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スレッドNo.304

「主水之介」諸々-2   #2018.4.21

昨日は「主水之介三番勝負」心に残るところはあるかな、とまたまた鑑賞。
橋蔵さまは綺麗なのだけれど、これと言って橋蔵さまじゃなくちゃここの場面は出せないな、というところを見いだすことは出来なかった。髪形には工夫があったと、着物も紫系統の着流しはさすが橋蔵さまと思う。しんし、指南役決定のあと、玄蕃を訪ねるときの裃をつけた感じはいただけない。ひ「美男の顔役」の金子市之丞が浮かんできて比較してしまいました。

石段での立回り画像はブログのほうに載せましたので、ここではパスします。
橋蔵さまの主水之介は、天知茂さんの玄蕃と相対する流派として将軍家指南役を決める試合で戦います。
正統に闘っては勝目がない玄蕃は松の木の下に主水之介を誘導して枝を切り落とし有利にしようと仕組みましたが、やはり勝つことは出来なかった。その結果、主水之介が一瞬の太刀のもと倒れるわけですが、その瞬間の動きを映しだすカメラワークがよくないと思ってしまいます。相手の動きに対しての、顔の表情のアップでごまかしているような、剣術での緊張感がもう少し「おっ」と思うように出来なかったのかと。

弥十郎を倒すには、必殺剣を破るための秘剣を身につけるため、田辺玄達を訪ね、手合わせをお願いするが、一歩も踏み込むことができない。玄達から、相手を倒そうとせずともに死ぬことを思え、と教えられる。ここでは、相手に踏み込むことが出来ないのですから、心理状態を現すにはまあこんなもので・・。嵐寛十郎さんの重みを感じました。

近衛十四郎さんの弥十郎とは一応ラスト壮絶な決闘を見せているようには見えます・・・が、馬に乗って馬を飛ばして主水之介をめがけ何度も槍、剣で襲い、馬が斬られ降りると泥水の川?らしきところでの戦いになり、水に倒れこんだりでまあまあなのだが、迫力に欠けるし、ここも主水之介の剣が弥十郎を倒す瞬間のカメラワークに不満あり。剣と剣で向きあったところでどのように秘剣を倒すのかというドキドキ感が起きてきません。
剣を構え相手と向かい合う時のアップが多く、表情で見せているところが多すぎると思います。実際は一刀の下に下すというのが事実でしょうが、映画ですからそこはもう少し面白くしてもらわないと・・と思いました。
この作品では近衛十四郎さんが一番目立つのでは・・と思います、浪人で剣がたつ役は正にピッタリです。
アップが多くあると、近衛さんのほうが印象に残る。「赤い影法師」のラストでも橋蔵さまと近衛さんの決闘?があったが、やはり、近衛さんの殺陣はさすが凄みがあり、大きくみえる。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14880473.html

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