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スレッドNo.312

依存症のラインはどこから

大谷選手絡みのニュースで1日すごい報道の数ですが、そこで疑問に思ったのでここで質問させていただきます。
ギャンブル依存症というか依存症ってどこからでしょうか。精神科心療内科にかかる目安や家族がもしそうだったら連れて行くタイミングなどはありますか。
今回みたいに人のお金を多額に使ってたとか借金してまでギャンブルをやるとか肝臓を悪くしているのにお酒をやめられないとかなら依存症でまずい状況だとの認識がありますが、
例えば適切なお金で生活や家族を脅かすことはないが毎日毎週競馬やパチンコをやる、健康だけど毎日お酒を飲むあたりはどうなのかは気になります。先生のお考えをお聞かせいただければと存じます。

引用して返信編集・削除(未編集)

こんにちは、投稿ありがとうございます。
大谷選手の事件、金額のスケールが凄すぎですよね。
あまり気にしていなさそうな、大谷選手の器の大きさにも感動しました。

依存症というのは教科書的には、その事象が無いと、
身体的、精神的に不安定になり 日常生活 社会生活に支障をきたすもの
と定義されております。

簡単に言うと、それが原因で、身体的に壊れたり、
生活が破綻したり、法に触れたりした場合に
「依存症」という言葉を使いますので、
お小遣いの範囲での競馬やパチンコや
体を壊さない程度の飲酒は依存症とは言いません。


依存症にはギャンブル以外にも、アルコールや薬物 タバコ シンナー 異性
セックス、窃盗 ゲームなど様々なものがあります。

様々な原因が言われておりますが、私個人的には
アダルトチルドレンのように、著しく低い自己肯定感からの現実逃避的に走るタイプと、
単にADHDの人が生まれつきの脳内のドーパミンの枯渇が原因で
快楽物質=ドーパミンを追求するタイプがあると考えております。
ギャンブル依存は圧倒的に後者が多いですね。

どちらにしても、性格の問題ですので、「依存症」は病気ではありません。
病気だからしょうがないとか、許されることでもないんです。
今回の場合もきちんと窃盗 詐欺罪の対象になると思います。
そこに依存症は関係ありません。

覚せい剤 麻薬 シンナー 大麻 窃盗など、
法に触れるような依存症に対しては、司法が介入し、
刑事責任を追及することで良くなることがありますが、
本人に止める意志が無ければ 何度も繰り返す人が多いです。


法に触れない依存症でも、本人に止めたい意志があれば、医療の対象になります。
止めたいけど止められないというパターンの場合のみ治療が出来るんです。
逆に止める意志がなければ、医療は何も出来ず、仕事失くし 体を壊し、
孤立し、身体的 社会的に崩壊して本人が困るのを待つしかありません。


アルコール依存に関しては飲酒欲求を下げる薬や抗酒剤、教育入院など
タバコは喫煙外来でのニコチン製剤、
現実逃避的な依存(異性 セックスなど)には自己肯定感を上げるカウンセリング、
ADHDのドーパミンの枯渇(ギャンブル ゲーム 窃盗など)に関しては、
ドーパミンを上げる薬、SNRIという種類の抗うつ剤や、
抗ADHD薬が非常に効果がありますよ。

よろしければ以下のページも読んでみて下さい
http://www.niwaiin.com/C4_13.htm#9
http://www.niwaiin.com/C5_20.htm#18

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年03月23日 19:15)

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