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スレッドNo.278

「おしどり囃子」・・・③  #2016.7.18

🌷色の恋のと言うんじゃねぇ
さっき若い、いい男の神楽師が踊っていたと聞いたおたねは、もしやしたら・・と。

菊次はいつもの通り博打場に行っていた。勝負と声がかかり、臺を開けようとしたとき
菊次「待った、おっ、素人だと思ってなめなさんな」
やくざの子分たちが身構える。
菊次「ここの親分は、いかさま賽で素人衆の懐を痛めるのか」
いかさまと何を証拠にと、
菊次「ちょいと、そのサイコロを貸してみな」
一転地六の賽の目にくるいはないと臺を開けようとした時、菊次がその手をとめ、菊次「このサイコロじゃねえ」と左手を掴み握っていたサイコロを取り出した。
菊次「そうれ御覧じろ・・一転地六の賽の目に種と仕掛けはこの通り」
いかさまを見破ったのだから、そのままではすまない。やくざ達と乱闘になり、足にけがをしてしまい、やっとの思いで逃げ出した。
🐧(この場面は、まだ歌舞伎の癖が出てしまっていますが、いたし方ござんせん。このような台詞と動きは初めてですから・・)

(追ってくるのを交わし逃げていった道を、ちょっとの差でおたねが通って行く。ここですれ違いになります。)
菊次が行っていた賭場に案内してもらったが、とっくに逃げてしまったと。

怪我を負った菊次は橋の下に身を隠し川の水で傷をいやしている、その橋のうえをおたねが歩いてきて、(①の画像)橋の途中で草鞋の紐を締め直しますのです。が二人は気配も感じずに・・・。(ここでまた、すれ違いなのです。)

橋の下にいる菊次から、道を歩いていく姿は普通なら見えるのですが、お巻という女が現れたもので見ていなかった。そのため、二人の距離はまた離れてしまうことになります。

賭場で菊次を気にしていた、お巻という女に菊次は助けられ旅籠に身を置いています。足の怪我の手当てをしてくれているお巻に「誰もそんなこと頼みはしない」「親切の押し売りはやめてくんな」と邪険にする菊次。
お巻「あーら、傷口膿んでるじゃないか、ほっとくから」
菊次起き上がり、足を見て、「畜生、足でせいなけりゃ」
お巻が「あたしは、真実兄さんが好きなんだ、分からないかね、この胸の内が」」と迫るが
菊次 「分かりたくもねえや(➁の画像) さぁ、用が済んだらけえってくんな」
しつこくするお巻を振り払って雨の降る中、風車におたねを思い浮かべ(③の画像)、そして舞えるか動いて見たが足の傷で、ダメでかんしゃくを起こす。
お巻のお酌を受けず、手酌で飲む菊次に
お巻「私のお酌じゃ気に入らないのね。その江戸の何とかという娘さんでなくちゃ」
菊次「馬鹿」
お巻「ふん、私にはちゃんと分かってる。あんたはその人のことが忘れられないんだ」
菊次「よせ、俺とあの人とのことはそんな、色の恋のと言うんじゃねえ」
小娘なんかに負けるもんか、と言うのお巻に腹が立つ菊次。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14830338.html

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