大きな音が怖いです
知恵袋から来ました。ここ1年、大きな音で体が固まり、過呼吸になり、酷いときには頭を壁に打ち付けてしまいます。ASDですが、幼少期や学生の時にはそんなことはありませんでした。怒られたときに過呼吸になったことが何度かありました。5年前に双極性障害になってから少しずつ大きな音、特に人が何かを落としたり、声を荒げたり、くしゃみをする音を中心に怖くなってきました。
これはASDの特性なのでしょうか。そうだとしたらなぜ幼少期や学生時代には混乱しなかったのでしょうか。それとも驚きやすい性格なのでしょうか。
お忙しいと存じますが、何卒ご教授願います。
こんにちは、投稿ありがとうございます。
ご指摘の通り、発達障害の性格特性の一つに知覚過敏というのがあります。
聴覚以外にも味覚、触覚(痛覚)、嗅覚、視覚なども良く聞かれる症状です。
これらは年齢と供に変化しますので、幼少時は認めない人も多いですよ。
発達障害の特性以外では、PTSD アダルトチルドレンなどの、
過去のトラウマが原因で、過敏になることもあります。
良く外来で聞かれるのが、過去に大きな音、声で怖い思いをしたことを、
成人になっても引きずり、他人の大声、大きな音を聞くと
フラッシュバックすることもありますね。
あと、あるとしたら、極度の不眠、統合失調症の初期症状などで、
認めることもあるでしょう。
原因がどうあれ、聴覚過敏の対応としては、基本耳栓、イヤーマフだと思いますが、
それらも効果ない場合は、過敏性を減らす目的で少量の抗精神病薬が効果あります。
統合失調症の治療薬でもあるエビリファイやリスペリドンを使うことが多いですね。
よろしければ、是非相談にいらして下さい。