必ずお読みください。
※「自作ヘルプ掲示板」のガイドライン→ http://www.op316.com/bbs/bbsrule.htm
※トラブルシューティングのヒント → http://www.op316.com/bbs/hint.htm
◆◆◆ここに書込まれたトラブルの95%は結局はハンダ不良または配線ミスでした 自分のミスを部品のせいにしてはいけません◆◆◆
こちらは「自作ヘルプ掲示板」としてご利用いただけますよう、よろしくお願いいたします。
「なんでもあり掲示板」はこちら → https://bbs1.rocketbbs.com/TubeAudioEvery
フリーエネルギー技術の無料公開提供:
一般に物体の質量は電磁potentialの作用で変化する。
重い電子、質量欠損はこのせい。
本装置は電子を軽くし電流を増大させる
コイルと電子回路からなり 運動する部分のまったくないFE装置である。
先進企業はこの応用製品を開発し
脱炭素社会を実現し気候変動を止めよう
本装置は極めてシンプルだが入力の2.6倍の電力を出力する
YouTube動画
(改めてハバード型アイコイル)
・・・説明欄も見る(ここから詳細へリンク)
とにかく、やってみろ!
katcと申します。自作歴6年ですがまだまだ初心者の域です、よろしくお願いします。
ぺるけさんの「トランジスタ式PHONOイコライザ AC100Vバージョン」を製作しています。
回路は、<2SA1015-GR/2SC1815-BL>・・・その3 です。
テスト・トラブルシューティングで1週間ほど経過しましたが原因を発見できていません。
皆様のお力添えのほど、どうかよろしくお願いします。
各部電圧状況
--------------------------------------------------------------
箇所 設計値 測定値(L) 測定値(R)
(1) V+: +16.3v +15.5v +15.5v
(2) V-: -16.3v -15.8v -15.8v
(3) 150Ω-4.3KΩ間: +15.2v +14.1v +14.5v
(4) 150Ω-240Ω間: -15.2v -14.3v -14.9v
(5) 4.3KΩ-2SC1815BL間: +0.6v+-0.5v -12.1v 1.1v
(6) 240Ω-2.2Ω間: -13.6v -12.1v -13.2v
(7) 4.7KΩ-2SC1815間: -0.23v -0.12v -0.39v
(8) 470Ω-2SA1015間: +0.08v +0.21v +0.16v
(9) 470Ω-2SA1015間: +0.08v +0.24v +0.16v
(10) 30KΩ-2SA1015間: +0.67v +0.82v +0.75v
(11) 2SA1015コレクタ-2SC1815BL(出力側)間: -13.0v -11.5v -12.5v
(12) 2SA1015コレクタ-2SC1815BL間: -13.0v -13.0v -12.6v
--------------------------------------------------------------
上記(5)の「 +0.6v+-0.5v 」のところLchが「-12.1v」 と大きく外れています。
配線・はんだ見直し、2SC1815BLの交換等を実施しましたが状況変わらずです。
よろしくお願いします。
解決して良かったです。(5)番の2SC1815のコレクタ電位がエミッタに張り付いていたので、このコレクタにV+から給電されていない症状だと考え、V+側から順に追って行くように提案したのですが、一気に解決されてお見事です。
お世話になっています。
以下修正等の報告です。
たやさん のアドバイスに従って回路図でチェックをしていたところ、電源部とアンプ部のV+,V-の接続部分が前後していて複雑な部分があること。
又 k-tom さん のプラス側の流れに異常があると・・というところが上記と重なったので、確信はなかったのですがダメもとで LchのV+ラインからの150Ω接続を Rchの150Ω手前から分岐して配線してみたところ、、Lchの4.3KΩ-2SC1815BL間が0.98Vと正常範囲となりました。
k-tom さんが言われたように、プラス側の流れに何か不都合があったようです。
ken さんご連絡ありがとうございます。4.3kの電圧は修正前は14.6Vでした。足の部分だったと思いますがすでに修正済で定かではありません。アドバイスありがとうございます。
(回路図的に当方の知識では説明はできませんが、、)対処療法でなんとかうまくいったようなので当方としては一旦FIXとしたいと思います。
ご連絡いただいたみなさんのおかげでなんとか修正できました。大変ありがとうございました。感謝いたします。
書き忘れました。
プリント基板の表側から部品の足に直接当たってください。
4.3kのV+側電位が正常なら、次は2SC1815コレクター側の4.3kの足です。
4.3kのV+側の電位は正常ですか? パターンや配線ではなく、4.3kの足に直接当たってみてください。
この箇所に限らず、部品の足に直接当たると分かりやすいです。
かわだいら様
ご連絡ありがとうございます。
導通確認も今一度やってみます。
既に確認済みかも知れませんが、お節介で。
回路図と実物の照合では、テスターを使って、出発点の部品リード(足)~接続相手先の部品リード(足)や接続線(ジャンパー線など)との末端で導通を確認することが良いと思います。
こうすると、ハンダ不良も見つかります。
たや様
ご連絡ありがとうございます。
パターン図でなく回路図でチェック実施してみます。
katc様
L側とR側の基板の配線ですが、基板の配置図を見ると左右対称になっています。しかしトランジスタの取付が左右同じでないなど微妙に異なり、勘違いすることを私も経験しています。不具合箇所の状況から推測すると、トランジスタのベースがON状態になりコレクタ、エミッタ間が導通状態になっているように思えます。
対策としては面倒ですが、今一度、実際の配線を回路図(パターン図よりこのほうがいいです。)で、チェックした部分を赤鉛筆でなぞり、確認されてはいかかでしょうか。
k-tomさん
ご連絡ありがとうございます。
プラス側の流れに異常があると・・なのですね、、
そのあたりを今一度確認してみます。
原因思い出されましたらよろしくお願いします。
大分前に経験しましたが、プラス側の流れに異常があるとマイナス側の電圧が現れてきます。
具体的に何が原因か忘れましたが?
先日はシンプルなBluetooth 基板を紹介しましたが、aptx-HD対応の基板がとても良好なので、紹介します。
eBayでQCC3034で検索すると、DACとしてTIのPCM5102Aを搭載した基板が出てきます。ぺるけさんが使う気がしないと書いた物にそっくりなのもありますが、そちらは5102Aを搭載していないので、おすすめしません。
QCC3034はワイヤレスヘッドホン用のワンチップソリューションで、DACを内蔵していますが、より高性能な5102Aを使っています。
5102Aは負電源を内蔵しているので、出力の直流カット用のCは不要です。ほぼ、そのまま使えますが、5102Aの写真上側にチップ部品を4個外した跡が見えると思います。これは出力の500Ω/2.2nFのフィルターですが、変な音がするので撤去し、別基板でCR2段のフィルターを追加しました。
電源はUSB-C 5V, DC 6-20V(9V以上が無難), AC 6-20Vの3種類に対応です。USBはPD対応のアダプタだと動作しませんでした。DC入力だと3端子レギュレータを通りますから、こちらの方が良いです。
アンテナを外付けする場合は基板のコネクタの根元にはんだ付けしてください。基板上のアンテナパターンを切断する必要はありません。
aptx-HD はとても美しい響きで、管弦楽や室内楽のハーモニーが素晴らしいです。
こんにちは、今掲示板を参考にしてBluetoothレシーバーユニットを作りました。
メインの基板は、aliexpressで購入したQCC5125+PCM5102A、LDACが使えるタイプです。
出力部の47Ωと3.5nFは撤去して、抵抗部は銅線でジャンパーしました。
また、不要なリレーと入出力のXHコネクターも低融点半田を使って撤去してます。
チャージポンプとアナログ電源のデカップリングコンデンサ(ニチコンのFW)を、タンタルとチップコンデンサの並列(通電してみんべさんを参考、39定数)に交換しています。
フィルター部はオリジナルのプリント基板で、内容はぺるけさん設計の市販品用LCフィルターです。ダンプ抵抗は680Ωでフラットになりました。
従来はQCC3031+オペアンプによるバッファー(+トランス等)を使っていましたが、それらに比較的してクリアでとてもリアルです。
シンプルで音が良いのでオススメです。
カットオフ周波数を40kHzとする場合は、ぺるけさんの「AKI.DAC-U2704(秋月電子のDACキット)の使い方」の「CR 2段ローパスフィルタ例」があり、これを適用することができます。
http://www.op316.com/tubes/lpcd/aki-dac.htm
ごろうさん、
ご指摘ありがとうございます。
その通りです。最初40kHzを狙って作ったのですが、聴感上、何か粗いような気がしてカットオフを下げたのでした。うっかり最後の定数だけを書いてしまいました。失礼いたしました。
kenさん
> 私のLPFはRC2段で、510Ω/5600pF-2.4kΩ/1500pFです。約40kHzです。なお、Bluetooth基板上の470〜510Ω/2.2nFは取り外して、抵抗のランド間をショートしてあります。
この定数だと-3dBのカットオフ周波数は約30kHzになりませんか。
たろうさん、
私のLPFはRC2段で、510Ω/5600pF-2.4kΩ/1500pFです。約40kHzです。なお、Bluetooth基板上の470〜510Ω/2.2nFは取り外して、抵抗のランド間をショートしてあります。
kenさん
こんにちは、
こちらの基板に取り付けてあるLPFの回路定数を教えていただけないでしょうか?
USB DAC としても使える基板が出てくるのを待っていましたが、Amazonに「TypeC インターフェースは、電源/USB サウンド カードに使用できます」というのがありましたので入手しました。
試したところ、USBとBluetoothが自動切り替えで使えることを確認しました。
> この基板は少し古いバージョンで、eBay に現在出品されているものは、フォーンジャックなどが付いています。
eBayの新しいバージョンと同じものだと思います。
気付いたことなどを「なんでもあり掲示板」の方に書き込みたいと思います。
LDAC対応のQCC5125搭載基板をアンプに組み込んでみました。悪くはないのですが、基板の設計はQCC3034搭載基板の方が良く出来ていると思います。
この基板は少し古いバージョンで、eBay に現在出品されているものは、フォーンジャックなどが付いています。
なお、QCC3034搭載基板とは端子配列が異なります。
kenさん
ご返信ありがとうございます。
基盤の注文してみました。
参考にさせていただきます。
tatunoさん、こんにちは
イヤフォンジャックはaux入力と出力です。搭載されている小さなリレーでaux入力とBluetooth を切り替えています。ぺるけさんが使ったボードと同じです。
チップ部品は、抵抗はブリッジ、キャパシタはオープンです。PCB裏側からフィルターに配線しました。
こんにちは。
こちらのボードに興味があるのですが、LPFの出力とは別に2つイヤフォンジャックが取り付けてあるのは、AUXの入出力端子用ということでしょうか?それから、チップ部品4つは、撤去したのちにブリッジさせて基盤の裏側から別基盤のLPFに配線している状態でしょうか?よろしくお願いいたします。
QCC5125で検索すると、なんとLDAC対応のボードが出てきます。また、DACにESS9038Q2Mを使ったものやら、PCM1794やらと、いろいろあります。
ぺるけさんが使ったボードは無くなりましたが、選択肢は増えています。
AKI.DAC復活したようです!
仕様は以前のものとほとんど変わっていないようです。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g105369/
待っておられる方もいたのではないかと思います。
良かったですね。
1つだけ難点を挙げるとすれば、入力が MiniUSB 端子のままなんですよね……
(microUSB か USB-C にしてほしかった)
これのためだけに miniUSB ケーブル買うのは勿体ないですし、miniUSB って真っ先に市場から消えそうな気がしてます。
A2級はトランジスタアンプには無い方式なので、興味を持って勉強しています。私に理解できないのは、出力歪率特性が最大出力付近で平坦になったり、減少するという特性です。私のアンプ設計マニュアル / 基礎・応用編 11.ロードラインその4 (電力増幅回路・・シングル応用編)にはは「2次歪み中心のところに3次歪み成分が割り込んでくると、みかけ上歪みが減ったようにみえるということはよく知られています」という説明が書かれています。歪率の定義式は√(2nd^2+3rd^2)/(基本波の実効値)です。2ndと3rdはひずんだ波形を級数展開したときの2次の項と3次の項で直交していますから、どのように重ねあわせても打ち消しあうことはないはずです。
添付図の1番上は基本波に5%の2次歪と5%の3次歪を加えた波形をexcelで描いたものです、2番目の図は歪成分だけを描いたものです。基本波に5%の2次歪と5%の3次歪を加えた波形をFFTにかけたのが3番目の図です。2次歪、3次歪とも5%で、打ち消しは起こっていないことが分かります。
歪率の定義は上記の式ですが、ノッチフィルターを通したあとの信号を平均値指示型の電圧計で測定したときは{√(|2nd+3rd|)}/(基本波の絶対値の平均値)になります。ぺるけさんがお使いになったオーディオアナライザは、写真から推測するとVP-7723Aですが、この機種は実効値応答と平均値応答の二つのモードがあります。アマチュアが自作した歪率計では平均値指示のものが多いと思います。私が大昔に自作したものは、両波整流した出力をアナログテスターで計っていましたので、やはり平均値指示だったはずです。
添付図の一番下は、実効値指示(定義式)と平均値指示の二種類の式で2次歪5%、3次歪5%の波形の歪率を計算したものです。実効値指示では正しい値 0.0707とほぼ一致しています。少しずれているのはexcelのデータの刻み幅がπ/32と粗いからです。平均値指示の場合は0.0557と、本来の値よりも小さくなりました。これは2次歪と3次歪の符号が逆の区間があるからです。
A2級の出力歪率特性で歪率が平坦になったり減少するのは、このように定義式とは異なる測定が原因なのでしょうか? ベテラン諸兄のお考えをお聞かせいただけると幸いです。
VTさん、
不躾な書き方をしてしまい、申しわけありませんでした。
10は名前だけは知っていましたが、データシートは初めて見ました。きれいなカーブに驚きました。基本的に指数関数に従う半導体では真似の出来ない特性です。
それにしても、excelでFFTが出来るようになって、今までは手の届かなかった解析が、簡単に出来てしまいます。大変な時代になったものだと思いつつも、肝心の歪率減少のメカニズムはさっぱりわかりません。
ken様、おはようございます。
6V6GT(GE)のプレート特性図の解析、お疲れさまでした。
先に私が書いたA2級アンプの出力管は10で、グリッドが正の領域もデータがあるのでグリッド特性図までは変換できたのですが、当時の知識ではそこから歪率を計算する方法が理解できずにそこで断念してしまったのですが、作ったグリッド特性図からはひずみの出方が変わるようには思えないという印象を持った記憶があります。
そこで先の投稿でも出力管ではなく、出力段という表現にさせていただきました。
出力管だけの歪率の計算が出来ました。三結でVg>0のEp-Ip特性がデータシートにある6V6GT(GE)で、(Vg, Ep)を読み取ってexcel で3次式にフィッティングしました。3次式なのは2次歪と3次歪を扱うためです。
添付図の左上がフィッティング結果です。きれいにフィッティングしています。この式にsin(θ)を代入するのですが、無信号時バイアスを(250V, 40mA)と想定して、sin(θ)-14を代入しました。-14は上記バイアスでのグリッド電圧です。
得られたプレート側での波形が添付図右上です。正弦波ですが、上側と下側で波高値や面積が異なります。歪が発生しているだけでなく、DCシフトも発生しています。
プレート側の波形をFFTにかけると歪成分が求まります。添付図左下は横軸をプレートでの基本波の実効値電圧とした歪率特性、右下は横軸を出力電力とした歪率特性です。
約2.2W, 2.7Wの2点はグリッド電圧を+2V, +4Vまで振っていますが、歪は単調に増加しています。Ep-Ip特性から予想出来ることではありますが、出力管の特性だけでA2領域で歪が減少するということは無さそうです。
やはり、歪率測定の問題、ドライバーとの打ち消しがありそうに思えます。また、振幅が大きくなるとDCシフトが起こっていることが出力トランスに影響を及ぼしている可能性もあるかもしれないと思いました。
VTさん、
貴重な情報をいただきありがとうございます。
出力管だけで起こる現象だとすると、Ep-Ip特性から説明できないといけないと思います。考えてみます。
kenさま、お早うございます。
残念ながらデータは残っていないのですが、ずいぶん昔、初めて作ったA2級アンプのひずみ率が変な格好だったので、前段とのひずみ打消しが起こっているなら十分低ひずみで駆動力があるアンプでドライブすれば普通の形に戻ると思って、トランジスタアンプの出力で出力管を直接駆動して各々のひずみ率を比較するというお遊び実験をしたことがあります。
その結果、トランジスタアンプのひずみ率は測定限界以下であるにも関わらず、A2級動作になるあたりで出力管のひずみ率が一度下がるという現象は残ったことから、少なくともA2級動作させた出力段自身にあのようなひずみ率の推移を示す素因があるらしいと推測しております。
菊地さん、VTさん、
いろいろと教えていただきありがとうございます。
実のところ、もっともありそうなメカニズムは、出力管のグリッド電流が流れるとドライバーの負荷が重くなって歪が増加。それによって出力管との2次歪の打ち消し量が増えるというのだと思っています。
動作条件によっては、主力歪率特性が直線的でなくなる可能性があるというのも、その通りだと思います。
どういうわけか、この興味深い主力歪率特性についての明確な考察にめぐりあっていません。そのため、2次歪と3次歪は打ち消し合うことは無いというのは、ベテラン諸兄の間ではコンセンサスはあるのだろうかというのが、皆さまに質問を投げかけた理由でした。やはり同じ考えをお持ちだとわかりました。
kenさま、こんばんは。
「2次歪み中心のところに3次歪み成分が割り込んでくると、みかけ上歪みが減ったようにみえるということはよく知られています」ですが、そのあと「A1級では、こういう凹型にならずに」と記述されていることに加え、「みかけ上」と「みえる」いう言葉が入っていることからもわかるように、実際に2次歪と3次歪が打ち消しあうとか、3次歪み成分が歪みを減らしているということを言っているのではなく、A2級では3次歪み量が急激に増え始めるグリッドがプラスの領域へ入り始める近傍の信号レベルで一度、信号レベルが上がったにもかかわらず「最大出力近くになると歪み率は一旦減少あるいは横ばい」になり、「みかけ上歪みが減ったようにみえる」というその右に示されたグラフ例示された事象が生じることを記述しているに過ぎないものと思われます。
で、そのような現象が起こる原因は、入力電圧に対する出力電圧をプロットしたライン(リサージュ波形のような)をつくるとしばしば、グリッドがプラスの領域へ入るポイント付近でこのラインが曲がってしまうことがこれに関係しているのではないかと思いますが、実際に各ひずみにどういう影響を与えるのかを解析したことがないので、確証はありません。
私の解釈がどこまで正しいかわかりませんが、ご参考まで。
お正月から難問を提案なさっていますね。
というか、お正月だから難問にもじっくり考えられるのかも・・・
で、私は難しい事は解りませんが、
どこかで2次歪が打ち消されるポイントがあるのではないかと思います。
2次歪に比べて高次歪みを打ち消すのは難しそうなので、
トータルの歪量を左右するのは2次歪の打消しだと思うのです。
そこでネット上に公開されている作例の中から、回路図と歪率の掲載されている作例を
片っ端から眺めて、歪率の上昇が水平に変化する作例をピックアップしてみては如何でしょう。
何か回路動作的に共通するポイントが見つかれば、今回の問いのヒントになるかも?
そこで自分の作例を眺めてみたら以下のような作例でした。
https://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/6v6gtq2.htm
上記のぺージの後半で電源電圧を上げた場合の歪率があるのですが、
5Wから12Wくらいまで歪率の上昇はなく、むしろ減ってたりします。
ただQuadⅡ回路はドライブ段と出力段が絡み合った回路で、原因はさっぱり分かりません。
ちなみに、反転信号が何処から来るのかで、過去にMJ誌の先生方の解説が全滅だったという
驚きの事例まで有るほどで、今は簡単にシミって解ってしまう、良い時代になりました。
さらには以下のページのセットも、クリップ手前で歪率が一息ついています。
https://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/6as7_depp.htm
これは極端に感度の低い出力管で、ドライブ段も目一杯になっているので、
ドライブ段と出力段とで、歪の打消しが起こったのではないかと愚考します。
ただし、どちらもA2級ではないので、ほとんどヒントになってないですね。
何方かわかる方のフォローを、お待ちしています。
VT様
早速のご返答ありがとうございます。
理論整然としたご説明で、よく理解できました。
この際ですので、トランスを分解して内部を調べてみました。コイルの外側に巻いてある銅板は箱型の鉄板ケースによって、コアに圧着されているようですが、鉄板ケースは絶縁紙で銅板と絶縁されています。
箱型鉄板と上下のカバープレートは両方とも内側が塗装されており、電気的に接続されていないようです。コアの一か所のみ、絶縁ニスが剥がしてありますが、接触する下側の鉄板カバープレートの塗装が剥がされておらず、意図がよく解りません。(トランスをかこっている鉄板ケースがグランドされていない?)
これから鉄板ケースとコアを接触させ、各2次巻き線の一端をグランドして、測定してみます。
ありがとうございました。
VT様
801Ax3パラシングルアンプはその後正常に稼働しています。
問題のトランスは30年以上使用していますが、誘導電圧トラブルが発生したのは、多分5~10年前からだと思います。
最初にMX-165を分解した時、写真のように上側カバープレートの内側(両方共)にショートリングが押し付けられて、塗装が傷ついていました。これが原因と思いテフロンパッキングを上下カバープレートの内側に入れて、アンプに組み込みました。(No759)
その時、誤配線によってハムが発生するようになりました(泥沼に入り込む)。この誤配線は橋本トランスPB-250に交換しても治らなかった為、やっと気が付きました。
出力管フィラメント電源に7.5V(4.5A)2巻き線を直列接続して両波整流し、直後に
10,000μFの 電解コンデンサー2本が入れてありますが,そのうち1本だけ間違えてシャーシアースしたためでした。
問題のMX-165をテストするため、1次側に100Vを供給し、2次側は無負荷の状態で絶縁されていないボルトと自宅配電盤アース間の電圧を真空管電圧計で再測定してみました。同様に、MX-165及びPB-250の801Aアンプを作動させ、シャーシと配電盤アース間の電圧も測定してみました。(2種類の電圧はコンセントを逆に差し込んだ時)
結果は下記のようになりました。2,3は感電を感じませんでしたが、1は若干の感電を感じました。
今回はトランスについていろいろ学ばせていただきありがとうございました。いずれにしても各アンプに配電盤アースを取るべきだと思いました。
1. テフロンパッキングを組み込んだMX-165単体テスト 98V=131V
2. 801A(MX-165)アンプ 82V=80V
3. 801A(PB-250)アンプ 43V=52V
Hiro
Hiro様
こんばんは。
漏電の件、新品のトランスへ交換という形とはいえ、解決に至ったようで良かったです。
橋本トランスのPT-250にある静電シールドは1次巻線に乗っている高周波ノイズが巻線間のコンデンサ分を介して2次巻線側に伝達されるのをトラップしてアース側に流して抑制する目的なのでアースできるように作られています。
これに対し磁気シールドのショートリング(SR)はトランスのコアから漏れ出る漏洩磁束をワンターンコイルに誘導される電流で磁束を打ち消すものなので、電気的には絶縁された状態で設置されています。
VT様
MX-165電源トランス感電対策 顛末記
昨年末から3度ほど取り付け、取り外しを行いましたが、感電の明確な原因は不明でしたので、MX-165新古品を探しましたが,
適当なものが見つかりませんでした。
たまたま橋本トランスのカタログを見ていたところ、PT-250が現用シャーシにそのまま交換可能なことが判明し購入しました。
2次側タップの出力電圧が、530Vが500V,250Vが240Vと若干低いのですが、幸いアンプ本体に定電圧電源を採用していますので、電圧調整回路の微調整のみで、出力電圧600Vを得ることができました。801A x 3パラシングルアンプは左右の電源トランスが異なりますが感電はなくなり、問題なく稼動中です。
橋本トランスは、磁気シールドと1次、2次間に静電シールドがあり、トランスのSSタップよりシャーシアースできるようになっています。旧タンゴMX-165のSRシールドはどこにも接続されていないように思えます。
いろいろとありがとうございました。
Hiro
VT様
昨日トランスを最初の状態に戻して測定したところ、130Vに戻りました。
そのボルトとショートリング間に不安定な抵抗値《100KΩ》があることに気づき,再度
ばらしてよく見ると、ケースの上下カーバーとショートリングが接触する部分の塗装が傷ついている事がわかりました。
ケースの上下プレートに0.5mmテフロンシートを加工して絶縁パッキングとして組み込み測定したところ、70.9V 86.6Vと今迄のもっとも低い電圧となりました
(絶縁されてないボルトとショートリング間の抵抗値は無限大となる)。
この状態でアンプに組み込み、様子を見ようかと思います。
Hiro
VT様
SR磁器シールドとは何の略称かなと考えていたところです。ショートリングの解説、大変参考になりました。
底板カバープレートとコアを接触させて測定したところ、272Vと339Vと電圧が上がってしまいました。(ACコンセントの極性による)
今日は元に戻して、コアに接続せずに、ボルトをケース底板のシャーシ側一点で,麹座を入れてワッシャー、スプリングワッシャー、ナットで接触させて、測定してみます。
なを、他のVT-62アンプも動作させ、同様な条件で、シャーシ、アースー間の電圧測定をしてみるつもりです。
Hiro様
ご存じかと思いますが「コイルの外側に巻いてある銅板」はショートリングと呼ばれるもので、トランスの漏洩磁束によって誘導される電流をショートさせることで漏洩磁束を減らす目的のものです。
もともとカバーとコイルの間に距離があることに加え、このショートリングがコイルとカバーの間に入っていることで静電シールドとなっているためにカバーは静電誘導されにくいとは思います。
元々絶縁されていないボルトとカバーの間に導通がある場合、それ以外の場所でコアとの導通を設けると(レア)ショートになる可能性がありますので、よくご確認いただいたほうがよいかと思います。
質問されたことは、ほかの人の参考にもなりますので、最初の質問はそのまま残して、回答者への連絡は、必ず返信にしてください。
よろしくお願いします。
はじめまして。ぺるけさんのホームページにはよく訪れてましたが、
こちらに書き込むのは初めてになります、宜しくお願いします。最近はぺるけさんのスピーカースタンドを作りました。
木工に慣れてなく意外と大変でしたが、音の雰囲気も良くて気に入っております。
初めて投稿させていただきます。
平田タンゴmx-165電源トランス を4個使用しております。(自作 vt-62 3パラシングルと811Aシングルアンプ、各モノブロック)
そのうちVT-62 アンプ1台のみがシャーシが誘電されており、軽く触ると感電します。
強く押し付けると感電しなくなります。(リスニングルームでは、シャーシアースはしておりません)
アンプ本体は、特にノイズの発生等はなく正常に作動しています。
電源トランスをアンプから取り外し、固定している4本のボルトの1本のみは、MJ-1997年 1月号の”管球アンプ用トランス、チョークの基礎知識” 通りケースにグランドされている事を確認しました。
自宅の配電盤アース線とそのボルトを真空管電圧計で計ると130Vありました。(トランスを取り外して、無負荷の状態で計測)
また、低圧のタップ0~5V,0~7.5V等は何故か300Vを振り切りました。
原因について、お教えいただければ幸いです。
Hiroさん、こんにちは。
(電源)トランスは、鉄のコアに銅線が多数巻きつけられた構造になっていることはご存じかと思います。
で、一つはこの巻き線の絶縁が傷や腐食、経年劣化などによって不完全になると、絶縁不良になって漏電する場合があります。
もう一つは、異なる導体を絶縁状態で対向させるとコンデンサになるので、交流は通り/誘電しますので、場合によってはトランスのコアは帯電するということが起こります。
100V巻き線の0V側に電灯線のLive側を接続するかNewtral側を接続するかでコアと巻き線の結合状態が違うのでコアの電位(導通のあるビスの電位)が変わることがあります。
後者の静電誘導による帯電があるので、ぺるけさんの教えの中にもどこにも接続されていない金属は作らないようにというものがあるかと思います。
また、ヒーター巻き線で高い測定値が得られるのは、100V-高圧巻き線-ヒーター巻き線の順で巻かれているために、ヒーター巻き線がアースラインに接続されていない場合は特に高圧巻き線の影響を受けて高い誘導電圧が掛かっている可能性があるかと思います。
ご参考まで。