必ずお読みください。
※「自作ヘルプ掲示板」のガイドライン→ http://www.op316.com/bbs/bbsrule.htm
※トラブルシューティングのヒント → http://www.op316.com/bbs/hint.htm
◆◆◆ここに書込まれたトラブルの95%は結局はハンダ不良または配線ミスでした 自分のミスを部品のせいにしてはいけません◆◆◆
こちらは「自作ヘルプ掲示板」としてご利用いただけますよう、よろしくお願いいたします。
「なんでもあり掲示板」はこちら → https://bbs1.rocketbbs.com/TubeAudioEvery
先日はシンプルなBluetooth 基板を紹介しましたが、aptx-HD対応の基板がとても良好なので、紹介します。
eBayでQCC3034で検索すると、DACとしてTIのPCM5102Aを搭載した基板が出てきます。ぺるけさんが使う気がしないと書いた物にそっくりなのもありますが、そちらは5102Aを搭載していないので、おすすめしません。
QCC3034はワイヤレスヘッドホン用のワンチップソリューションで、DACを内蔵していますが、より高性能な5102Aを使っています。
5102Aは負電源を内蔵しているので、出力の直流カット用のCは不要です。ほぼ、そのまま使えますが、5102Aの写真上側にチップ部品を4個外した跡が見えると思います。これは出力の500Ω/2.2nFのフィルターですが、変な音がするので撤去し、別基板でCR2段のフィルターを追加しました。
電源はUSB-C 5V, DC 6-20V(9V以上が無難), AC 6-20Vの3種類に対応です。USBはPD対応のアダプタだと動作しませんでした。DC入力だと3端子レギュレータを通りますから、こちらの方が良いです。
アンテナを外付けする場合は基板のコネクタの根元にはんだ付けしてください。基板上のアンテナパターンを切断する必要はありません。
aptx-HD はとても美しい響きで、管弦楽や室内楽のハーモニーが素晴らしいです。
ごろうさん、
ご指摘ありがとうございます。
その通りです。最初40kHzを狙って作ったのですが、聴感上、何か粗いような気がしてカットオフを下げたのでした。うっかり最後の定数だけを書いてしまいました。失礼いたしました。
kenさん
> 私のLPFはRC2段で、510Ω/5600pF-2.4kΩ/1500pFです。約40kHzです。なお、Bluetooth基板上の470〜510Ω/2.2nFは取り外して、抵抗のランド間をショートしてあります。
この定数だと-3dBのカットオフ周波数は約30kHzになりませんか。
たろうさん、
私のLPFはRC2段で、510Ω/5600pF-2.4kΩ/1500pFです。約40kHzです。なお、Bluetooth基板上の470〜510Ω/2.2nFは取り外して、抵抗のランド間をショートしてあります。
kenさん
こんにちは、
こちらの基板に取り付けてあるLPFの回路定数を教えていただけないでしょうか?
USB DAC としても使える基板が出てくるのを待っていましたが、Amazonに「TypeC インターフェースは、電源/USB サウンド カードに使用できます」というのがありましたので入手しました。
試したところ、USBとBluetoothが自動切り替えで使えることを確認しました。
> この基板は少し古いバージョンで、eBay に現在出品されているものは、フォーンジャックなどが付いています。
eBayの新しいバージョンと同じものだと思います。
気付いたことなどを「なんでもあり掲示板」の方に書き込みたいと思います。
LDAC対応のQCC5125搭載基板をアンプに組み込んでみました。悪くはないのですが、基板の設計はQCC3034搭載基板の方が良く出来ていると思います。
この基板は少し古いバージョンで、eBay に現在出品されているものは、フォーンジャックなどが付いています。
なお、QCC3034搭載基板とは端子配列が異なります。
kenさん
ご返信ありがとうございます。
基盤の注文してみました。
参考にさせていただきます。
tatunoさん、こんにちは
イヤフォンジャックはaux入力と出力です。搭載されている小さなリレーでaux入力とBluetooth を切り替えています。ぺるけさんが使ったボードと同じです。
チップ部品は、抵抗はブリッジ、キャパシタはオープンです。PCB裏側からフィルターに配線しました。
こんにちは。
こちらのボードに興味があるのですが、LPFの出力とは別に2つイヤフォンジャックが取り付けてあるのは、AUXの入出力端子用ということでしょうか?それから、チップ部品4つは、撤去したのちにブリッジさせて基盤の裏側から別基盤のLPFに配線している状態でしょうか?よろしくお願いいたします。
QCC5125で検索すると、なんとLDAC対応のボードが出てきます。また、DACにESS9038Q2Mを使ったものやら、PCM1794やらと、いろいろあります。
ぺるけさんが使ったボードは無くなりましたが、選択肢は増えています。
最近、AIも進歩して、作詞、作曲もしてくれるようになりました。
たとえば、Suno AIを使うと、↓こうなってしまうのです、狂喜乱舞というやつですね。はまると、そう簡単には、抜けられないでしょう?
【神回】ゼネコン時代の体験をAIに作曲させて爆笑するゆゆうた【2024/05/02】
Suno Aiの使い方です。
自動作詞作曲AI最新版「Suno v4」の概要と使い方+サンプル曲! ~リマスター機能・カバー機能+ChatGPTを使って楽曲自動生成~
なお、v4は、有料ですが、Suno AIをインストールすると言っても、Webなので、ログインするだけです。すると、無料版のv3.5になります。
↓Play Musicaさんの作品です。
AIが奏でる80s Style Jpop / AI plays 80s style JPOP (7曲連続で、再生されます。)
こういう話があります。
【副業必見】スマホでたった5分月50万稼ぐショート動画副業!フォロワー0でもYouTubeからお金を稼ぐ方法!
↑これの実証結果は、
【副業検証】おいXSHOW!月50万稼げる猫動画を1ヶ月やってみたぞ!!この動画をみたらコメントよこせ!!
やっぱ、うまい話は・・・・
AI副業とか、SNS副業とか、いっぱいあるようです。
そこで、余っている真空管アンプとかスピーカーとかをレンタル副業というのは、どうでしょう?
レンタル副業で稼ぐ!貸すだけで副収入が得られるサービス5選
【成功者が選ぶ】 2025 年最注目の 副業 ランキングTOP5!知らないと損、収入少ないならコレやれ!【 在宅 副業 初心者 必見 】
まあ、うまい話は、眉にたっぷり唾をつけて、・・・・危ない、危ない、そう思っていれば・・・・。
まあ、面白いけど、何か足りないね。AI程度で人間を超えることは、無理だね・・・・
AIが奏でる80s Style J-pop #2 / Japanese popular songs of the 80's created by AI(5曲連続で、再生されます。)
Play Musicaさんの作品リストは、
AIで生成したJpop集
• AIが奏でる80s Style J-pop #3 / Japanese p...
• AIが奏でる80s Style J-pop #2 / Japanese p...
• AIが奏でるJ-pop #4 / J-pop Performed by AI
• AIが奏でるJ-pop #3【RENEGE】/ J-pop Perform...
• AIが奏でるJpop #2 【冷たい夢】【黄昏を越えて】 / J-pop ...
・AIが奏でるJpop #5 Chill & Emotional / AI plays Chill & Emotional Jpop
追放された視聴者からのキモイ追放解除申請文をAIに作曲させる枠【2024/05/29】
VT様
早速のご返答ありがとうございます。
理論整然としたご説明で、よく理解できました。
この際ですので、トランスを分解して内部を調べてみました。コイルの外側に巻いてある銅板は箱型の鉄板ケースによって、コアに圧着されているようですが、鉄板ケースは絶縁紙で銅板と絶縁されています。
箱型鉄板と上下のカバープレートは両方とも内側が塗装されており、電気的に接続されていないようです。コアの一か所のみ、絶縁ニスが剥がしてありますが、接触する下側の鉄板カバープレートの塗装が剥がされておらず、意図がよく解りません。(トランスをかこっている鉄板ケースがグランドされていない?)
これから鉄板ケースとコアを接触させ、各2次巻き線の一端をグランドして、測定してみます。
ありがとうございました。
VT様
昨日トランスを最初の状態に戻して測定したところ、130Vに戻りました。
そのボルトとショートリング間に不安定な抵抗値《100KΩ》があることに気づき,再度
ばらしてよく見ると、ケースの上下カーバーとショートリングが接触する部分の塗装が傷ついている事がわかりました。
ケースの上下プレートに0.5mmテフロンシートを加工して絶縁パッキングとして組み込み測定したところ、70.9V 86.6Vと今迄のもっとも低い電圧となりました
(絶縁されてないボルトとショートリング間の抵抗値は無限大となる)。
この状態でアンプに組み込み、様子を見ようかと思います。
Hiro
VT様
SR磁器シールドとは何の略称かなと考えていたところです。ショートリングの解説、大変参考になりました。
底板カバープレートとコアを接触させて測定したところ、272Vと339Vと電圧が上がってしまいました。(ACコンセントの極性による)
今日は元に戻して、コアに接続せずに、ボルトをケース底板のシャーシ側一点で,麹座を入れてワッシャー、スプリングワッシャー、ナットで接触させて、測定してみます。
なを、他のVT-62アンプも動作させ、同様な条件で、シャーシ、アースー間の電圧測定をしてみるつもりです。
Hiro様
ご存じかと思いますが「コイルの外側に巻いてある銅板」はショートリングと呼ばれるもので、トランスの漏洩磁束によって誘導される電流をショートさせることで漏洩磁束を減らす目的のものです。
もともとカバーとコイルの間に距離があることに加え、このショートリングがコイルとカバーの間に入っていることで静電シールドとなっているためにカバーは静電誘導されにくいとは思います。
元々絶縁されていないボルトとカバーの間に導通がある場合、それ以外の場所でコアとの導通を設けると(レア)ショートになる可能性がありますので、よくご確認いただいたほうがよいかと思います。
初めて投稿させていただきます。
平田タンゴmx-165電源トランス を4個使用しております。(自作 vt-62 3パラシングルと811Aシングルアンプ、各モノブロック)
そのうちVT-62 アンプ1台のみがシャーシが誘電されており、軽く触ると感電します。
強く押し付けると感電しなくなります。(リスニングルームでは、シャーシアースはしておりません)
アンプ本体は、特にノイズの発生等はなく正常に作動しています。
電源トランスをアンプから取り外し、固定している4本のボルトの1本のみは、MJ-1997年 1月号の”管球アンプ用トランス、チョークの基礎知識” 通りケースにグランドされている事を確認しました。
自宅の配電盤アース線とそのボルトを真空管電圧計で計ると130Vありました。(トランスを取り外して、無負荷の状態で計測)
また、低圧のタップ0~5V,0~7.5V等は何故か300Vを振り切りました。
原因について、お教えいただければ幸いです。
Hiroさん、こんにちは。
(電源)トランスは、鉄のコアに銅線が多数巻きつけられた構造になっていることはご存じかと思います。
で、一つはこの巻き線の絶縁が傷や腐食、経年劣化などによって不完全になると、絶縁不良になって漏電する場合があります。
もう一つは、異なる導体を絶縁状態で対向させるとコンデンサになるので、交流は通り/誘電しますので、場合によってはトランスのコアは帯電するということが起こります。
100V巻き線の0V側に電灯線のLive側を接続するかNewtral側を接続するかでコアと巻き線の結合状態が違うのでコアの電位(導通のあるビスの電位)が変わることがあります。
後者の静電誘導による帯電があるので、ぺるけさんの教えの中にもどこにも接続されていない金属は作らないようにというものがあるかと思います。
また、ヒーター巻き線で高い測定値が得られるのは、100V-高圧巻き線-ヒーター巻き線の順で巻かれているために、ヒーター巻き線がアースラインに接続されていない場合は特に高圧巻き線の影響を受けて高い誘導電圧が掛かっている可能性があるかと思います。
ご参考まで。
大変ご無沙汰しております。
引っ越しに伴う測定器の処分を考えており、アナログオシロスコープを引き取って頂ける方を探しております。欲しい方が居ましたらお譲りします。LG precisionというメーカーのOS-9100Dという機種で、1998年に秋月電子で購入しました。
できれば横浜近郊まで引き取りに来ていただけると助かります。
26年の時を経て白かった樹脂が黄変しています。ツマミに若干のガリがあります。
故障歴はありません。画面焼けもありません。プローブを2本お付けします。
私は30MHz程度までしか使用しませんでしたが、仕様ではmax: 100MHzとなっています。
ご希望であれば同時に購入したSGもお譲り可能ですが、かなり黄変(もはや橙色)しています。A&DのAD-8623という機種です。
少し時間(実家に取りに行く時間)を頂ければ、シバソクの歪計もお譲り可能です。機種型番忘れました。
西村様
はい、梱包もそうなのですが、重い・大きい・繊細な測定器を送るというのは心配なのと、引き取りに来て頂いたら、ついでにコレもコレもと見て頂いて纏めて引き取って頂けるかもと期待しまして・・
(安定化電源や電圧計など出番は少なくても何となく使っている物も、モノを見て欲しいと言われたら手放す気にもなりそうなので)
最初に教えて頂いた内尾様の掲示板で聞いてみようと思います。
そこでも反応なければ、掲示板はやめてヤフオクに出します。
アドバイスありがとうございました。
やまぐち様
もしヤフオクで落札されればそれが一番かと思います。ただ梱包が大変ですね。だから取りに来てほしい、ということでしょう。私は北海道ですが数年前なら飛行機代を出してでも取りに伺ったと思います。
ラジオ工房の掲示板は以前にこのVT様の板で紹介されたものです。この板は内尾様という方が管理されているようです。
そのほかに
https://jh4abz.bbs.fc2.com/
https://inakarazio.bbs.fc2.com/
がありますが、内尾様のものが一番にぎわっていて閲覧者や書き込みが多そうです。
これら3つに書き込めばマルチポストといわれますが、すべてラジオですのでこことは関係ないと思われ問題ないだろうと書きました(私は勉強のため閲覧のみです)。
西村様
返信ありがとうございます。反応できておらずすみません。
> やまぐち様、このオシロは100MHzなんでしょうか?
はい、100MHz 2ch の物です。
結局まだ処分できていないのですが、ご希望者もいらっしゃらないようなので
(マルチポストと言われそうですが)教えて頂いた掲示板でも聞いてみようと思います。
やまぐち様、このオシロは100MHzなんでしょうか?
だとすれば大変高級機ですね。
(皆さん、すごいチャンスですよ~~~)
オーディオではなくラジオですが、こんな板もあります。
https://radiokobo.bbs.fc2.com/
ここの皆さんは修理を行っていらっしゃるのでおそらくお持ちだと思いますが、(マルチポストといわれそうですが)ここでお尋ねになってはいかがでしょうか。
少し前なら私が欲しいくらいですが、もうアンプ製作もしていませんし、オシレータが故障してしまい、ACVメータ、オシレータ、オシロを処分してしまいました…。
ご希望の方がいらっしゃらないようなので、週末にでもハードオフに持ち込むか、ヤフオクに出そうと思います。ありがとうございました。もし気が変わって引き取って頂ける方がいらっしゃれば、ご連絡頂ければと思います。取りに来て頂くのが無理でしたら、送料着払いでよろしければ発送します。万が一複数名ご連絡頂いた場合は先着とさせてください。
yamaguchi.666.666(アットマーク)gmail.com
書き忘れました。SGはゴム脚が加水分解して溶けてしまっています。それでもよろしければ…
以下の回路図および実体図を基に、アンプを自作しました。(以前こちらの掲示板に投稿されていた権田さんのアンプと同じものです。)
回路図: https://www.seibundo-shinkosha.net/download/pdf/11374_3.pdf
実体図: https://www.seibundo-shinkosha.net/download/pdf/11374_01.pdf
自作アンプの音質や動作を改善するため、現在パーツを変更しながら楽しんでいます。その中で、整流管5AR4をSiC SBDに変更することに興味を持ちました。しかし、調査を進めると、傍熱整流管をダイオードに変更した場合、電源を入れた直後から整流が始まり、パーツに負荷がかかる可能性があることがわかりました。
この負荷を軽減するため、遅延回路を組み込む必要があると考えていますが、どの方法が最適か悩んでいます。たとえば、ぺるけさんのアンプ作成例のようにMOS-FETを使用する方法があると存じますが、具体的な実装に関してまだ模索中です。また、比較的簡単な対策として、NTCサーミスタをACインレットと電源トランスの一次側に組み込む方法も考えられますが、電圧上昇後もNTCサーミスタが回路上に残る点が好ましくないとの情報もあり、適した解決策を検討しています。
お手数をおかけしますが、解決の糸口をご教示いただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
VTさん、こんにちは。
ご教示いただきありがとうございます。単純に2倍ではない箇所があるとのこと、大変勉強になりました。
改修前に現回路図の各部電圧を測定し、ご教示いただいた算出方法を参考にしながら、新たな抵抗が適切か確認した上で作業を進めたいと思います。
進捗がありましたら、またご報告させていただきます。
お忙しい中、丁寧にご教示いただき心より感謝申し上げます。
UTA様お早うございます。
6SL7の動作を変えない場合、抵抗値を単純に2倍にすればよい場所と、調整が必要な場所があります。
まず、56KΩですが、丁度2倍となる112KΩは入手しにくいと思いますので、110KΩ・56KΩx2・100KΩ+12KΩ・110KΩ+2KΩ・180KΩ//300KΩ(112.5kΩ)のいずれかにすることになると思います。
3KΩの抵抗ですが、6SJ7のカソード抵抗およびカソード電圧から推定されるカソード電流2.5mAとブリーダー抵抗(56KΩ)との電流2mAの計7mA程度が流れており、21V程度の電圧降下があると思われます。(これはお手持ちのアンプで実測なさると良いかと思います。)
チャンネルセパレートのためにMC-817の後にフィルターを入れると、そのフィルターでxVの電圧降下がありますので、21VからxVを引いた値が落とすべき電圧となりますので、こちらは見合った抵抗を算出する必要があります。
ご参考まで。
VTさん
電圧降下による出力低下やチャンネルセパレートの回路図をご教示いただきありがとうございます。VTさんの回路図を見て、チャンネルセパレートとリップルフィルタが兼ねていることが分かり、とても合理的で勉強になりました。
VTさんの回路図に基づき、パーツの数値を当てはめてみました。FETリップルフィルタを使用すれば、チャンネルセパレート用の200Ωの抵抗後(A点)の電圧を、現行回路の100μF/500V地点の電圧と同じに調整できると思います。その場合、黄色で囲っていただいた赤文字の抵抗については、現回路と電圧は同じで左右共通電源からチャンネルセパレートにすることで電流が半減し、抵抗値が2倍になると認識しておりますが、以下で問題ないでしょうか。
• 3kΩ → 6kΩ
• 100kΩ → 200kΩ
• 56kΩ → 112Ω
FETリップルフィルタの回路設計については、ぺるけさんの「真空管アンプの素」に記載がありましたので、作成できそうです。
西村さん
負荷線や真空管データベースについてご教示いただきありがとうございます。とても参考になります。
現回路図を解析しつつ、フランクさんのデータも活用しながら、少しずつ理解を深めていきたいと思います。
UTAさん、改造について悩んでおられますが、はやる気持ちを抑えて、もっとじっくり腰を落ち着かせてはいかがですか。
ここは現回路図をまず理解し、今までのモノを考慮した新規回路をノートに書きます。電圧は今の回路に記入されていないところも計算し書きます。
というのはを改造するとなると全く簡単ではなく、新規に製作したほうがずっときれいに仕上がります。
まず起こした回路図をこの板で確かめて次に進みます。単に答えを聞くのではなく、それがぺるけ様から続くこの板の趣旨のはずです。
なお、現回路図の300Bの負荷線は添付画像になります(358Vは簡単ですが、供給していない617Vは悩むでしょう)。同様に前段も計算します。
下記ウェブはフランクさんのもので膨大な数の管データがPDF化されています。ここからグラフをプリントスクリーン化し印刷するといいでしょう。(300BはWE、6SJ7GTはRCA、5AR4はGE)
https://frank.pocnet.net/
菊池様、VT様、ご回答ありがとうございます。残念なことに新規にアンプ作成の予定もありませんし、歳も歳なので半導体を使用した回路はまったくわかりませんが、もう勉強する気力もありません。申し訳ありません。
UTA様こんばんは。
どこまで許容範囲かは、基本的にはどの程度の出力低下を認めるかということになるかと思います。
一例として、各チャンネルに流れる電流(300B+6SJ7+ブリーダー電流)で80mAとし、チャンネルセパレーションのための抵抗を200Ωとすると図のようなロードラインになり、300Bのプレート電流が74mAから(赤)から71mA程度(青)に下がると予測されます。
これに伴い出力はプレート電流の平方に比例する(10.ロードラインその3 (電力増幅回路・・シングル基礎編) http://www.op316.com/tubes/tips/b100.htm)ことから92%程度に低下すると予測しました。
そのために各チャンネル毎に必要となるパーツは、先の投稿の回路図に黄色枠を付けました。
流れる電流が変わることで抵抗値の変更も必要ですのでご注意ください。
ちなみにFETリップルフィルターにすれば電圧降下をもっと少なくできるので出力の低下は減らすことができますが回路規模は大きくなるのでどうやって組み込むかという検討が必要になるのではないでしょうか。
ご参考まで。
みなさま
たくさんのアドバイスをいただき、感謝申し上げます。
教えていただいた様々な方法を参考にしつつ、自分の技量に合った範囲で、できることから改善していきたいと思います。
西村さん
2次側の4Ωスピーカー端子における残留リプルについては、ぺるけさんの記事を参考にして算出しました(http://www.op316.com/tubes/tips/b380.htm)。
フィラメントの残留リプルについては考慮していなかったので、こちらも改めて見直したいと思います。
sukebayさん
本アンプはMJの製作記事を基に作成しました。有難いことにみなさまから様々なアドバイスをいただき恐縮です。
アースポイントについては、問題が解消されているとのこと、安心しました。
三端子レギュレーターを用いたリプル除去方法があるのですね。MOS-FETを使ったリプルフィルタの方法についても、おんにょさんのサイトに記載がありましたので、併せて学んでみようと思います。
VTさん
フィルター段数を増やす方法について、例えば200μFではなく、100μFを2つに分けて、それらのコンデンサのプラス端子間に抵抗を入れる場合、B電源の電圧降下が発生すると思います。私の回路ではどの程度の電圧降下が許容範囲か、ご教示いただけますと幸いです。また、チャンネルセパレーション向上のための改造については、各段のデカップリング追加を指しているのでしょうか。
ヒーターハムに関しては、コンデンサの容量を増やし、VTさんがご提案くださった半固定抵抗のパラ接続を検討してみます。
また、「リプルフィルタと兼用ではなく、MOS-FETを飽和領域で使うために発熱が少ない0Vラインにスイッチとして入れる方法」については、その作成方法を調べる必要があること、また、リプルフィルタとして使用する場合には熱設計の考慮が必要であることなど、どちらの方法を採用するにしても勉強が必要だと理解しました。
菊池さん
遅延効果については、問題ない事、承知いたしました。おんにょさんの回路図も今後参考にさせていただきます。
西村様
前半のB電圧供給に遅延機能についてですが、MOS-FETのリプルフィルターの出力はゲートに接続されたCRフィルタの電圧に従っているのはご存じかと思います。
Cに並列に接続されている1MΩは充電を遅らせるのでとりあえず無視すると、39KΩと47μFからなるCRフィルタはCR遅延回路でもあり、1.833secの時定数をもっていることから約1.8秒後に約63%、約3.7秒後に約86%、約5.5秒後に約95%まで充電されることになります。これが遅延機能として働くことになります。
時定数を大きくして遅延を長くすることは可能ですが、ドレイン損失が大きくなって破壊しないように熱設計にも配慮が必要となります。
(このためUTA様にはリプルフィルタと兼用ではなく、MOS-FETを飽和領域で使うために発熱が少ない0Vラインへスイッチとして入れる方法をお勧めしました。)
逆にこの遅延があるために短時間の電灯線電圧の変動には追従できないことをも考慮してドロップ電圧を決めたことをぺるけさんが「ミニワッター直結シングル・アンプ」http://www.op316.com/tubes/mw/mw1.htmの<電源基本回路>で記述されています。
ちなみに推測ですが、おんにょ様は真空管を全て抜いた状態で電源をOnにしても問題ないようにコンデンサの耐圧を選定しておられる(リプルフィルターの前は400Vではなく450V耐圧のコンデンサを選んでいる)ように見受けられます。
ご参考まで
3秒程度なら、ご紹介の「おんにょさん」の電源回路でも遅延効果がありそうです。
シミュレーション値のグラフですが、2秒で半分くらいの立ち上がりなので、
FETゲートのケミコン(C12)を100μにすれば、さらに遅延効果が得られると思います。
https://onnyo01.hatenablog.com/entry//202009/article_7.html
> 5AR4は60μFまで許容されていますが、今後他の整流管も試してみたいとお考えなら耐えられるか確認
VT様のご説明に補足です。
GTソケットに直熱管の 5U4G が挿入できますが、これはチョークインプット(チョークコイル前にコンデンサーを入れない)か7μFまでとなっていますので、今の回路のままでは挿さないでください。またチョークインプット用のチョークコイルは種類はごくわずかです。普通のチョークにコンデンサーレスでは「うなり」が生じるそうです。要は傍熱管しか使えません。
(私のは定格が 5U4G 相当の UX管用 5Z3 を使用していて 10μFをぶら下げていますが、目をつぶっています)
sukebay様にお尋ねいたします。
> https://onnyo01.hatenablog.com/entry//202009/article_11.html
私は半導体は全く知らないのですが、この回路のB電圧供給に遅延機能があるのでしょうか?
問題は半導体整流のやりかたではなく、遅延回路が必要ではないか(300B立ち上がりまでの3秒程度)ということなんです。ないと3秒程度は回路に電流がほとんど流れずコンデンサーに負荷がかかりすぎるのでは?ということです。
> 私、直熱管は使ったことはありませんが、フィラメント電源のリップルなら3端子REG(ロー・ドロップ型)に任せます。
> PTの6.3V端子をブリッジ整流すれば、8~10Vは出力されるかと。
> 秋月電子\50の低損失三端子レギュレーター 5V5A
> https://akizukidenshi.com/catalog/g/g117599/
私は自分の自作300Bアンプで3端子レギュレータ(5V 1.5A)を使用したことがあります。しかし300Bを外した状態では5Vが出ていたのですが、挿入すると0Vになってしまいました。
PT は 5V からですので 5V → 5V が無理だったのか、1.5A が小さすぎたのか、フィラメントは5V 1.2A ありますのでその際の突入電流でシャットダウンしたのか不明で、そのまま簡易整流後にハムバランサーにしました。
6.3Vからなら、そして 5Aモノ なら大丈夫なものでしょうか?
UTAさん、お早うございます。
B電源の残留リップルに対してはコンデンサの容量を上げる方法と、フィルターの段数を増やす方法があります。
もし、チャンネルセパレーションの向上を図る改造をするつもりなら、そちらと合わせてフィルターの段数を増やした方が合理的かと思います。
コンデンサの容量を上げる場合、整流管直後のコンデンサの容量を増やすと導通角が狭くなり整流管への負荷が高くなります。
5AR4は60μFまで許容されていますが、今後他の整流管も試してみたいとお考えなら耐えられるか確認をした方が良いかと思います。
また、電圧も多少なりと上がる可能性があるので確認して、
ヒーターハムについては、西村様のご提案のようにコンデンサの容量を増やす方法と、ハムバランサーを調整可能にする方法があるかと思います。
で、後者をするなら現在付いている47Ωはそのまま残し、多回転の1KΩの半固定抵抗をパラ接続するという方法を取れば改造の難易度はそれほど高くはないかと思います。
ご参考まで。
UTAさん、こんばんは
電源回路の両波整流管からSiC_SBDによる整流回路への変更質問から始まり、
誠文堂新光社のリンク先(MJの製作記事ですかね)のアンプ記事のダメ出しになって盛り上がってますね。
(私は子供の頃、誠文堂新光社の、子供の科学、初歩のラジオで育ちました)
さて、ハム退治、+B電源部なら、ぺるけさんが仰られる、電源Fコンデンサーの(-)は充分リップルを低減したところからアースポイントに持っていくのを守れば大丈夫でしょう。
私はチマチマ考えるのは面倒なので、できれば安価で簡単なICやら半導体にお任せましす。
私、直熱管は使ったことはありませんが、フィラメント電源のリップルなら3端子REG(ロー・ドロップ型)に任せます。
PTの6.3V端子をブリッジ整流すれば、8~10Vは出力されるかと。
秋月電子\50の低損失三端子レギュレーター 5V5A
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g117599/
データシートの5/22頁
https://akizukidenshi.com/goodsaffix/az1084c.pdf
によると、Output_Cに25μFタンタルをいれると60~72dBのリップル低減が保証されてます。
(ケミコンなら47μF以上突っ込めば大丈夫かと)
他にも、+B電源回路にチョークコイル+MOS_FETによるリップルフィルターで300Bを使ってられる「おんにょ」さんの回路など参考にされるとよろしいかと思いますが、いかがでしょう。
https://onnyo01.hatenablog.com/entry//202009/article_11.html
> 計算したところ、B電源の残留リプルは36.5mV
ぺるけ様の簡易計算法を見つけましたのでやってみました。
PMC-817H は10H と優秀ですね。33μF はぺるけ様の簡易グラフにないため 22μF と 47μF の中間ぐらいで、整流直後は計算が面倒なので450V、全電流は153mV(ブリーダー抵抗は無視)で簡易に求めると VT様のおっしゃられたように約 28.8mV と簡易計算されました。
私のアンプは添付画像の電源です。LC-5-250D はタンゴで 5H です。 整流直後が 471V 全電流が 172mV です。これで簡易計算しますと 整流管直後は 8V 程度(グラフにないので簡易)もあり、100μF(50*2) 後も 45mV もあり、誠文堂の回路よりずっと悪いです。が、93dB スピーカー(SP)で無音です。今も無音であることを確かめました。
> 2次側の4Ωスピーカー端子における残留リプルは1.01mV
これはどうやって求めたのかわかりませんし、どんなSPかも不明ですが、現代のなら能率はあっても90dB程度でしょう。なら1mVなら無音(B電源由来)になるだろうと考えます。
すべてが正しいのなら(半田付け、抜けなどがない)フィラメント由来かもしれません。
参考ですが私の手元の本(初めての真空管アンプ、著作権から載せられない)で300Bアンプの筆者の事例があり、フィラメントの全容量は22000μF など4-5倍もあります。電源オン直後の突入電流がどの程度、悪さをするか不明ですが、私ならハムバランサー改造は大変なので、こちらをやってみるでしょう。
西村さん
ご教示いただきありがとうございます。
あいにくオシロスコープを所有しておりません。100Hzのハムについては、リアルタイムアナライザーを使ってスピーカーから出る音をスピーカーユニットの目の前で測定しました。スマホのマイクで測定しているため、部屋の雑音も拾ってしまいますが、アンプの電源OFF時とON時で100Hzに差があることから、100Hzにハムが出ていると推測しました。
参考までに測定結果を添付いたします。
VTさん
ご教示いただいた方法でアースの取り回しを修正いたしました。正確な測定ではありませんが、修正後に測定した結果、残念ながら100Hzハムに明確な変化は見られませんでした。以下に修正点を記載します。
① 5AR4直後の500V 33μFのマイナス端子がアンプ部のアースポイントに接続していたのを外し、500V 33μFのマイナス端子と500V 100μFのマイナス端子を接続
② 初段回りの500V 33μFと160V 47μFのマイナス端子を500V 100μFのマイナス端子ではなく、アンプ部のアースポイントに接続
③ 入力端子のアースは左右で分けていたものを共通に変更
アースの取り回しで変化がないとなると、ご指摘いただいたように、ハムの原因は電源のリプル除去が不十分であることと、フィラメントハムをハムバランサーで除去していないことがハムの原因でしょうか。
計算したところ、B電源の残留リプルは36.5mV、2次側の4Ωスピーカー端子における残留リプルは1.01mV(8Ω端子では1.42mV)でした。
試しに500V 100μFを200μFに変更したところ、ハムが減少しました。
※添付の測定結果では100Hzのハムが-70から-80に減少しています。リアルタイムアナライザーを用いてスピーカーから出る音をスピーカーユニットの目の前で測定しました。
※計算では、2次側の4Ωスピーカー端子における残留リプルは0.50mVです。
今後の対応策として、500V 100μFを200μFに変更し、5AR4直後の500V 33μFを47μFに変更することで、計算上では2次側の4Ωスピーカー端子における残留リプルは0.33mVまで減少し、ぺるけさんの目安である0.3mVに近づくため、これが妥協点かと思いますが、いかがでしょうか。
ハム音が聞こえるのは音質云々以前の問題です。いろいろな改造、デカップリング、掲題のSBD改造などはいったん置いといてまずハム退治をしましょう。
B電源由来なのかフィラメントにあるのかを切り分けます。「100Hzのハム」とありました。フィラメントもB電源も50Hzを倍電圧整流しているので100Hzです。周波数を観測しているのでオシロをお持ちなのでしょう。なのでどちらも波形観測してみてください。(B電源は400V以上あるのでフローティング観測してください。https://download.tek.com/document/46Z-24916-0.pdf
10ページの方法を使います。正確さを求めているのではなく元凶はどこかを見つけるだけです。くれぐれも感電には十分に注意)
(ちなみに、私の自作300BアンプはJBL4312B(能率93dB)のウーハーに耳をつけても無音です。残留雑音は1mV未満)
10/15 10:39 編集 参照ウェブを変更
みなさま、ご返信いただきありがとうございます。
うんざりはちべえさん
みなさまからご教示いただいているアースの変更についてから、まずは改善を図ってみたいと思います。
VTさん
残留リプルの計算方法や、アースの取り回しとその理由について、分かりやすく教えていただきありがとうございます。これから実践させていただきます。
また、ぺるけさんのサイトに残留リプルの計算やリプル除去の設計方法に関する記事がありましたので、それも参考にしながら設計してみたいと思います。
たやさん
参考記事をありがとうございます。
『真空管アンプの素』は所有していますので、改めて読み返してみようと思います。私も、ぺるけさんの記事や本を読むたびに新たな発見があり、少しずつですが理解が深まってきています。
また、みなさまから教えていただいたおかげで、私の理解が浅く読んだだけでは分からなかった部分が解決できて、大変ありがたく思っています。
UTA様
アースの取り方について、ぺるけさんの私のアンプ設計&製作マニュアルのアース回路その4に図解でわかりやすい記述があります。
http://www.op316.com/tubes/tips/b431.htm
ぺるけさんの「真空管アンプの素」という本があります。この本の製作例にある真空管やシャーシなどすでに過去のものもありますが、アンプづくりに必要な知識がていねいに書かれています。この本は読むたびに新しい発見をできます。現在もアマゾンやe-honなどで入手できます。
UTA様、こんにちは。
大雑把な計算をしてみると元々このアンプのB電源の残留リプルは30mV弱程度ありそうなことに加え、フィラメントハムのキャンセルをコントロールできるようになっていないので、「ハムに関しては、スピーカーに耳を近づけると初めて気になる程度のレベルです。」は致し方ないところはあるようです。
ただ、この実態配線図の電源周りで好ましくないのは、5AR4直後の500V33μFのー側がアンプ部のアースポイントに接続されており、そこからチョーク後の500V100μFに線を引き、この500V100μFのー端子に初段回りの500V33μFと160V47μFのー端子も接続しているという、中途半端な1点アース方式になっていることです。
微小とはいえ配線も抵抗を持っていますので、5AR4直後の500V33μFに残っているリップル分に加え出力管に流れる電流による影響をわざわざ初段に流し込むようにしていることになります。
ということで、500V33μFのー側は500V100μFに直接接続し、できれば初段回りの500V33μFと160V47μFのー端子は500V100μFではなくアンプ部のアースポイントに接続するようにした方が良いでしょう。
チャンネルセパレーションも含んでいますが、できれば同封の図のようなイメージかと思います。
> "UTA"さんが書かれました:
> ご指摘いただいたハム対策を、これから試してみたいと思います。縦型ケミコンのGNDとトランスのGNDの最短接続や、他のケミコンのGNDを縦型ケミコンのGNDにまとめる点や、LとRを別々にMOSFETを導入することで発熱対策ができる点、勉強になりました。
> ハムの確認手順やMOS-FETを使った回路についても、今後ひとつずつ確認しながら進めていきたいと思います。
UTA様、おはようございます。
MOSFETの挿入は大変更になるので、アース周りの引き回しの変更ですませれば、一番です。
みなさま、ご返信いただきありがとうございます。
ご指摘を受けることで、ぺるけさんのサイトにある情報が、より自分自身の問題として深く理解でき、大変勉強になっております。改めて感謝申し上げます。
VTさん
実体図につきましては、参考として添付させていただいたもので、実線は回路図に基づいて行っております。そのため、西村さんにご指摘いただいた配線も施しており、回路図通りに問題なく動作していると思われます。説明が足りず申し訳ありませんでした。
ハムに関しては、スピーカーに耳を近づけると初めて気になる程度のレベルです。
電源のリターン回路に関して、記事を拝読いたしました。
図8と9を私のアンプと比較すると、ブロックコンデンサにアースをまとめている点が問題なのでしょうか?
シャーシアースは、6SJ7のソケットを留めているラグ板の根本でしています。記事では、電源トランスに近い位置でシャーシアースを落とすことが問題だとありましたので、それはクリアできているかと思ったのですが、何か別の問題が考えられるでしょうか?
ご教示いただけると幸いです。
西村さん
VTさんにも返信させていただいたとおり、回路図通りに実線できているため、設計者の想定通りには動作していると思われます。
お手間をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
電源部の見直しを行う中で、ハムバランサーの導入も検討いたします。
うんざりはちべえさん
ご指摘いただいたハム対策を、これから試してみたいと思います。縦型ケミコンのGNDとトランスのGNDの最短接続や、他のケミコンのGNDを縦型ケミコンのGNDにまとめる点や、LとRを別々にMOSFETを導入することで発熱対策ができる点、勉強になりました。
ハムの確認手順やMOS-FETを使った回路についても、今後ひとつずつ確認しながら進めていきたいと思います。
普段はトランジスタばかりで真空管には疎いので、ご教授いただけると幸いです。
A2級の作例を見ると、ほぼ例外なくカソードフォロワーと出力管を直結にしていますが、これは何か理由があるのでしょうか。出力管のグリッドがプラスになるのは信号によるものですから、DCではなくACです。したがって、C結合で問題なく動作すると思います。
直結にするのは、低域時定数が1個増えるのを嫌ってのことではないかと想像していますが、これであっているでしょうか。
VT様、うんざりはちべえ様、
アドバイスをいただきありがとうございます。
私もグリッド周りをモデル化してシミュレーションしていました。添付図の上はエミッタとCの間を100kΩにした場合で、高インピーダンス駆動に相当します。また、グリッドとカソード間のダイオードのインピーダンスとして1kΩを仮定しています。Vgrid=Vcathodeでクリップしています。また、少しマイナス側にシフトしています。つまり、通常のC結合でも、クリップすればバイアスが変動するという既知の現象です。
下は駆動インピーダンス100Ωで、クリップは起こらず、全体にマイナス側にシフトしています。
プラス側のピーク値はVcathode+(グリッドとカソード間のインピーダンスによる電圧降下)です。グリッドとカソード間のインピーダンスと駆動電圧に依存しますが、Vcathode より1Vから2V高くなりました。したがって、この程度のA2級の効果が得られます。
もっと面白いのは動作点が深い側にシフトすることで、余っていた高Vplate側の領域が出力に寄与します。
私の実験で出力が増加したのは、この両方の効果だと思います。聴感上も問題なく、バイアスが浅めの三結には面白いと思います。
皆様、こんばんは。
回路図のコンデンサの左の電圧がグラフの赤です。グラフの緑がグリッド電圧です。赤の振幅が大きくなると、緑のグラフが、下の方に伸びていますね。これをクランプ効果と言います。グリッド電流(グラフの青)が、ながれたことによって、グラフの一番上のコンデンサの両端の電圧が急に大きくなっていますね。それで、グリッド側の電圧が負に引っ張られて、緑のグラフが、下の方に伸びたのです。つまり、コンデンサの両端の電圧分、意図してないのに結果的に終段のバイアスが深くなったのです。このため、動作点が変わり、グラフの黄色のプレート電流が、正弦波から、だんだん下の方がカットオフするようになるのです。グリッド電流によるクランプ効果は、コンデンサのDC電圧の発生によるもので、コンデンサがあるから起きるのです。したがって、これを防ぐためにA2ドライブでは、カソードフォロアを入れて、直結にするのです。もちろん、カソードフォロアの入力にコンデンサを入れるとき、カソードフォロアのグリッド電流が、流れないようにカソードフォロアのバイアスに注意します。
もちろん、コンデンサの左側のインピーダンスによって、グリッド電流が流れるとインピーダンスによる電圧降下で、グリッド電流が変わるので、コンデンサに発生するDC電圧は変わります。
とにかく、クランプ効果が発生しないように工夫をします。
再編集済み。10月10日17:33
なお、容量Cのコンデンサの両端の電圧Vは、Q=CVで、V=C/Qです。Qは電荷で、電流の積分値と考えるといいでしょう。ですから、正弦波の電流は、正負に振れるので、DCは、発生しませんが、直流電流成分が流れると、DC電圧が発生します。でも、注意することは、歪んだ正弦波の電流は、DC成分が発生しますので、DC電圧が発生します。つまり、ドライブ段を歪ませて、シングルアンプの歪打消しは、バイアスが狂うので、歪率計で見ると、時間が経っているので、バイアスがずれているところで、歪打消しをさせていることになります。したがって、実際は、コンデンサカップリングでは、歪打消しは、絶対ぴったりには、できないという事です。
修正 10月11日6:00 Q=CVで、V=C/Qです。→Q=CVで、V=Q/Cです。
ken様、お早うございます。
ぺるけさんのミニワッターのA2級化の検討 (http://www.op316.com/tubes/mw/mw-a2-class.htm)の<グリッド電流の実態調査・・・6DJ8差動ppミニワッター>を参考に、コンデンサの両端電圧とグリッド電圧を観察してみてはいかがですか。
すっかり忘れていましたが、A2級でカップリングコンデンサを外さなければならない理由のもう一つが、整流回路になるためというのがありました。
グリッドが正電位になると電流が流れるというのは、2極管(ダイオード・整流管)と同じということでもあります。
駆動段がAC電源、グリッド-カソード間がダイオード、グリッドリーク抵抗が負荷という形で半波整流回路が出来上がり、グリッドリーク抵抗による放電を超える充電電流が流れると、カップリングコンデンサにその分のDC電圧が生じてしまうということのようです。
その後もいろいろと調べていますが、完全なA2級とは違うようです。プラス側に1Vから2V程度振れれば良いという条件ならA2級として動作しますが、それ以上はドライブ出来ません。グリッド・カソード間のダイオードと結合のCによるチャージポンプが働くためです。詳しくは、もっと調べてから報告します。
歪み率の測定環境が立ち上がったので、測定してみました。100Hz, 1kHz, 10kHzとも良く揃っています。
シングルA2級は最大出力付近で歪み率増加が平坦になると聞きましたが、その様子はありません。あれはグリッド電流が流れてドライバー段の歪が増え、出力段との打消しが効果的に働くからなのでしょうか?
なお、100Hzの歪み率を見て、ベースにした中国製の基板キットの出力トランスは結構優秀だとわかりました。いい感じで鳴っています。
しんちゃん様、
トランジスタ屋の実験におつきあいいただき、ありがとうございます。大昔の初歩のラジオ誌以来の真空管いじりで、楽しかったです。
参考までに回路図をアップします。ベースの2.4kΩ、エミッタの100Ωは万が一の発振防止です。ケースの空きスペースに組んだために配線が長くなったので、念のためです。
おはようございます。
実験の成果、拝見させていただきました。
なるほど、何でもやって見るものですね。
コンデンサを介しているから直流(脈流)は流れないと思いこんでいましたが、実際は流せる事が判り面白い結果です。
貴重な実験結果を見せていただき、ありがとうございました。
エミッタフォロワによるC結合A2級の実験結果を報告します。
結論はA2級動作可能です。実験に使ったアンプは、6J1三結+6P6P(6V6相当管)三結シングルです。300V耐圧NPNエミッタフォロワを6J1に直結、エミッタと6P6P の間が1uF(手持ちのスピーカーネットワーク用)、エミッタ抵抗は100kΩです。
A1級では0.7W強でクリップしていましたが、C結合A2級で1Wです。出力波形はマイナス側(出力管グリッド0V側)でクリップしていたのが、A2級ではプラス側(出力管グリッド負側)でクリップするように変わりました。
添付の波形は左上から、1kHzのグリッド電流(100Ωの電圧降下)、エミッタ、出力管グリッド、スピーカー端子出力。次いで同じ順で100Hzです。グリッド電流を流す為に大きくクリップさせています。グリッド電流が流れてもグリッド波形はクリップしていないことがわかります。
1uFは100Hzで約1.6kΩですが、ぺるけさんのA2級6N6差動ではグリッドに1kΩが入っていますから、このくらいのインピーダンスは大丈夫なわけです。
私の実験が正しければ、NPN(MPSA42G), 抵抗, C各1個の追加でA2級が出来てしまいます。出力管のカソード電圧嵩上げや、ドライバー段の負電源は不要ですから、超お手軽A2級です。
また聴感上の改善というご利益もありました。NPN のCobが数pFしかありませんので、段間の高域時定数が数MHzオーダーになったからではないかと推測しています。ぺるけさんが6GW8ミニワッターで嘆いていたポイントです。
VT様、しんちゃん様、
丁寧な説明をしていただき、ありがとうございます。やはり直結でないといけないのかと思いつつも、ぺるけさんの「A2級動作の研究」のオシロ波形を見ると直流成分は無いように思います。
エミッタフォロワなら自分で実験出来そうですので、高耐圧のトランジスタを注文しました。結果が出ましたら報告いたします。
kenさん、おはようございます。
補足すると、A2級動作ではグリッドを正電位まで振り、グリッド電流が流れる領域を使います。で、このグリッド電流が流れるということは真空管の入力インピーダンスが大幅に低くなるとも言い換えられます。
このために通常のC結合ではコンデンサのインピーダンスと真空管の入力インピーダンスで分圧が起こり、電圧降下が非常に大きくなってグリッドが正になる領域で信号がクリップされた形になってしまいますので直結にするのですが、理論上は非常に大容量のコンデンサを使えばC結合にできないわけではありません。
ちなみにカソードフォロワーが前段に来るのは、通常のカソード接地回路では出力インピーダンスが高いために入力インピーダンスが大幅に低くなる影響で信号が歪むためで、昔はステップダウントランスを使ったトランス結合なども使われていました。
ご参考まで。
A2級は出力管のグリッドをプラス領域までドライブします。
グリッドにプラス電圧を掛けるとグリッド電流が流れます。
出力管のグリッドに電流を流すにはカソードフォロワーでドライブする必要があります。
出力管のグリッドとカソードフォロワーの間にコンデンサを入れると、グリッドに電流を流せないためA2級動作になりません。
ぺるけさんがお使いになった基板は入手出来なくなって久しいですが、この掲示板のNo.594-596で紹介されている基板が優秀です。アマゾンやeBayで、赤、青、黒、白と色々なバリエーションが売られていますが、Bluetooth ICは中国 珠海のJLというメーカーのもので、Bluetooth の機能は同じです。
よく見ると、ICの捺印やピン配置、基板上の部品配置が様々ですが、各顧客向けにカスタマイズしているからです。我々が使う機能はどれも同じです。
この基板は実用基板ではなく、ICメーカーの評価用基板相当ですから、そのままではうまくありません。
電源に100uF以上の電解コンデンサを追加してください。BATや+5Vとシルク印刷してある端子がUSBジャックの電源ピンと並列ですから、ここに付けます。
DACにはローパスフィルターが必須です。技術的説明はTIのアプリケーションノートSBAA-322が参考になります。アクティブフィルターでなくても、ぺるけさんのLCフィルターやCR2段のフィルターで十分です。私は510Ω/5600pF-2.4kΩ/1500pFのCR2段です。
電源電圧は3.7Vから5Vなので、DCDCコンバータを使う必要はありません。私はツアラーに組込んだので、+6Vからダイオード2発で4.6Vに落としました。約20mAの電流がプラス側で増加しますから、アンバランスを補うために電源回路のnpnのエミッタ抵抗を90Ωに変更しました。
アンテナは秋月やアマゾンで売っているWiFi用が使えます。アンテナのコネクタは特殊で、SMAに見えますが、内部のオスメスが逆です。この規格のレセプターはほとんど見かけません。私はアマゾンでレセプター付きの物を買いました。アンテナの感度は形状だけで決まりますから、高価なものを買うことはありません。
アンテナの接続は添付写真に示したように、基板のアンテナパターンのチップコンにつながる方が心線、ベタにつながる方がシールド側です。アンテナパターンの根本にはんだ付けします。アンテナパターンを切断する必要はありません。
この基板は電源が入るとペアリング待ちになりますから、スマホやDAPのペアリング画面でそれらしい名前をタップしてみてください。
みなさま、こんばんわ。
寄せられた数多くのアイデアありがとうございます。
自分一人ではどうして良いか分からなかったものが、次に設計を進めていける原動力になりました。
ここは菊池様のアドバイスのとおり、VT様のアイデアを採用しようかな、と思います。
あと、ken様の言われるとおり実装時にはノイズに十分配慮する(シールド等も必要になるか)ことも、肝に銘じておきます。
ありがとうございました。
おぉ、素晴らしい! VTさんの案は。これで決まりでしょう。
ダイオードを8個も並べるなんて、面倒な事をやらずに済みますから・・
皆で色々と知恵を出し合えば、良い案が浮かんで来るものですね。
ノイズは、kenさんのアドバイスに従って配線に気を付けて、
あとは要所にCを抱かせれば良いかも?
手元にある未使用の基板で電源電流を実測しました。ペアリング待ちの時は8mA〜11mA, 音楽再生中は16.8mAでした。
なお、アナデジ+RFですからプリアンプの場合はノイズにご注意ください。伝導ノイズと輻射ノイズがあります。
ヘッドフォンアンプに組み込んだ時は、RCフィルターの後ろの配線が輻射ノイズを拾い、シールド線にして対処しました。
件の電源回路を見ましたが、ヒーター直流点灯、定電流回路の負電源、ミューティング回路のCdSを照らすLEDと、いろいろ兼用です。私は真空管回路は無知ですが、基板からのノイズにご注意ください。
菊地様のアイディアを拝見して、もっと簡単な方法を思いつきました。
直列接続されている2本の6DJ8の中間をGNDに落とすと上側が+6.3V程度、下側が-6.3V程度となります。
差動ラインプリアンプ部分のV-は-4~-7V程度で良いので、電源部のV-との間の抵抗の330Ωを0または50~100Ω程度に下げます。
BTの方は+6.3VからLDOの+5Vレギュレーターを通して供給する。
というものです。
思いつきなので思わぬ不具合があるかもしれませんが。
>やはり、無理でしょうかね
いや12.6Vでも可能と思います。
すでにVTさんからもスマートな案が出ていますが、一応、私の案も書いておきますね。
それは、ぺるけさんの電源回路のマネで、ヒーター電源のアース側にダイオード8個か
または15Ω3Wの抵抗を入れて、プラス4.8Vを作るという物です。
http://www.op316.com/tubes/balanced/el34-15w-monitor.htm
上記の電源回路ではプラス整流のアース側に入れてマイナス電圧を作っていますが、
今回のヒーター点火回路ではマイナス整流なので、
そのアース側にダイオードを入れれば、プラス電圧が得られますよね。
具体的には12.6VをSBDで整流すると約16V強の電圧になるので、
ここから4.8Vを引くと残りは11V強の電圧になります。
ヒーター電圧12.6Vには足りませんが、一割位低い分には動作に影響ないと思います。
ちなみにヒーター電圧が規定より高いのは寿命に影響するので厳禁ですね。
抵抗の場合は、ヒーターが10秒経てば、ほぼ定電流動作になるので、
それにCRDに行く10mAとLEDの分を足して0.32Aで4.8Vを割れば約15Ωという訳です。
RIGYOさん、こんばんは。
秋月扱いのMCWI03-12S05を使うというのはいかがでしょうか。
絶縁型で入力が4.5V~18Vで出力が5Vなのでヒーターの-12.7Vから+5Vを作ります。
ぺるけさんの私のデータ・ライブラリにある「DC/DCコンバータMCW03シリーズの基本特性」を参照なさると良いかと。
R-コアでしたら、ヒーターの-12.7Vを元に7905などの-5Vレギュレーターを用いて-5Vを作りBT基板のGNDに接続し、BT基板の+5VはGNDに接続します。
で、BT基板は-5Vを基準に動作するので、BT基板のGNDとシャシなどは接触しないように絶縁し、BT基板の出力はコンデンサかトランスでDCカットするという方法もあるかとおもいます。
こんばんわ。
さっそくのご返事ありがとうございます。
ken 様
やはり外部から供給する方法でないとダメですか、、、。
菊池 様
使う予定のトランスは1UサイズではなくてRコア電源トランスの方です。
・・・残念ながら。
やはり、無理でしょうかね。
>RIGYOさん、
計画中のアンプはぺるけ式の以下のアンプでしょうか?
http://www.op316.com/tubes/pre/pre2-new.htm
もしも上記のアンプならば、14Vの巻き線から取れませんでしょうか。
RIGYO様、
これは難問です。絶縁型DCDCを使う、小さなトランスを追加するなど考えられますが、私なら携帯用の5VのUSB充電器を組込むと思います。ノイズが大きい物があるので、リップルフィルターが必要かもしれません。
皆さま、お世話になります。
お知恵をおかしください。
今、6922差動ライン・プリアンプを計画中でして、中にこのBT基板を実装しようかと思っています。
本ラインアンプは電源がV+(+208V)とV-(-12.7V)の2種類ありますが、ここから+5V(+4.7V)をどうやって取ればいいのか、悩んでいます。
V+から持ってくるのは簡単だと思いますが、、、BTの所要電流が20mAともなるとブリーダ抵抗のW数も気がかりです。
V-から取る方法はあるの?
よろしくご教示ください。
corgi様、
このところ多忙で、この掲示板を見ておりませんでした。
sukebay様、
的確なフォローをしていただきありがとうございます。
sukebay 様がおっしゃる通り、三端子レギュレータが最適です。5V出力の物をお使いください。
余談ですが、eBayにはaptx HD対応のQCC3034搭載というのが売っています。我慢出来そうにありません。
sukebay 様
ご指導ありがとうございます、3端子REG使うのが最適と分かりました。
ぺるけ様のPageに定電圧の記事を読みながら、どうしようかと考えておりました。
ありがとうございました。
製作中の画像を載せておきます。
corgiさん、こんばんはー
ZDで電圧を落とすより、3端子REG使うのが良いかと思います。
ワタシ秋月のまわし者ではありませんが、安価なこれ↓
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g108973/
を使うとよろしいかと思います。
ユニバーサル基板に取付されているので、簡単に出来そうです。
データシートを参考に入出力にCを入れればよろしいかと。
Bluetooth基盤
Ken 様
bluetooth基盤を入手しました。これをmini Part2に組み込みたいと思いましたが
電圧が12Vなので、4.7Vのツエナーダイオードでいきなり、落とせるのか問題が
あるのではないかと思っております。どのような方法がbestかご指導お願いいたします。
デュアルFET 2SK2145について、バラツキが大きくて使えないという意味の記事をネット上でいくつか見ましたので、説明いたします。
この種のFETは特性を測定してペアを組むのではなく、Siウエハー上で隣り合った2チップを封入します。隣り合った2チップの特性は良く揃っていて、通常は数%以内ですが、ウエハーの端のチップはズレが大きくなります。
いずれにしても、初段の差動アンプに使うにはバランス調整が必要です。2SK2145はソースが共通ですから、ドレイン側にバランス用の半固定抵抗を入れます。目安としてはドレイン負荷抵抗の10%程度の半固定を使います。中点を電源側、両側の2端子がドレイン負荷抵抗側です。
ドレイン負荷抵抗が1kΩの場合、半固定は100Ω程度が適当です。ソース側ではないので電流帰還によるゲインの低下はありません。また、ドレイン負荷抵抗を半固定の分だけ小さくする必要もありません。
gmは15mSで、2SK170の22mSの約70%ですが、ゲインにして約-3dBですから気にするほどのことはありません。
私のmini watter 19V, tourer は2SK2145を上記の様に使っています。優秀なデュアルFETですから、もはや入手困難な部品を探しあぐねるよりも、有るものを使いこなす方が得策だと思います。
ご参考まで
ken様 ニチコンFG様
ご教導ありがとうございます。
お二人の回路どちらでもうまくいくこと、自分なりに理解できました。
はんだ付け作業も、ken様の仰る要件の鏝と半田を所有しており、また、ニチコンFG様ご紹介の「new_western_elec」様サイトに「SSOPのハンダ付け方法」が紹介されていましたので、 思い切ってチャレンジすることにしました。
ken様の「はんだ付けの後にマクロモードで写真を撮って確認」は素晴らしい方法ですね。
PC画面で大きくかつゆっくりと、何度もチェック。 流石。
心から感謝申し上げます。
(初めは躊躇していましたが、思い切ってこの掲示板で相談させていただきました。)
かわだいら様、ニチコンFG様の回路の、どちらでもうまくいくと思います。
ピッチが狭い半導体のはんだ付けは大変ですが、私は細いコテと0.8mmの半田を使い、はんだ付けの後にマクロモードで写真を撮って確認しています。
かわだいら様
外した2SK170の穴にDIP変換基板がそのまま装着できなかったので元基板を改造するよりはとサブ基板化した記憶があります。
これから組立てるのであればDIP変換基板を差せるようジャンパー等を変更した方が綺麗に仕上がると思います。
こちらのDCバランス調整回路はnew_western_elec様のディスクリート パワーアンプ基板 VFA-01の回路図を参考にしております。
なので半固定抵抗の定数も一緒です。特に多回転のボリュームでなくとも0V前後にDCバランス調整することは難しくありません。
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/vfa01.html
楽しみながらぜひ組み立ててみてください。
ニチコンFG様
製作事例によるご教示ありがとうございました。
”こんなDC調整方法もあるのか…”と驚き、また、サブ基板を使った構成は大いに参考になりました。
このサブ基板では、DIP変換基板への2SK2145はんだ付け搭載がとてもきれいでした。経年劣化の進んでいる小生は、これを如何にしてクリアできるかが次なる課題となっております。
焦らずに進んで行くのが良さそうと思っているところです。
こんにちは。ミニワッターPart5 19V版ですが共通ソースの半固定抵抗に信号を流すのはどうなんだろう?と思い立ち2SK2145にしたときにドレイン負荷抵抗の方にDC調整用抵抗を移動したことがあります。画像を残した記憶があったのでPC内を探したら出てきました。タイムスタンプを見たら2020年の10月に工作しておりました。
半固定抵抗(50KΩ)に信号を流さないようにしたのでサブ基板にしてドレイン負荷抵抗とFETの間に調整抵抗を入れております。
回路図を上げておきますので参考にしてください。DCバランスは問題なく調整できます。
音が変わったかどうかはわかりません。
貴掲示を拝読して、トランジスタ式ミニワッターpart5 15V版にチャレンジしてみようと意欲がわいてきました。
(道のりはかなり長くなりそうです)
先ずは、ご紹介いただいた要件を基に回路の構成を図にしてみましたが、回路の本質が良く分かっていないため不安だらけです。
出来ればご指導いただきたく宜しくお願い致します。
こんにちは
さて、ぺるけ様のOPアンプ式反転型ヘッドホンアンプを、1段あたりの利得を調整し、2段反転にしたものを作成してみました。オペアンプはLME49720を使用したのですが、32Ωのヘッドフォンを接続した状態で出力オフセットが-0.1mV~0.8mV(10分間計測)程度だったので出力カップリングコンデンサは省略しました。音的には全く問題はないようです。
何か予測されるトラブルはあるでしょうか?よろしくお願い致します。
ken様
ご返事ありがとうございました!!入力側には安全のためにカップリングコンデンサを入れております。
とても安心しました!!
ティグラン様、
回路が不明ですが、出力のオフセットはまったく問題無い値だと思います。
入力にCを入れてない場合は、接続する相手のDC漏れにご注意ください。