熟柿を買うて団栗落つる道
釣瓶落しの夕闇の中を隣の練馬区の仕事を終えて帰宅時なじみの八百屋に寄ると熟柿を六個とカリフラワーとブロッコリーのサラダを合わせて買ったら月曜と木曜は必ず買っているので五百円に負けてくれた。嬉ぴ~♪
今日は午前中新しいお客の車椅子介助で、善福寺川を吟ぶら。仕事なのになぜ「吟ぶら」が入るかというとお客が俳人だからで、荒川区の俳句会に投稿していたので、「街の雨鴬餅がもう出たか 富安風生」とか「神田川祭の中を流れけり 久保田万太郎」といった句がわかるお客というのは初めてで、つい二時間のところを三時間近く、顔見知りの障害者たちとも半年ぶりで再会を喜んで紹介しあったりで時間を越えてしまったが、実は善福寺川を七年間歩行困難な老女が和田堀公園を一周出来るまでに車椅子介助をした老女の彼女はお姉さんなのである。三人姉妹の長女で次女をわたくしが歩行介助して、半年前に病院の誤診で亡くなってしまったが、三女がどうしても心臓バイパス手術をした長女の車椅子介助もわたくしに頼みたいという依頼で引き受けたのである。幸い今日は快晴で23℃と暖かく、次女が好んだ道をトレースして妹さんの好きな水鳥や思い出を話しながらの時間だったので、荒川区にはこういう自然がなかったのでとても喜んでいました。脳梗塞で倒れたことがあり右半身に麻痺が残っていますが、気づいたのはずっとあとでよく転ぶようになってから異常に気付いたそうで、左側の硬膜下血腫だったのかも知れません。もっと早く気づいていれば後遺症は残らなかったかも。脳溢血は人前で倒れると通報が速いので命を落とすことはありませんが、頭部を強く打った場合はMRIを撮って出血の有無を調べた方が安心です。
以下猫の吟ぶら句。
団栗や凸凹跳ねる車椅子
櫨紅葉みづかげろふの光過ぐ
ゆり黄葉壊るゝほどに握りしめ *ゆりの木(半纏の木)
ゆり黄葉瀬を落ち潜り出でにけり
写真は和田堀公園の櫨紅葉と水陽炎。と言っても水陽炎はスマホでは撮れないので光の濃淡だけですが。
