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スレッドNo.580

強迫観念

強迫症についてお聞きしたいのですが、発達障害の強迫観念とそうでない人の強迫症とは、完全に区別できるものなのでしょうか。

発達障害の人のこだわりはすべて、強迫症という病気ではなく、性格的なものだと判断されますか?
合併しているという考え方も出来るのでしょうか。

また、発達障害特有の強迫観念であっても、曝露反応妨害法などの認知行動療法によって改善することは可能なのでしょうか。

ご回答の程よろしくお願い致します。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年07月08日 17:04)

こんにちは、投稿ありがとうございます。

その症状が病気によるものなのか?性格なのか?の鑑別は非常に簡単ですよ。
要はいつから症状が始まっているか?ですね。

幼少時からこだわりが強い 融通が利かない子供だったのであれば、性格からですし、
逆に子供の頃はあまり気にしない性格 流せる性格であったなら病気
いわゆる不安障害(強迫性障害 社会不安障害 パニック障害)の可能性が高いですね。

さらに発達障害の場合は、強迫観念以外にも 不注意 癇癪 多動 忘れ物 遅刻などの自己管理困難、
空気が読めない 気が利かない 対人コミュニケ―ション困難などの特性も
いくつか合併していますので、鑑別は容易です。


不安障害は脳内のホルモンバランスによる病気ですので、薬物療法が奏効します。
SSRIやSNRIなどの抗うつ剤を8週間以上服用すれば、
生活に支障がないくらいには良くなりますよ。

発達障害の強迫観念にも同じ薬を使いますが、きちんと服用していても完治せず、
ストレス反応性に症状悪化を繰り返すことが多いですね。
治療の基本は薬ではなく自覚と工夫とリハビリになります。

それゆえ不安障害なのか、発達障害のなのかの鑑別は非常に重要です。

「薬物療法」と「リハビリ」、「良くなる」と「治らない 繰り返す」、と治療や予後が全然違いますので、
私は合併しているという風には考えず、きっちり分けるようにしております。

このことは他の2次障害 Ⅱ型の双極性障害 うつ病 統合失調症様症状など
全てに言える事で、2次障害を病気だと思っていくら薬を調整しても治りませんよ。



どちらが原因であっても、強迫観念に暴露療法などの認知行動療法はある程度有効ですが、
私は仕事や生活に支障が無く他人に迷惑のかからない強迫観念 確認行為であれば、
無理に治そうとせず、どんどん確認するように指導しております。
過食嘔吐の人に、どんどん食べて吐くように指導するのと同じですね。

又発達障害からの強迫観念 こだわり グルグル思考は
暇にしている 何もすることがない 引き籠っていると悪化するという
特徴がありますので、どんどん予定を入れて 外に出て 忙しくすると良いですよ。

引用して返信編集・削除(未編集)

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