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スレッドNo.778

クエッケケと大鷹鳴ける春深空

5日日曜日は河口聖画伯のアトリエで4月10日からの句画展の最終作品の設定で澤好摩選全180句からの30句と澤好摩選外選猫髭余滴で27句総計57句から最終候補を絞り込んだ。今回の句画展は前回の選が最新の句集『光源』(平成25年)と『返照』(令和2年)二冊に絞られたので、過去の句集『印象』(昭和57年)『風景』(平成20年)の二冊に絞り込んだ。澤24才時の第一句集『最後の走者』(昭和44年)は澤自身も蔵書に埋もれてどこにあるか所在不明のため、『澤好摩句集』(平成21年)から猫髭が選んだ句と『光源』でどうしても澤好摩代表作として前回の句画展で漏れた猫髭が推す句を追加した。今回の句画展は俳人澤好摩と画家河口聖の「失われし時を求めて2023」という企画者の黒子としての猫髭の彼らの俳句と絵を見続けた思いが込められている。

前回の句画展招待状の俳句は猫髭が選びましたが画は河口聖が描いた『光源』の表紙絵を横にしたものだ。横にすると枇杷の葉が山のように見え、上の暗い緑が夜空に下の緑が真葛原に見えた。

  日と月と蝶さへ沈み真葛原 澤好摩

「縦のものを横にもしない」というものぐさの習性を逆手に取った抽象画にしか出来ない芸当である。
今回は招待状の俳句と画はわたくしが選んだ。乞う御期待。

6日月曜日は「ににん」の尾崎淳子画伯の個展「野の光」に出かけた。外付けの2テラのディスクを買い忘れて新宿のビッグカメラに行く用事があったが、12000円もしてAmazonでは8790円だったので買うのをやめたが、よくよくスペックを見るとOSがWindows10以上だったのでサブはWindows10だが、メインがWindows7なので使えないことが判り結局断念した。まだ時間があったので中村屋サロン美術館に顔を出したが、映像と布を重ね合わせた個展をやっていて彫刻家の荻原守衛や中原悌二郎の作品が暗過ぎてわたくしは目が悪いのでほとんど見えず、中村彝(つね)のカタログを買って来た。中村彝はルノワール・タッチのエロシェンコ像(1920)(東京国立近代美術館重要文化財)が有名だが水戸出身で、高校時代の美術の時間に校庭の裏の高台の墓所に座って筑波山を水彩画で描いていたら、そのお墓が中村彝だったので驚いたことがある。中村屋は芸術家の支援でも有名で荻原守衛(碌山)の「女」は、茨城の笠間日動美術館(銀座日動画廊創立者の長谷川夫妻が作った美術館で藤田嗣治の大作もあり、何度も通ったお気に入りの美術館)でテラコッタで見ていたがブロンズの原型は初めて見たとはいえ、暗過ぎて、テラコッタの朱色の「女」の方が印象が強い。
荻原守衛は中村屋創始者相馬愛蔵(臼井吉見の大河小説『安曇野』の中心的人物)の妻黒光(中村屋サロンのパトロン)にかなわぬ恋慕を「女」に託し、中村彝は相馬夫妻の長女俊子(インド独立運動の志士ラース・ビハーリー・ボースと結婚)の「少女」を描き彼女との結婚を望みましたが結核により叶わず、二人とも結核で若くして夭折という最期を遂げました。

尾崎淳子画伯の「野の光」は彼女の長年のモチーフが並ぶ金箔に描かれた日本画の中に『時の舟』(浅見百句集)『引地川』(神谷章夫句集)も含まれていて見ごたえがありました。

  てのひらに冷えの集まる桜かな 武井伸子

の秀句を詠んだ旧友とも再会し、お前さんはいつも二次会目当てで来てたよなあと言って笑いあいましたが、その日の二次会の台湾小皿料理店「ふかひれ屋」でもいかんなく健啖ぶりを発揮されていました。

ちなみに、『引地川』の神谷章夫さんは「猫髭言笑」で登場していた「犬客」さんの本名で、北澤瑞史(『五風十雨』は名句集)が創刊した「季」に属し、北澤主宰急逝後、彼を顕彰する藤沢紗智子主宰(『北澤瑞史の豊穣世界―秀句鑑賞』は380頁の大著だが素晴らしい鑑賞である)の後を継いで主宰となり、今年より「さら」という同人誌を立ち上げました。これが良い俳句が並ぶのに行替えが、句読点や「」が次の行にポツンと来るのは、これは「季」の時からそうなので、見苦しいことはなはだしい。活字サイズを句読点や括弧は変えるか、行間を詰めればいいことで、WORDも自動調整で改行の句読点や括弧だけ次の行の頭に単独で来ることなどない。犬客さんも狐尾尼さんも変だと感じないのかしら。

と、句読点を話題にしたらラスカルの

  鳥雲に入り青空の読点に ラスカル

の句が。(*^▽^*)ゞ。

  鳥帰る途中に天の澪標(みをつくし) 澤好摩

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年03月11日 13:58)

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