイーンサイズではないので、170㎝の依頼者さんに裁つには、繰越揚げを無しにして、袖下と衽上の縫い代を最小限にするなど、かなり工夫がいる。
お母さんのお師匠さんと同じところでは甘やかされてダメだと、違うお師匠さんに茶道を習うほどの熱心な二十代なので、どんどん着てくれるだろうと思うと、仕立てるのも楽しみ♪
琴坂のつま先あがり秋袷 潮見朋子
