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スレッドNo.77

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱ 四方山話・・橋蔵さまは紺がお好き?✱ #投稿日2017.9.4

(1958年5月頃の雑誌特集記事から抜粋し、私なりの解釈でまとめています。)
橋蔵さまは、ぱっと人目につく派手さより、本当のおしゃれの紺がお好き 、
「おしゃれについて・・と、よく雑誌社の人に聞かれるんだけどね。どうも、ぼくは無しゃれでね」と橋蔵さま。あれだけの二枚目でいて、橋蔵さまはその点は案外さっぱりとしているようです。
橋蔵さまの洋服の色を例にとってみましょう。紺、グレイ、ねずみ、黒。ちょっと変わって、替えズボンなどに明るい水色があるぐらいで、橋蔵さまは地味好きなのです。
「どうして橋蔵さんは、もっと派手にしないのですか。俳優さんなのだしもっともっと派手にしたっていいでしょう」と、よく人にいわれたりしますが、
「どうもねえ、ぱっと人目につくのが嫌いな性分でねえ、いざ作るとなると紺が多くなっちゃうんですよ」
という橋蔵さまですが、実は本当のおしゃれといってよいかもしれません。
昔からおしゃれとはなにか、ということについて、「男の本当のおしゃれは、紺にはじまって紺にかえる」ということがいわれます。当たり前な普通の紺が、着かたで一番のおしゃれであるという定説なのです。
確かに、洋服に本当の趣味のある紳士をみると、たいてい紺をうまく生かして着ているものです。好青年橋蔵さまは、とにかく紺系が好きですから、洋服姿の橋蔵さんは、いつもすがすがしい印象が残ります。
衣服の買物はどこでするのでしょう。
「やはり、流行の本拠地は東京だしね、東京でないとセーターひとつにしてもいいのはないのよね。だからね、なるべく東京で買うようにしてるんだけど、忙しくて暇がぜんぜんなくて。それでね、この間も三日間休みができたんでね。東京へ行ってきたの。セーターからネクタイ、ずいぶん沢山買っちゃったよ」

和服はよく似合う橋蔵さまですが、和服は京都でもあまり着ていないようです。(この時はまだ旅館ぐらしでしたからね)
楽屋着の浴衣はいつも着ていますが、この間、茶色の茶羽織を珍しく着ていました。
聞いてみると、義父の六代目菊五郎が愛用していたのを思い出し、それとそっくりのものを作って着てみたのだそうです。茶を着た橋蔵さまはなかなか粋です。いろんな色がよく映る橋蔵さんです。
「どうこの洋服・・ね。いいだろう?」
最近の橋蔵さまのご自慢は、無地のグレイの背広で、ズボンは紺の替えズボンをはき、ネクタイをズボンと同色の紺というなかなかしゃれた装い。
いつもシックな橋蔵さまのおしゃれぶりは、そのままスクリーンで見る若さま侍の颯爽とした現代版ぶりといってよいでしょう。

東京生まれの橋蔵さまは、やはり東京で銀ブラをしながら買い物をするのが好きでした。自分の好みに合わせて買ったものしか見につけない橋蔵さまでした。
32才を過ぎた頃からは茶系のものもお似合いになってきました。
私は、お若いとき、シャツの上にセーターを着てくだけた橋蔵さま、グレーの背広とグレー系のズボンをシックに着こなす橋蔵さま、あずき色ぽいスーツを素敵に着こなす橋蔵さまが大好きです。

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