上前は左や菊の裾模様
友禅染の訪問着をきれいに洗い張りしたものを仕立てている。170㎝の方なので、袖巾に割り(継ぎ足し布)を入れないと裄が出ない。検討したけれど、衿からも縫い代からも、割を捻出することができないので、そのことを伝えると、「下前のおくみを使ってください」と、とてもよく勉強されているお客さんだ。
↓つくった袖を見ると、細かい地模様があるおかげで、継ぎ足しが目立たないのでほっとした。
じゃ、無くなった下前のおくみはどうするのかと言えば、手持ちに、菊の地紋のある黒ちりめんがあったので、それを代用する。お吟の美学(笑)。
猫髭さんは、少しずつ回復されているでしょうか?お得意の料理は出来ていますか?案じております。
掛軸を替へむと菊の風通す 品川鈴子
