人差し指ほどの大根間引菜に
和裁の集まりの日。大根の間引き菜を抜いてすぐ持って来てくださるSさん。洗って泥を落としてくれている。主婦の鏡のようなSさんは、パーキンソン病で徐々に身体が不自由になるご主人を献身的に介護しておられる。「お忙しいのにすいません、有難いです」と申すと、「畑に出ることは、一番楽しい息抜きなんです」と仰る。
売りに来た豆腐屋さんで買ったがんもどきと炊こう。金蠅銀蠅瑠璃蠅も、じゃこと炒ってふりかけにしようとか、菜飯にしようとか、言いながら帰った。
間髪を容れず燗酒がんもどき 深川正一郎
