「美男の顔役」・・好きな殺陣 #2017.7.29
東京の23区は、夕方から強い雨や小雨が降る中、隅田川では 花火大会がありました。
テレビでも恒例の放送がありましたが、いつ見ても同じようなので、私はパス、「男はつらいよ」を見ていましたけれども。
今日は11時から「美男の顔役」をかけながら最後まで。 笑わされたり、そしてまた 泣かされてしまいました。が、今日は殺陣から・・最後の大掛かりな立回りもよいのですが、ここではやはり、峰内での市之丞ひとりの殺陣のところが素晴らしいと思います。
河内山宗俊から尿瓶を花瓶だと交わされた竹内金次郎が浪人を連れて、宗俊に恨みをはらすため碩翁の屋敷にやってきた時、金子市之丞が「こいつは俺にまかしとけ」と応対にでる。
この作品での橋蔵さまの台詞回しはすごいものですが、その一つ・・ここからの台詞回しも実に言いですね。
「よう、来たか、尿瓶」と楽しそうに玄関先で。
「坊主は」という金次郎に「坊主は奥でちゃんと待ってるよ」と市之丞。
金次郎「人を騙すにも程がある」
市之丞「騙すとはなんだ、坊主があの時、あれが尿瓶じゃねえとでも言ったかい。夜の雨という名器だと言っただけじゃねえか」
金次郎「くそ坊主め、あの小便壺を、(クンクン)、拙者にふさわしいもんじゃと言いくさった」
市之丞「ふさわしいじゃねえか。金にいとめはつけぬけん、(クンクン)てな口をたたくてめえの根性に、あれほどふさわしいものがあるか。それを賄賂に使って栄達を謀ろうとする伊勢守の根性だって、まこと小便壺に相応しいつてもんよ」
🐧(ふさわしいもんじゃねえか・・・この言い方好きだなあ)
金次郎「無礼者」から始まるところの殺陣は峰内での殺陣ですが、力強く、スピードがあり、見ていて惚れ惚れする見事な一つ一つの動きで、大好きなところです。
作品1時間14分50秒~15分5秒の短い中に8人を峰内で倒すところから、暗い画像なのでよく分からないかもしれませんが3点載せて見ました。
市之丞を通して、橋蔵さまのいろいろな表情を見せていただきました・・橋蔵さまに笑わされ、泣かされ・・ 目でも語る橋蔵さまから目を離せませんでした。 台詞回しは、橋蔵さまの声の表現がとても素晴らしく ほれぼれしてしまいます。
「美男の顔役」今月はリアルタイムで堪能いたしました。
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