新涼や焙煎の香に句集読み
峠を越えて倉庫カフェへ。峠は、そこらじゅう葛が覆い茂り、凛々と花が咲き誇っていた。本葛は、掘り出す労働者不足と根気のいる作業者不足で高級食材(今やそれも中国産頼りとか)となり、芋のデンプンである代用品が、葛粉として出回っているという悲しい現実がある。昔々は、葛根湯の原料となる薬草、若葉は山菜に、ツルは葛布など繊維の原料として捨てる場所が無いくらい大切に利用され、人々の生活に無くてはならない植物の一つだったというのに、、、。
しかし先日NHKで、「クズの根は良質なデンプンを多く含み、高濃度のアルコールが生成できることが近年の研究で明らかとなり、バイオ燃料の原料として注目を集めています。」的な特集をしていた。 化石燃料による地球温暖化を憂うお吟としては、大いに期待している。 じゃそのクズの根を誰が掘り返すのか?専用の重機を開発しなけりゃならないんじゃ?までは考えないことにして(笑)。
倉庫カフェ、稲穂が出そろっているのが窓に見えて安心した。料理上手のマスターの作るキーマカレーオープントーストと珈琲はメキシコ・クステペックで気分転換してきた。ラスカルさんの句集『ポケットの底』から、秋の句を拾いながら。
袖口の糸の吹かるる案山子かな ラスカル
野分あと手紙をひらくやうに空
