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スレッドNo.305

「主水之介三番勝負」から   #2019.4.13

4月、5月と「右京之介」が3作ありますが、私は内容的に陰気で橋蔵さまらしいを感じるところがまだ見つからない状態です。
1964年の作品「風の武士」から1965年の「バラケツ勝負」までは、最悪の年見なくてもよい作品がよく並んだものです。これでは観客は離れていくのはあたり前だと思います。
1965年に東映時代劇の真髄を少しは取り戻して「大勝負」「主水之介三番勝負」「任侠木曾鴉」「天保遊侠伝代官所破り」と橋蔵さまの持つ雰囲気が少しは味わえる作品が作られました。橋蔵さまも30半ばになっていましたから、甘い恋とかは描けなくなりました。

◆「主水之介三番勝負」の放送がありました。
内容はありふれた筋書で、好きだった美緒が師匠の仇と思われる男と一緒になっている、が二人の再会を期に美緒の気持ちは主水之介に・・というスッキリしないもの。
この作品に関しては、2018年4月放送のときに語りつくしているような。
騙し討ちにしよう階段から落されての立廻りは何回見てもいいな!と思うところです。
今回は、この作品から、「ああ、橋蔵さまらしい雰囲気が見られる私の好きな笑顔のところを【①の画像】に載せて見ました。
№1、№2、・・三波春夫さんの歌か流れてキャスト名が出ているところですが、この主水之介からはどちらかというとシリアスなものとは思いもよりませんね。
№3、・・酒場で美緒と仲睦まじいときの過去を思い出している主水之介の表情とは対照的な・・可愛いな。
№4、・・美緒が茶の湯を点てているのを知っている雁念から向こうに行くと風流ないいことがあるかもといわれ、茶の湯を点てている方へ行く・・その後に美緒に合うとは知らずに。
№5・・ラスト、美緒と鈴を交換し、必ず帰ってくると言って旅立っていく、美緒への未練心が少しあります。
№6、№7・・寺の境内をある程度言ったとき、鈴の音に振り返り、鈴を振り見送る美緒の姿に、主水之介の心は晴れて、明るい表情で旅立って行きます。
この表情の場面、私好きなんです。美緒さんが待っていてくれる、「分かった、必ず帰ってくるから、そのときは美緒さん・・」てな感じかしら。橋蔵さんの無言での表情が生きていると思うのです。

【②と③の画像】は、弥十郎との対決場面から、近衛十四郎さんの弥十郎如何にも強そうといった雰囲気が伝わってきます。橋蔵さまの主水之介は弥十郎に比べると強さは感じません。それに主水之介は水の中ですから不利になるわけです。こうしてハラハラさせてクライマックスです。
主水之介は、水の中で2度程高く飛び上がっているのです(2番目の画像の№2、№6)。橋蔵さま凄い!
ここがあるから単調な一対一の対決場面に目が釘付けになってしまいます。

今、「若さま侍捕物帖紅鶴屋敷」の放送をやっています。それを聞きながら、見ながら・・・「主水之介三番勝負」について書いていました。
佐竹半次郎が殺されたところです・・・これからいいところになります、じっくり画面と取り組みます。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14880563.html

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年05月30日 11:06)

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