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スレッドNo.159

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱好きになれない作品意外とあります✱ #2019.4.10

橋蔵さまとの作品では、桜町弘子さんは「紅鶴屋敷」が一番彼女の良さが出ていると思います。それにしても橋蔵さまとは甘い関係でハッピーエンドの共演は少なかった女優さんでした。

ひばりさんと絡む橋蔵さまは、他の女優さんとのときとは違いますね。お二人は気が合うのよ、と言ってしまえばそれまでですが、ひばりさんは相手の持っている演技力を上手く引出し自分の魅力をより出してくる、相手は橋蔵さまですから受け身はなれたもの、ひばりさんの魅力を受け止めます。そして橋蔵さまはひばりさんが相手だと遠慮なく自分の演技をぶつけられ、ひばりさんが受け止める技量を持っていますから存分に演技ができる。そこに、ひばりさんの色気と橋蔵さまの色気が上手くマッチしているから、違和感なく安心して見ていられる一つでしょう。

私も、美しい姿の橋蔵さまを、その一方で、意欲作に取り組む橋蔵さま、1963年頃からの素顔に近い化粧で取り組む橋蔵さまと、それぞれに橋蔵さまらしさの良さを見つけ受け入れたい気持ちは多分にあります。
何時までも白塗りをするわけにもいきませんから、ある年齢になったら橋蔵さまも変わっていくのはあたり前なのです。しかし、自分の中に描いた大川橋蔵というものが基本ですから、途中から違う橋蔵も受け入れろといっても、少女時代から橋蔵さまと一緒に生きて来たファンには、なかなか難しいことだと私も身をもって感じますよ。よく、橋蔵さまのものだと全てを把握したようにほめたたえる人がいるようですが、それは本当のファンではないと思っております。橋蔵さまはすべてに素晴らしいのよ・・・いやいや、ここは、これは好きではないということを言えることが出来て本当のファンだと思っています。
私は、1961年までの作品の中にも、綺麗な橋蔵さまでも好きになれない作品が意外とあります。今ブログを書いている以上、好きでない作品の中にもここはというところはないかと探してはいますが。

橋蔵さまも美しいという年代を過ぎたときに、錦之助さんは少年少女映画時代から年代と共にご自分の居場所を見極めて来たのでしょう。錦之助さんが「親鸞」という大作に挑んだとなると、ライバル同志、橋蔵さまも「海賊八幡船」「炎の城」と挑みました。が、世の中は橋蔵さまにそういうものを望まなかった。大衆娯楽作品に戻って行きましたが、時代は大衆娯楽や現実離れした夢のような作品を好まなくなってしまった。
「椿三十郎」のような作品が海外で好まれるようになると、リアルさを重視する映画が作られるようになりました。錦之助さんは「宮本武蔵」などリアルさがある作品を今までもこなしていましたから、すんなりと入り込めましたね。作品も良いものがどんどん来ていました。
錦之助さんは時代の波にうまくのり、「反逆児」「武士道残酷物語」「関の弥太っぺ」と作品をこなしていきます。流石錦之助さんは文芸物もこなします。
それに比べると、橋蔵さまの場合この時期の作品は今までの分野を脱しきれない役柄でした。100本目の記念作品もあの「風の武士」では心には残りません。
大衆娯楽作品を主張してやってきた橋蔵さまですから、大衆作品が受け入れられなくなった映画界では仕方がないことです。

私たちが救われたのは、少し遅かったですが、テレビ界に転身してくださったことでしょう。テレビへの転身を渋っていた橋蔵さまに、これからはテレビだと強くアドバイスしていた○○さんに感謝です・・以前の橋蔵さまが戻って来たのですから。
そして、今こうして古の作品にお会いして好き嫌いと言えることは、贅沢なことですね。

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