2SK170代替部品について
ヘッドホンアンプver.3を製作しようと考えています。
初段の2SK170は入手困難なため代替品として、2SK117のチップ版か、イサハヤの2SK2881を選別して使用しようかと考えていました。ただ2SK170に比べるとgmが低いのが気になり、調べたところ2SK364が2SK170とほぼ同じ特性を示し使えそうな気がします。
気になる点として、2SK364ではデータシートに雑音指数が載っていませんが、この点は2SK170に見劣りするのでしょうか?
2SK170の無選別品が2SK364とも聞いたことがあるので気になります。
ご教示いただければ幸いです。
P.S.昔の掲示板の過去ログを閲覧したいのですが、見る方法などありますか?
大変遅い書き込みになります。
この2SK2145について、秋月より返信がありました。
私の申し入れを受け入れていただいて、丁寧な謝罪、該当する説明の削除、返金の手続について書いてありました。
返信も早く、たいへん誠実な対応です。
金額は少ないのですが、私も気持ちの整理をしたかったので、返金を申し入れました。
気持ちの整理というのは、このFETをあてにして、部品もそろえ、平ラグパターンも考えた平衡プリがあるからです。
ただここで愚痴っても仕方ないので、今部品箱をあさっているところです。
さ迷えるFET難民といったところです。
実際には単に2SK2145にそのまま差し替えてもそれなりに動いてしまうことが多いということではないでしょうか。
「スペックは同じではないものの、」と「人気があります。」というセットになっているところがミソなんでしょうね。
秋月としてはあくまで違うものとして明示したうえで、それでも代替品として使うお客様がいますと紹介しているだけですからねぇ。
tatuさん
私の手元に来たテープの10個はたまたま揃っていただけだったのですね。今後使う時はバイアス特性が揃っているか測って確認してから使うようにします。情報ありがとうございました!
うちださん
確かに「スペックは同じではないものの、廃盤になった2SK170の代替えとしても人気があります。」と書かれていますね。。。以前(数年前)は書いていなかった気が・・・
まさかGどうし、Dどうしを繋いで並列にする作戦?
秋月のHPでは2SK2145は「2SK170の代替品として人気がある」としていますが、実際の実力はgmで2SK117と同等です。
注意してください。
私も騙されました(笑)。
騙したわけでは無いでしょうが、秋月には伝えておきます。
Y@札幌さん
ありがとうございます。
同じ動作条件だと2SK117は2SK170より5dBほど利得が下がりそうです。
あまり部品にこだわってもしょうがないのですが、今回はgmの高いものを使ってみます。
やまぐちさん
ありがとうございます。
2SK2145も検討したのですが、私の調べた限りではデュアルパッケージなのにペア特性が悪いものもあるらしく、(バイアスが30mV以上異なる)結局選別するはめになりそうなので断念しました。
あとは共通ソースで基盤パターンの変更も必要であるのも理由です。
すでに2SK364に決定されているようですので、参考程度なのですが、秋月で入手可能なデュアルFETの2SK2145-BLも代替品候補として挙げられます。
いくつか測定してみると1チップ内2素子のバイアス特性がそこそこ揃っていて、無選別で使える感じです。
表面実装部品なのでラグ板では使いにくいのが難点ですが、2SK117のチップ版(2SK209-BLかな?)も検討されていたようなので、ご紹介させて頂きました。
tatuさん、こんばんは。
FET式差動ヘッドホンアンプ Version 3(平ラグ版)の記事の下のほうにある「いろいろなヒント for Version3」の「(3) 2SK170以外のFETは使えるか」に「2SK117は2SK170の時よりも若干利得が減る程度なので実用範囲です。BLランクを使ってください。」との記述があります。
ぺるけさんも2SK117代替としては2SK2881を推奨されていますので問題ないのではないでしょうか。
まさみちさん
ありがとうございます。とりあえずアンプを作成してみますね。
VTさん
ありがとうございます。
過去ログの件承知しました。
flip-flopさん
詳しい説明ありがとうございます。
2SK1172パラは基盤パターンの変更を考えなければいけませんので、今回は2SK364を採用しようと思います。
うちださん
ありがとうございます。
在庫はあるみたいですが、価格は張りますね。
選別することを考えるとそれなりの数は要るので今回は2SK364を使ってみます。
2SK170はサトー電気であればまだ販売しているようです。
http://www.maroon.dti.ne.jp/satodenki/
K170の等価ノイズRは1個60Ω程度ですから回路的にはゲート抵抗3.3kΩのノイズが支配的で、K364でノイズRが10倍あったとしても全く問題ないと思います。
K117だとgmが低いのでNFB量や帯域特性も違ってきますが、K117GRを2パラで使えばK170BLと同等のCiss,gm,ノイズ特性になります。
昔の掲示板のログについては何とか残したいという話はあったのですが法的な問題がクリアにならず、必要な方は個々人でダウンロードしていただくしかないということになり、そのためのツールなどを公開してくださった方もいました。
このような背景があり、申し訳ありませんがこちらでは旧掲示板の過去ログについては提供しておりません。
ヘッドホンアンプの信号レベルではノイズが問題になることはまず無いと思いますが、
実際に作ってみてはどうでしょうか?
昔の石がその当時はローノイズと表記してたとしても現代の基準では並以下であることもよくありますし。