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スレッドNo.110

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱ 四方山話・「黒い椿」大島ロケ10日間✱ #2018.1.19

来週は日本列島に相当の寒波が来るという、北陸、東北、北海道だけでなく、関東地方も大雪がという天気予報が出ています。気候の高低差も大きいので、体調お気をつけて参りましょう。
養殖で育てる鰻になるシラスウナギの来遊量が少なく、いま漁の最盛期なのですが今年は獲れてないようです。そのため、今年の土用の丑の日のうなぎは高騰になるのでは、このままだと鰻が食べられなくなる日が来るのではないかという危機に来ているそうです。日本人の好きな鰻が手の届く値段で食べられなくなっては淋しいことです。私も大好きです、橋蔵さまも鰻は大好きでした。

では、橋蔵さまに関するお話をしていきます。
「黒い椿」の10日間のロケは三原山のご機嫌がよくなかったようで、橋蔵さまも旅行ができ、好きな趣味も出来ると、期待大で出かけた伊豆大島へのロケでしたが、そう上手く橋蔵さまの思っていたようにはならないのでした。
この作品は8月中頃からかかったものでした。この月も橋蔵さまは大忙しでした。
京都で作品「恋や恋なすな恋」の撮影が始まる準備、「歌舞伎座公演」の打合せを東京で、京都へ帰り、そして「黒い椿」の大島ロケと。そういう中、橋蔵さまの不注意で、「若さま」の撮影開始を遅らせなければならないことになりましたの。
打合せで東京にいる間に起こった失敗談・・・芝のプールに泳ぎに行った時の事です。
橋蔵さまが泳ぎが上手いことは古いファンの方ならご存知ですね。ダイビング妙技も雑誌グラビアでご覧になった人もいらっしゃる事と思います。びっくりするぐらい綺麗なダイビングができた方でした。
その日も見事に飛び込んでいたのですが、どうしたことか、トンボ返りをして逆さに飛び込んだつもりが、鼻を打ち付けてしまったのです。うわっ、痛かったでしょうね。
そのため、メークアップしてみても、いつもの橋蔵さまの鼻とは違っているので、「黒い椿」の撮影開始を少し待ってもらうということになってしまったのです。

17日に橋蔵さまはじめロケ隊は夜行列車で京都を出発し、翌朝18日熱海に着きました。大島行きの船を待つ間、街をぶらりと歩いたそうです。
19日ロケの初日は午前4時開始で、三原山の山頂は濃霧で視界ゼロ。4、5時間待機したようですが晴れず中止となり引き上げました。
橋蔵さまは、その夜東京芝のご隠居様が、必ず願いをかなえてくれるとやっているおまじないを思い出しやったそうです。半紙と墨と筆を用意してね・・・おまじないのおかげで、翌日20日、21日は晴天だったといいます。(おまじないが効いたのかはお天道様に聞かないとわかりませんが)
女中さんが部屋にいっぱいぶら下がっている紙を見てびっくり仰天。その罰か22日、23日は三原山は濃霧で撮影できず、24日は少し晴れてどうにか撮影が出来たということです。
25日は波浮の港での撮影が早く終了、自然動物公園へ・・ゆうかりの木が茂り南国情緒を味わい、多くの猿が放飼いになっている猿が島もあり、人懐こく寄ってきて可愛らしかったようです。
26日、27日と悪天候で撮影出来ず、その夜は夜釣に出かけたようです。港の突堤に腰を据え竿をたれ、アジがなかなかの大漁で、橋蔵さまのご機嫌ななめも直ってしまったようです。
28日は最後の日で晴天。裏砂漠での撮影。午後の船で東京へ向かったのでした。

橋蔵さまは、撮影合間に暇があったら泳ごうと楽しみいっぱいで行ったのですが、電気クラゲがいてさっぱり、1回しか泳げなかったようです。大島の海の底を潜るのを楽しみにアクアラングを持っていった橋蔵さまでしたが、残念でしたね。8月の暑い時ですから、若さまが釣りをしているところの撮影でしぶきを浴びたりした時、海に飛び込みたくなったのでは・・橋蔵さま。

こんな具合の大島ロケでしたので、作品「黒い椿」は大変でした。
ロケ中に5回も上り下りしましたが、晴れ間を待機する日が続きました。
火口付近の砂漠は橋蔵さまや丘さんは馬で横断しました。お二人とも乗馬は上手いですから、地元の馬でもそんなことで、急遽スタジオ撮影の場面が多くなってしまったわけです。
お疲れさまでした。

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