帰りなん杏の花の散る里へ
そう言えば母が亡くなったのは杏の花の散るころであったような。カルフォルニアへ行くと必ずApricotのドライフルーツを買った。日本では杏のドライフルーツは少量でも高いがサンノゼだとでっかい徳用の袋に山ほど入っていて安いので、いつも車の助手席に置いてあの甘酸っぱい味のドライフルーツを口中で舐めたり噛んだりしながらカルフォルニアの青い空のフリーウェイを走っていたものだ。夜遅くまでやっているコーヒー屋でナッツの味のコーヒーを飲んだり、アメリカは不思議な味のコーヒーが一杯あった。今思うとアプリコットのドライフルーツは母の味がしたからかも知れない。
さあ、正代の馬力に左膝を痛めた大関休場で、中日前に十両幕内全勝が小兵の肩すかしが得意技の翠富士ひとりという絵に描いたような春泥どろどろの雑魚祭になって今日中日八日に勝ち越しは出るのか大相撲ダイジェストを見るとしよう。
