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スレッドNo.3484

シテを待つ竹の座席や竹の春

昭和の大合併でも平成の大合併でも合併しなかった、岡山市と倉敷市に挟まれてぽつんと小さく、しかし立派に存在するへ早島町へ「能」を観にゆく。灯しに導かれて山道を少々登り、竹林にたどりつく。竹林なので、能舞台の端っこや、橋がかりの真ん中にも竹がにょっきり生えている(笑)。

観客席も竹で組まれ、とても趣がある。しぐれがさっと過ぎた。舞台の背景が、どこまでも深い竹林の闇なので、シテやワキの声が厳かに、笛・小鼓大鼓・太鼓・地謡の調べが幽玄に聴こえる。シテは、今年林家創始四百年を迎え、家名を襲名した、十四世林喜右衛門さん。「めったにない過酷な舞台」とユーモアも♪お題目は「羽衣」。折しも十三夜の一日前の月が、竹林の穂の間からちらちら見えて美しかった。

天上に風あるごとし竹の春     佐藤和夫

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