寒波くる画家メモ書きの文語体
美星町の青空市にて、人参・里芋・九条葱がなかったので白葱・柚子・美星満天豚・田舎巻きなど買い、小野竹喬美術館へ。新出作品と新資料を見せてくれる<知られざる竹喬展>をしている。京都国立美術館にある「夕空」の「大下絵」が面白い。逡巡した様子が、自筆メモに残っている。
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「、、、右下の柿の木一本にては重量右にかたよりて面白からず。左端より色々と桜の枯木等出し見るもよき結果とならず夜に入りて漸やく解決。草稿の上に本紙を張りて寝につく。
本紙に着手す。左端上方よりのぞきし枯木尚疑問ありて本紙に写しとる気になれず。ふと考えて浮びて左端下部に若木の枯木を出さんと思う。焼炭をあたるによきようなるまゝ慎重に墨をおく。成功々々。」
下絵のごちゃごちゃ感が、完成品にはすっかりなくなっている!朝の内2、3時間、縫い仕事をしたら、外をうろつきたくなり、外をうろついていたら、早く帰って仕事の続きがしたくなる、、、毎日その繰り返しであることよ(笑)。
枯木宿蚊帳の吊手をのこしけり 安住 敦
