花一分叩きに叩く陶の土
久しぶりに手びねりをさせてもらう。陶芸の和室がお母さんの介護の部屋となり、7、8年にもなるだろうか。お母さんを見送られて、また陶芸教室を再開してくれたのだ。教え上手で家庭的な奥さんで、8名のおばちゃんたちがみんな違う物を作っているというのに、上手く手を貸し、上手く手を引き、1時間半後には、それなりに出来上がっているのだ。
いつのまにか先生は消えており、どうぞと呼ばれたリビングでは、花の形のお皿に、今朝夫君が焼いた葡萄パン・手づくりいちじくジャム・庭でこさえた燻製のチーズ・菜園のほうれん草和え・金柑甘煮、紅茶が待っている。
金蠅と銀蠅は招き猫。瑠璃蠅は夫婦茶碗。お吟は、ヨーロッパの農家風の家を陶土がなくなるまで作った(笑)。
犬ふぐり瑠璃濃き日なり素陶干す 中村 彌
