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スレッドNo.171

薬が増えてしまった不安

家族が部署移動をきっかけに適応障害と診断され、抗うつ薬と眠剤を内服していました。職場復帰後しばらくして、また体調が悪くなり、休職、イライラが強いと訴えたためかビプレッソという薬を処方され、内服始め飲み始めはさらにイライラがひどくなったがそのうち落ち着き、生活は支障ないほど元気になったものの、仕事に対しては意欲がでず、なかなか復職にはいたらず、その間抗うつ薬を減らしたり増やしたり、そのうちに気持ちが落ち着かないと訴えたためリーマスが開始になりました。瞬く間に薬が増え、その割によくならず、朝は起きれず、普通の生活もままならない状態で不安です。こんな状態のため、今度は抗うつ薬を増やしてもらおうと考えているようです。最初は適応障害の診断だったのに、いまは双極性障害となっているようです。躁転と主治医はいっていたようですがらイライラするくらいで、家族からみるとこれが躁なのか?という感じです。
最初の診断後は職場から離れたら元気になっていたので、本当に薬が必要だったのか、考えても仕方ないですが、こんなにたくさん薬が増えてしまってどうしたら良いのかと考えてしまいます。そのわりに状況は悪化しています。
また、気分を下げる薬を飲み始めて、下がりすぎたからといってこんどは上げる薬をさらに増やすということは通常でしょうか?素人考えだと下げる薬の方を減らせばいいと思うのですが…
つらつらと分かりづらい文章で申し訳ありません。先生であればこのようなケースどう治療されますでしょうか。

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こんにちは、投稿ありがとうございます。
部署移動やストレスで症状が変動するのであれば、
うつ病や躁うつ病などの精神疾患ではなく、
性格と環境からくる「適応障害」だと思います。

因みに躁うつ病(Ⅰ型)の躁状態の場合、
症状を1~数か月症状は連日認めます。日によって変わることはありません。
テンションが上がり過ぎて、人間関係に亀裂が入ったり、
金銭管理が出来なくなり、多くは警察沙汰になることが多いですよ。

軽いハイテンションを軽躁状態と考える先生も多いですが、
その場合は「Ⅱ型の躁うつ病」という診断になり、
病気ではなく、何かしらの性格の問題を持っている場合が多いですね。

リーマスは病気でも性格でも気分変動には効きますので、
処方自体は間違いではないと思います。
しかし病気の場合は症状が寛解し、
性格の場合はストレス反応性に繰り返しますよ。



「適応障害」の治療の基本は環境を変えることと、
考え方を変えることですが、
元々ストレスを受けやすい性格を持っている人が、
ストレスを契機に発症します。

幼少時から気分変動、自己管理困難、
こだわり 癇癪などを認めていれば、
発達障害の可能性があります。

また、昔から周りばかり気にして、
自分の意見が言えない、依存しやすいなどが
あれば共依存 アダルトチルドレンなどを考えます。

どちらにしても性格ですので、
治療のメインはカウンセリングです。
不安 不眠 イライラに対して
対処的な薬物療法は必要と思いますが、
治るのものでもありませんので
必ず飲まなければいけない薬はありません。

よろしければ以下のページ読んでみてください
http://www.niwaiin.com/todrdep.html

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年06月24日 15:51)

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