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スレッドNo.70

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱62年企画にあがった予定作品見たかったな✱ #投稿日2017.6.24

橋蔵さまは、1961年には、シリーズもの「新吾二十番勝負第一部、第二部」「若さま侍捕物帖 黒い椿」オールスター、セミオールスターもの「赤穂浪士」「幽霊島の掟」大友さんとの共演「南蛮鮫」「濡れ燕一刀流」そして橋蔵さまの娯楽作品として「江戸っ子肌」「富士に立つ若武者」「月形半平太」「橋蔵の若様やくざ」といろんな役柄で私達を楽しませてくださいました。
このころ、先日書きました1962年の橋蔵さまの公開予定の企画作品がでていました。
毎年そうですが、企画に上がってもいくつかは没になってしまうものです。今月と来月の東映チャンネルでの橋蔵さま作品は、ちょうど62年に封切られた「美男の顔役」と「まぼろし天狗」がありますので、この時期に没になった作品を見つけてみました。

61年後半、「赤い影法師」と「美男の顔役」の公開が予定され、この後待ちに待った「恋や恋なすな恋」の撮影に入ることが決まりました。その間に本当は舞台劇「なよたけ」だったのが「恋や恋なすな恋」が1月から撮影に入ることが決まっていたので、同じものが続いてはということで「天草四郎時貞」が撮られたようです。
橋蔵さまは、毎年お正月は地方ご挨拶の巡業が入っていましたから、橋蔵さまが本格的に「恋や恋・・」に取り組んだのはその後からになりました。相手役は岡田茉利子さんでと言う話が大々的に出た時、五社協定でだめになってから随分経ちました。
改めて相手役を探すまでに時間がかかりました。
「恋や恋・・」は人形浄瑠璃の「蘆屋道満大内鑑」(あしやだうまんおほうちかがみ)と清元の「保名狂乱」をもとにした大作です。「保名狂乱」の場面は歌舞伎の『保名』そのもの、ラストは歌舞伎の『蘆屋道満大内鑑』そのままの保名と葛の葉狐が暮らす庵の場面になり、映画の中に歌舞伎そのままの舞台が出てくるということで、歌舞伎の知識があれば分かりますが、ないと理解に戸惑ってしまうかもしれない作品でした。

「恋や恋・・」の時に橋蔵さまご自身でも、次の企画作品には名古屋山三と出雲お国とのラブロマンスの「戦国若衆」に入ることになっているといっていたのですが、消えてしまいました。
そして、62年には大作企画作品の予定がずらりと上がっていたのですが・・・。

このようなものが上がっていたはずです。
松山善三さんの脚本、家城己代治監督で徳富蘆花原作「灰燼」(かいじん)
西南戦争をバックに、近代日本のあけぼのに散った青春像を描いたもの。橋蔵さまの魅力の憂愁さを生かせる作品となるのでは・・と言われていました。

小国英雄さん脚本で「静かなる大地」
北海道を舞台に大部分を北海道ロケでという、脱藩者とそれを追う二人の侍の男の友情を描いたもの。
橋蔵さまが脱藩者で、それを追う侍役には用心棒、椿三十郎と時代劇に出演していた仲代達夫さんが予定されていたようです。
橋蔵さまは仲代さんとの共演はなかったですね。錦之助さんは仲代さんと映画で共演しているのですよね。

「新吾二十番勝負 完結篇」
新吾シリーズもこれでお別れとなり、武田一真との対決はどうなるのか、お鯉の方と親子の対面は出来るのであろうか、気になるところでしたね。これはちゃんと1963年に作品になりました。

大屋典一原作の「孤雁」
一刀流の伊藤弥五郎のちの伊藤一刀斎と柳生石舟斎の宿命の対決を描いたもの。
橋蔵さまの新しいシリーズものとして期待して企画されたようですが、この映画は1963年に松方弘樹さん主演「孤雁一刀流」で映画化になりました。

王朝ものとして、前々から話が出ていて1961年に実現できなかった「源氏物語」や室生犀星原作の「山吹」や円地文子原作「やさしき夜の物語」」そして舞台劇「なよたけ」などが予定作品にあがっていたようです。

現実は厳しいものですね。橋蔵さまの役柄も思いもよらぬ方向に傾き始めてしまったのです。ということで、過ぎ去ってしまったことは仕方のないこと、でも惜しかったですね。

さあ、気を取り直して、橋蔵さまが私達に残してくださった作品を、思いっきり堪能いたしましょう。

私も、橋蔵さまの作品について一生懸命書いていきます。
ブログの方は、次回からは第23作品目「若さま侍捕物帖 深夜の死美人」に入ります。これからの作品は、どんどん橋蔵さまの魅力が画面いっぱいに映しだされていくものばかりですから、一作品一作品を細かく見つめて、気を引き締めて書いていこうと思います。
皆様もテレビ放送やお持ちになっている作品で、橋蔵さまの笑顔と爽やかさで、うっとうしい気候を乗りきりましょう。

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