MENU
138,410

スレッドNo.84

振返って・・・こんな投稿もしたのだなあ

✱四方山話・・目は口ほどに物をいう✱ #2017.9.18

(1958年5月頃の雑誌特集記事から抜粋、大部分、私なりの解釈と文章でまとめました。)

👀《瞳が輝く明るい二枚目の甘さ》
「魅力なんてないよ、だから一生懸命にやってるんだよ」・・橋蔵さまに”魅力について”と質問しようものならいっぺんに茶化されてしまうでしょう。ご自分で自慢するものではないので、橋蔵さまの魅力について分析していきましょう。
一番の魅力は、何といってもあの目🌱 ・・瞳です。
橋蔵さまの目は大変イキイキとしていて、また大変な甘さがあります。
✐(そうそうその通り。橋蔵さまの目は輝きがあり、とても綺麗で甘さのある”流し目”なので、嫌らしくなくイキイキとしています・・・その目が語るのです。)
二枚目に”甘さ”は欠かせない大切な武器で、この甘さがあるなしによって二枚目のスターとしての成長が左右されるというほどのものなのです。
天下の二枚目長谷川一夫さんにしても、あの艶っぽい瞳があって、二枚目としての艶を出すのにどれだけ役立っているかしれません。
勿論、艶を出すための修業をつんでのことですが、まず生まれながらに、いい目に生まれて、それからのことなので、その点、橋蔵さまは幸運の星の下に生まれ合わせたといってよいでしょう。
✎(橋蔵さまはお小さい時の写真をみても分かるように、じつに端整な顔立ちで利発な顔をしています。よく子供の時に可愛いといわれてるだけの子供は、成長するにつれて美男子にはなりません・・・本当に橋蔵さまはよいところばかりをもらって生まれて来たのですね、羨ましいかぎりです)

「橋蔵さんの魅力は、やはり目元にあると思いますね。橋蔵さんは目が小さいから、目張りを考えてほしいと、入社初めの頃言ってましたが、僕はあの目がいいとおもってますよ」と東映京都メーキャップの責任者である係の方が言っているほどです。
✐(あの時代の時代劇の大スターは、自分で役柄のお化粧法を研究し、自分で化粧ができました。ですから、自分の欠点も利点も上手く調和させて、自分の持ち味をつくりあげていきました。橋蔵さまはお化粧が本当に上手い)
また、橋蔵さまほどいろんなかつらをつけてもよく似合い、その点でも橋蔵さまは、いろんな役に扮するうえからも大変得をしているようです。
✐(橋蔵さまの顔形は時代劇鬘が本当に似合います。顔のパーツもよいことが、化粧をするといっそう利点でしょう)

一番似合うのは”若さまマゲ”だそうです。
橋蔵さまの若々しい魅力がそのまま出てきていること、そこに橋蔵さまのキビキビとした動きとセリフがのることで引きたつということでしょう。
✎(江戸っ子育ちの歯切れのよい口調が、爽やかな演技によく似合い、橋蔵さまの魅力を強調するのですね。それでいて、江戸っ子のぶっきらぼうではなく、橋蔵さまの形のよい口元からの気持ちのよい”こわね”でのセリフ・・優しさと甘さのあるイントネーションで私達を虜にしていきます)

顔全体もキリリとしまっていて程よいのですが、橋蔵さまに言わせると
「もう少し太りたいんですよ、そうすれば頬もふっくらとしてね、押し出しもよくなると思うんだけどなあ・・」
と言っていますが、デビューの頃から比べれば、ずーっと貫禄のついてきた橋蔵さまです。
✎(皆様もお分かりになっていらっしゃるように、若さまの「鮮血の晴着」あたりからふっくらとしてきたのが分かります。橋蔵さまは、寒くなる時期に少し顔がふっくらしていたと思いますけれど??)

橋蔵さまの全身の内で、またよいのが腰の線の美しさです。
✐(そう、ちょっとふっくらとしたお尻と、筋肉質なのですが、それを感じさせないすんなりとした脚ですから、着物の線がとても美しく、帯を締めた後ろ姿が綺麗でうっとりしてしまいます。着流しが橋蔵さまのように美しい俳優さんは他にはいません。よぶんなことですが、立回りで役によって素足を見せることがたびたびあります。これは、橋蔵さまの脚の線が綺麗だということを意識して立回りに・・ということもあったそうです。橋蔵さまが舞台で若さまを演じる時に、着流しの帯のうしろを締めてもらう時、背筋は伸ばし膝を少しまげ、腰を落として締めてもらっていますよ・・綺麗に見せ、しっかりとした着付けをするのにも、工夫が必要です)

すっきりとした印象 爽やかな男前 江戸前のキビのよさ
こういうところが、橋蔵さまの魅力だといってよいでしょう。
舞踊が出来ることも、身体つきに”甘さ”をもたらしている要素でしょうし、魅力の一つです。
そうしたいろいろの長所がより集まって、出てくるものは「明るさ」です。
橋蔵さまは、「明るい二枚目」といってよいと思います。(橋蔵さまの魅力はこうだというのは、記事を書いた記者の見解。それぞれに感じる魅力は少しずつ違うところがありますからね)
✐(そうですねぇ、橋蔵さまの印象は、いつも白い歯を見せてにこやかに笑っていいます。橋蔵さまの俳優としての絶対のポリシーです。そうでなければ、あの瞳のイキイキとして優しい輝きの瞳にはなりませんもの。スクリーン上、芸能誌上私たちには明るく爽やかな二枚目の橋蔵さま)

💙 ここでの話から外れてしまいますが、
その橋蔵さまが、ひょっと見せる孤独な表情があるのです・・笑顔を絶やさない明るい橋蔵さまと寂しさを映しだす橋蔵さま・・私はふとした時に見受けられる橋蔵さまの寂しさにジーンと胸打たれます。(よけいな事でしたね)

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top