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スレッドNo.17

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱人間性にずっと魅かれていた私✱ #投稿日2015.10.31
私が今まで橋蔵さま一途のファンできたのは、綺麗な二枚目、踊りがうまいからというだけで魅かれてきたのではなく、小中高時代雑誌やTVで毎週放送していた東映ニュースで素顔の橋蔵さまからインスピレーションで受け止めた"人間性"、そして実際に近くでお会いしていた時の素顔の橋蔵さまからも、私が今までずっーと思っていた雰囲気をお持ちの方だったから、ここまでファンを通してきたのだと思います。。
役の扮装をしている時でも素を見せている時の橋蔵さまが好き。カメラを向けられていても意識していない時の素の橋蔵さまが好き。
そんな思いを持っていた私は、橋蔵さまに関して書いているものを読み返して見たとき、”やはり間違ってはいなかった”と共感したものです。

橋蔵さまについてある映画評論家が書いていたこと(s34年9月)を抜粋してちょっと書きますね。
記事に記憶のある方は、ここで橋蔵さまが清潔な人間性をずっーと持ち続けていたことを再確認できると思います。

めったに男に惚れることのない僕が、どうして橋蔵に惚れたのか。その一つは、彼が役者らしからぬ役者であること。ほとんどの映画俳優に接してきているが、橋蔵君のような”清潔な人間性”を見たことがない。この”清潔さ”が橋蔵という人間を、年が若いが大変大人にしていると思うのだ。

俳優はファンあっての俳優であり、俳優あってのファンではない。この点、惚れて、惚れぬかせる魅力を持っている。それが彼の”清潔な人間性”によるものであることはいうまでもない。

他の俳優たちより抜きんでているかその大きさが分かる一例。世間にはとかくスターを意識したがるスターはいても、彼だけはスターぶらないし売名行為をやらないのだ。 毎年歳末には、一、二の京都のスターが貧困者や孤児たちに贈り物をしている。前もって予告し記事を流させ、当日には写真入りで報道させる。これに反して、橋蔵は毎年誰にも知られないようにこっそりと名前を隠して孤児たちに、それはささやかであるが、きちんと贈り物をしている。じつに見上げたものである。

“橋蔵は大変気さくな男である。誰とでもすぐ仲の良い友人になり、心から分け隔てなくつきあう。その気安さと謙虚さがあのすばらしい人気の根源になっているのではなかろうか。
淡々として人生を語り時代劇を語る橋蔵は、誰の前でも変わらないだろう。そんないいところのある橋蔵はしかも”たえず微笑を忘れぬ姿”そこに橋蔵の大きさがある。

今彼の人気を調べると日本映画界において最高である。最高の人気を持つということは、平凡な俳優にはとうてい成し遂げられぬ難事である。その難事をここまでやり遂げたということは、演技力もさることながら彼の”人間性の豊かさとあたたかさとファンを思う心”によるものであろうと信じている。


掲示板に書いていて再々確認できました。私がファンとして今は亡き大川橋蔵さまを今でも生きておられるかのように感じているのは第一にはやはり"人間性"に深く魅せられているのです。
そこに格好よく綺麗で魅了させる舞と演技からも伝わってきていたからでしょう。

✱人間性にずっと魅かれていた私・・②✱ #2015.11.7
10/31掲載しました中の”ファンを思う心” ファン思いのエピソードとして(要約しています)

S34年8月駒沢球場で行われた映画人野球大会での話です。
9日その日の朝、橋蔵さまは京都を発ちました。橋蔵さまが出場するというので橋蔵ファンの多くがその晴れ姿を待ちあぐんでいました。
ところが運悪くこの日九州地方を襲った台風の余波が関東を襲い、野球は中止になりました。野球大会は16日に延期され、橋蔵さんは無念の涙をのんで京都に帰りました。
16日に延期されたことで、橋蔵さまのスケジュールがくるってしまいました。
「恋山彦」の撮影があり、どうしても抜けられないスケジュールが組まれていました。
野球大会に出場出来なくなると、前売り券を買ってユニフォーム姿を一目見ようと待っているファンががっかりすることは明らかです。それではファンにすまない、申し訳ないという気持ちが橋蔵さまをかきたてました。
橋蔵さまはマキノ雅弘監督に事情を述べ、二日分先に撮ってくれるように頼んだそうです。
二日分40カット。ただでさえ暑いセットの中で、早朝から夜遅くまで橋蔵さまは黙々として40カットの演技をやってのけたのです。
すべては、駒沢球場で待っているファンを失望させないためでした。

こうして16日橋蔵さまは再度上京して、球場に姿をあらわしたのです。
この日も午前中豪雨で午後から晴れましたが、試合開始が延び、橋蔵さまは最後までグラウンドにいられなかったのです。その日の夜には京都に戻り、翌日からセット入りしなければならなかったのです。橋蔵さまは、そのことをご自分の責任のように感じ、ファンにすまないと仰っていたようです。出来ることなら、ファンと一緒に夏の一夜を楽しみかったのでしょう。

橋蔵さまの人間味について、最後にこのような言葉で締めくくってありました。(S34年9月)
このようにファンを大切にする男であるからこそ、あの若さであれだけの人気を持っている、この人気は一朝一夕には崩れないだろう。
橋蔵君をまだ知らないという人達に、「とにかく一度あってごらんなさい。黙って座っているだけで、彼の体からにじみ出てくる人間味といったものに、まったく胸を打たれるから」と。

橋蔵はスクリーンでみる時も、仕事をしていない時も、全く変わりはない。その意識しない、ゼスチュアをつくらない”心の在り方と行い”が、彼を大人物にしている。
これからの時代劇を背負って立つ橋蔵の前途には嵐もあろう。しかし、彼はきっとそれを乗り越えていくだろう。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年03月22日 21:54)

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