"新にっぽんの芸能"からちょっと
今日書くことは、橋蔵さんや東映のことではないので”なーんだ”なんておっしゃらないで・・・
NHKEテレの「新・にっぽんの芸能」で”蔵出し!名舞台、伝説の二枚目・長谷川一夫」を再放送で私は見たのですが、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
映画時代には時代劇と現代劇をやり、文芸作品などが多かったので、これといったヒットものはなかったのですが、日本の映画界を背負っていたお一人で、二枚目美男俳優といえば長谷川一夫さん。京都弁の口調で二枚目を通した長谷川さんの風貌には独特のものがにじみ出ていて芯からの二枚目だと感じます。ご年配になられてからも生涯二枚目の線の長谷川一夫さんには魅力がありました。そういう長谷川さんは、美というものをより引き立たせるためには努力を惜しまず、見ている側からは自然に見えるようそれでいて感動を得られるような演出のノウハウを注ぎ込んでいました。
🐣舞台稽古のときの話が面白かったです。
まずは舞台で共演した草笛光子さんのお話。稽古のとき、舞台の幕が完全に下りるまで床に体を伏して泣くところで、長谷川さんからダメ出しの大きな声が飛んできた。幕が完全に閉まるまでの泣く顔は客席の方に見せていなければいけないと。そのとき長谷川一夫の真骨頂をみたといっていました。
🌹ヴェルサイユの薔薇のオスカルとアンドレのキスをする仕草のところで、幕が下りるまでどのような体制をとっていくか、そのときの稽古も厳しかったようです。
その時のインタビューと苦しかった態勢の舞台場面がありますので載せてみますね。
❦また「サワコの朝」で鳳蘭さんもベルサイユのばらの秘話を話したことがありました。
「長谷川先生が私の胸にね、『フェルゼ~ン』と顔をうずめた。長谷川先生が相手役のマリー・アントワネットになってくれて、私の胸の中で『フェルゼ~ン』と。長谷川先生を抱いてるみたいな」と、女性であるアントワネットになりきる長谷川の演出術を披露した。」と。
長谷川一夫さんの演出は後の宝塚に及ぼした影響は大きいものがありました。
🖊長谷川さんの「目千両」は皆様よくご存じ、この二枚目の線を継いで次の世代を期待されていたのが橋蔵さんでした。橋蔵さんも銭形平次あと、舞台の話もあったのですから、
いろんな分野の方とそれこそ映画ではできなかったもので、橋蔵さんの違った面が発揮されていたのではと考えることもできます。橋蔵さんは自分の舞踊というものを確立したかったという夢を持っていらしたようですから、そちらを組合わせたような芝居なども期待できたかもしれません。
舞踊会いなどでは長谷川さんとの共演は何度かありましたが、大映と東映のスター同士ですから映画ではありませんでした。1982年頃ですか、長谷川さんが撮影所に橋蔵さんを訪ね、ゲストで出てみたい、そのときの筋はこんなのがいいなと話が弾み、早速共演する脚本を作り、いよいよ実現かというとき長谷川さんの体調が悪くなり実現には至らなかったのです。
もし、これが実現していたら、長谷川さんと橋蔵さんの間で何か素晴らしいことがおきていたかもしれませんね。
ちょっと、寄り道をして、橋蔵さんが尊敬していた長谷川一夫さんに視点を移して、改めて大川橋蔵さんを見つめていきたいと思いました。
見ましまた。
結構この番組が気に入っています。
私の父も長谷川一夫さんのファンで、ことあるごとにライバルむき出しにしていましたが、お年を召されでも素敵な方でしたね。残念ながら認めます。白髪混じりの、髪型が清潔感あり素敵でした。
銭形平次の共演見たかったですね。まさか同じ年に亡くなるなんて・・・
いつかこの番組で橋蔵さんを取りあげていただいたらとひたすら毎週みております。
見ました。
結構この番組が気に入っています。
私の父も長谷川一夫さんのファンで、ことあるごとにライバルむき出しにしていましたが、お年を召しても素敵な方でしたね。白髪混じりの髪型がとても清潔感があり流石と感じました。
銭形平次の共演みたかったですね。まさか同じ年に亡くなるなんて・・
いつかこの番組で橋蔵さんを取り上げていただけたらと、ひたすら毎週見ておりますが。
亡くなった父は時代劇が大好きだったので、長谷川一夫さんがテレビでやっていた「半七捕物帳」「赤穂浪士」は欠かさず楽しみにしていたそうです。
橋蔵さんの「銭形平次」と「半七捕物帳」が続けてあった時はほんとに満足な顔をしていたということです。
長谷川一夫さんから何かを教えてもらえた人は幸せだったでしょう。
橋蔵さんも長谷川一夫さんを目標に俳優としてより磨きをかけたいと思っていたのではないでしょうか。
金糸雀さんが書かれたのを読んで、長谷川一夫さんは人徳、人柄、人間性というものを備えた、自分が持っている美しい芸の知識を後輩達に継承した素敵な人だったのだな、容姿だけでなく人間的にも二枚目スターだなと思います。
私の亡き母が長谷川一夫さんの大ファンでした。徹子の部屋でゲストに出られたのをYouTubeで見ましたが、さすが目千両でした。流し目のやり方を披露さっていました。おこがましくも、私も日舞の時にな~んて・・・(おこがましすぎ!)ひばりさんは舞台や、映画で共演されて演技の指導をして頂かれたとか、ひばりさんのお母さんが長谷川一夫さんのファンだったらしいですね・・・橋蔵さんも雪之丞変化の時の話を金糸雀さん書いておられましたね。
天下の二枚目俳優!今そんな呼ばれ方する俳優さんいませんね。昭和は遠くなりにけり!