6DJ8全段差動PPミニワッター2017にバランス改造ヘッドホン
以前製作した6DJ8全段差動PPミニワッター2017(不平衡)にヘッドホン出力を造設することにしました。どうせならと、これに以前作成したバランス改造ヘッドホンを接続できるようにしたいと考えております。
そこでご相談なのですが、平衡型6N6P全段差動プッシュプル・ミニワッターのヘッドホン回路を6DJ8全段差動PPミニワッター2017(不平衡)にそのまま流用できるかどうかのご相談です。負帰還周りの相違がヘッドホン出力に影響しないかが私の懸念点です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
VT様、うちだ様、回路図まで添付いただいた丁寧なご返信に感謝しております。とても参考になりました。頭の中がゴチャゴチャしていたのがすっきりしました。どうすれば良いかがはっきりしたので、自分自身でも回路図を書いてみたいと思います。
返す返すもありがとうございました!!
> "ティグラン"さんが書かれました:
> 平衡型6N6P全段差動プッシュプル・ミニワッターのヘッドホン回路を6DJ8全段差動PPミニワッター2017(不平衡)にそのまま流用できるかどうかのご相談です。
たいへん遅い書き込みで申し訳ありません。
私もバランス型に改造したヘッドホンを持っていて、どうすれば良いか気になっていました。改造したヘッドホンを、折角だからアンバラでも使いたいという気持ちは分かります。そこで回路を考えてみました。ティグランさんはXLR5のオスコネクタを使っているとしています。
図1の平衡型差動PPのヘッドホン回路をそのまま使っても良いのですが、アンバラで使う場合、トランスのゼロオーム側がグランドに接続されています(赤線)。そうすると、赤丸aとbのスイッチが余分になります。またVTさんのおっしゃる通り、何本かの抵抗が無駄になっています。
そこで考えたのが、図2の回路(次のメッセージで送信)です。これならXLR5ピンもさせるし、アンバラのTRSタイプもあれば、そちらも使えます。必要な切り替えスイッチは2極双頭スイッチか、同等のロータリースイッチで良くなりますので、簡単になります。
XLRコネクタを使わず、XLR5→TRS変換ケーブルを自作する手もあり、そうすれば6DJ8全段差動PPミニワッター2017のヘッドホン回路をそのまま使えます。それでもXLRコネクタがアンプの前面にあると、いかにもプロの器材という雰囲気があるので、私もそちらを選びます。(笑)
ティグランさん、こんばんは。
流用してもNFBに問題はありませんが、抵抗の数が無駄に増えるだけです。
(あくまで平衡アンプが正常に動くようにするための回路で、不平衡アンプに平衡ヘッドフォンを付けるために使っても何も利点も有効性もありません。)
また、そこにもし不平衡のヘッドフォンを刺した場合は共通インピーダンスができるとともに分圧比が下がるので好ましくありません。
ということで、トランス-ヘッドフォンジャック間のGND側配線を左右で共用しないようにすれば不平衡用の回路で問題ないようです。