初秋の糞する猫と目の合ひぬ
風船が乗つて電車のドア閉まる
ぷりぷりのコーヒー色の裸かな
この今井千鶴子の二句は子どもを出さずに子どもを詠む例句としてわたくしが引き合いに必ず出す句で、わたくしが娘の肖子さんにお母さんの句ではこの二句が一番好きだと言ったら、千鶴子さんがそれを聞いて、どこでこんな句見つけてきたのかと驚いていたと言っていた。隣同士で仲良し母子だから、肖子さんは何でも話してしまうので、うかつに俳句を見せられないが
弁当を立つたまま食ふ春の海 猫
は肖子さんが猫髭らしいと笑って褒めてくれた。お母さんには見せるなと念を押したのは言うまでもないが後の祭りだろうなあ。「ホトトギス」の仲間も面白がっていたと言ってたなあ。まあ、いいか、昔の話だ。(*^▽^*)ゞ。
右城暮石もわたくしの好きな作家で海外へ長期出張の時などは暮石の句集を持って行って読んで無聊を慰めていた。
風光るオークの下に暮石讀む 猫
これは調べるとサンホセで詠んだ句だった。サンノゼともいう。写真の大きな樫の木の下で読んでいたのだった。
滝を見に行くにも女手に荷物 右城暮石
ね、いいでしょう♪
