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スレッドNo.259

抗うつ薬を内服し続ける弊害

はありますか?家族が
最初適応障害の診断で抗うつ薬、眠剤を処方されましたが、それを内服続け1.2年ほど、途中イライラするような状態がでて躁転といわれ、気づけば診断名は双極性障害となっていました。
今では複数の内服薬を内服しており、薬のせいで悪い方に言っていないか心配しています。抗うつ薬を飲み続ける方で躁転することはありますか?躁転と医師はいっていますが、エピソードとしてはイライラ感がでて家族に当たることや、お金を少し無駄遣いする程度(もともと無駄遣いすることはあったので)で躁とまで言えるか家族としては疑問です。躁はハイテンションで調子が良くなるとネットで読みましたがそういう様子はありません。
それなのに、抑える方の薬を内服していて大丈夫なのか、と色々心配になります。

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こんにちは、投稿ありがとうございます。
適応障害から双極性障害ですか・・
全く違う診断ですが、本当に双極性障害(躁うつ病)なのでしょうか?


躁うつ病の人が抗うつ剤を飲むと、躁鬱のサイクルが早くなり、
躁転することはありますが、普通の人が抗うつ剤を飲んでも、躁状態にはなりません。
抗うつ剤は不安や緊張やこだわりには効きますので、
多少の気分高揚はあるかもしれませんが、躁うつ病の躁状態のようなことにはなりませんよ。

抗うつ剤は飲んで効果発現まで、8週間かかりますので、
内服を中断しても脳内には残っており、薬が抜けるまでも8週間くらいかかります。
それゆえ長期に服用しても薬物依存になることはありません。

但し、SSRIというセロトニン系の抗うつ剤に関しては、
服用中止後 24時間くらいで頭がシャンシャンする、
ふわふわするといった離脱症状を認めることがあります。
この場合は1日おきに服用すれば回避できますよ。



躁うつ病(双極Ⅰ型)の診断で一番大事なのは数か月単位での気分の波であり、
経過中 数か月の安定期があることです。
躁うつ病の躁状態の時には、全く抑制が効かなくなりますので、
警察沙汰になることが多いですよ。

躁鬱の期間が数時間から数日という短いスパンで起こる
重篤な躁状態を認めないものを「双極Ⅱ型」と呼んでいます。

これは厳密には躁うつ病ではなく、性格ベースに発達障害や境界型人格障害 ACなどを
持っている人がほとんどです。貴方にもありませんか??

躁うつ病でも性格の波であっても、気分安定剤は効果ありますので、
服用していても大丈夫ですが、予後が全く違います。

躁うつ病は徐々に振幅が小さくなり、最後は寛解しますが、
性格の場合は重篤な躁状態やうつ状態になることが無いかわりに
今後もストレスや気温 気圧などで症状は細かく変動すると思われます。
その場合は頓服で抗不安薬を使うと良いのですが・・・

貴方も色々と自分で調べて下さい。
解らないこと 不安なことは、どんどん主治医に聞いて良いですよ。

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