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スレッドNo.282

新吾と多加の撮影合間の対談から   #2017.8.4

今月の東映チャンネルは「新吾二十番勝負」と「新吾番外勝負」の放送が1回目の放送は今日までで終わりました。4日間続けての放送があと2回あります。
私は、「二十番勝負」は何回見ても、第一部と第二部の途中まで、そして完結篇のラスト、一真を一太刀で倒してお鯉の方との対面のところだけあれば、他のところはなくて結構と思うのです。「番外勝負」は私には本当に番外でなくて結構というところでしょうか。

ということで、「二十番勝負」の見せ場は、まずは新吾と多加が再会してのラブシーンでしょう。
そこで、撮影合間の橋蔵さまと丘さとみさんの対談にちょっとだけ耳を向けてみました。
「新吾二十番勝負」撮影時期の橋蔵さま(H)と丘さとみさん(S)の二人の雑誌での対談から一部抜粋で載せますので伝わりにくいかもしれませんが。

丘さとみさんは、この時期2ヶ月ぐらい絶食?して痩せたそうです。
H「僕は、丘ちゃんは太っていた方がすきだな。健康そうで」
S「橋蔵さんは少し太ったんじゃない?」
H「ほんの少々ね」
S「橋蔵さんの場合、今ぐらいがちょうどいいんじゃないかしら。前から太りたい太りたいと
  いっていたから」
H「そう思ってもりもり食べていたら、そのうち太るのが止まらなくなったりして」
S「大丈夫、橋蔵さんて、そんなに太る体質じゃないと思うわ」

<ここから、新吾の話に入りますね>
S「橋蔵さんには、なんたってこういう美剣士役が一番いいものね。役柄主流派ってところかな。
H「主流派か、なるほど丘ちゃんも時々いいこというね。僕自身もこういった美剣士役は、文字通り僕の本番だと思ってやっています。でも、よく続いたものだと自分でも感心しているんですよ。これも一重にスタッフの皆様とファンの皆様のお蔭です」
S「私は第4作目の”新吾十番勝負・完結篇”で初めて出していただいたんだけど、5作目となると、第1作から見ると随分葵新吾も成長したんでしょうね」
H「そりゃあ、生まれたての子供でも2年経てば歩きますからね。随分剣の上でも、人間的にも成長しましたよ。僕の芸もこれくらい伸びるといいんだけれどね」
S「御謙遜でしょう。新吾と共に歩み、新吾と共に成長した橋蔵さんだもの」
H「そうありたいものだね。僕はいつも、人間的な幅が出来なければ、芸の幅も出て来ないと思ってるんですよ。そう言った意味で、葵新吾の生き方というものには、いろいろと教えられることが多かったと思っています」
S「剣一筋に打ち込む葵新吾って、私達女性からみると非常に魅力的だわ。何か一つのことに熱中している殿方ってとっても素敵」
H「それは男に限らないよ。その証拠に、女性は恋をすると美しくなるって云うでしょう」
S「それじゃ、私がそうよ。といっても、私がやっている由紀姫のことだけれど」
H「あーあ、驚いちゃった。役の話だってことを先に言ってくれなくちゃ」
S「私も驚かしてやろうと思って、そういったの」

H「そういえば、第4作では、ずいぶん由紀姫に悩まされたからね。老中酒井讃岐守の三女の由紀姫が、突然四国の多度津に現われて、人妻の多加だって言うんだものね。おまけに 胴巻まで持っていっちゃうんだから、ひどいよ。あれ以来、丘ちゃんが近くにいると、財布をしっかり押さえていることにしているんだ」
S「まあひどい。まるでスリ扱いね。でも、あれは愛する新吾を救いたいばっかりに仕方なくやったのよ。一生懸命だったのよ」
H「一生懸命胴巻を持っていかれたんじゃかなわない」
S「違うのよ。一生懸命愛するのよ」
H「それで新吾がひかれるわけだ。さっきも言ったように、恋をしている女性は美しいから」
S「何だかうまくごまかされちゃったみたい。でも、話のつじつまだけはあってるようね」

H「冗談はさておき、葵新吾の心を、これほど惹きつけた女性は、5作品を通じて、由紀姫が一番じゃないかな。実に神秘的で魅力ある女性だ」
S「それだけに責任重大よ。私は陽気でお転婆なほうでしょう。だからぐっと苦心します」
H「第4作から出てきて、これだけ新吾の心を捕えたっていうのは、やっぱり丘ちゃんの演技力だよ」
S「こういうことはいえると思うの。自分と正反対の役の場合、何とかこなそうといっそう努力するでしょう。だから、神経の行き届いた演技ができるんじゃないかしら」
H「なるほどいいこというね。さすがは丘ちゃんだ」
S「また冷やかす。もう橋蔵さんとは口をきかないから」
H「ごめんごめん、口を聞いてくれないと、対談会の記者の方が困っちゃうから謝るよ」
S「私の顔をみるとそんなにからかいたくなるのかしら」
H「そりゃあ、丘ちゃんの人徳ですよ。誰からもすぐ親しめる性格がそうさせるるんだろうな」
S「そんな人徳ならご免です」
H「丘ちゃんとはこうやって冗談を言える仲だけれど、案外一緒に仕事したってのは少ないね」
S「ほんと、数えるほどしかないわよ。それにしてもほんとに少ないと思いますわ」
H「でも、オールスターものでは、ずっと一緒だったはずだよ」
S「オールスターは別よ。何卒、丘さとみ、丘さとみをよろしく」
その後、ハワイ旅行の話や巡業の話など楽しく話していたお二人です。
新吾二十番勝負で終わった昭和35年、また36年もよろしくとなり終了しました。
画像は、話をしている時のお二人の様子です。ちょっと見にくいかもしれませんが、雰囲気を読み取っていただければ・・・。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14857158.html

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