平衡型6N6P全段差動の電源部の電圧異常(低電圧)
平衡型6N6P全段差動アンプを製作中です。
電源部の電圧が異常【低電圧)に低く、これまで経験したことがない現象に出合い、何が原因か全く不明です。何から確認していけばいいのか困っています。どなたかアドバイスをお願いします。
それから、ロッカースイッチのLEDも切れて、現在取り替えのため、スイッチを外しています。また、電源部からのL,Rch等の配線もすべて取り外しました。
真空管点灯までは正常でしたが、電源部の電圧が異常に低く、
規格値32.5V→2.3V、また規格値-4.5V→約-1.0Vです。
交流電圧
規格値6.7V→6.7V 規格値177V →168V で、スパークキラーを付けた100V→103V でした。
金属被覆抵抗器はすべて頒布して頂いたもの7個を、数値を確認してハンダ付けしました。
ZD16V 2個も頒布して頂いたものを使用しました。
電解コンデンサ4個は1000μF/10V→1000μF/16V使用以外、すべて同じサイズのものを
使用しました。
整流ダイオードは1JU42 4個使用、高耐圧電源用MOS-FETは2SK3767 は放熱器を使用しています。
電源トランス、出力トランスは春日無線のH24-0101, KA-8-54P2を使用しています。
ハンダゴテはANTEX G型コテ先822使用。
初心者の推測では定電圧ダイオード16Vを2個使用しているので、本来なら30V以上
出る筈ですが、異常に低いのでまず、まず定電圧ダイオードが正常に作動していないことが疑われます。その他は抵抗器、電解コンデンサ以外の整流ダイオード、2SK3767、1N4007等です。
現在猛暑中で恐縮ですが、初心者向けのアドバイスをお願い致します。
VTさま
こんにちはお世話になっております。
事細かく教えて頂き本当にありがとうございます。
少し安心しました。
電源ユニットにはV+、V-、OPT黒(L,R)、アース(母線)部分以外は一切繋ぎません。
結果がでるまで少し時間がかかると思いますが、必ずご報告致しますのでよろしくお願い
致します。
iwk様
チェックして頂いた限り、電源ユニットの定電圧ダイオードは正しく働いているようですので、電源ユニットの作成ミスによる過電圧が原因でアンプ部が破損した可能性は低いと推測しております。(誤って高圧側に接続していなかったならですが。)
ただ、アンプ部自身に配線ミスなどがあり、それにより各パーツが破損した可能性については現状何もチェックできていないので、破損していないことを明言することはできません。
また、アンプ部そのものやアンプ部との接続に配線ミスなどがあることが原因で再び電源ユニットを破損する可能性も否定できません。
ということで、先ずは「ミスはあるはずだ」という前提に立って、アンプ部の「外観チェック」というか、照らし合わせをされては如何でしょうか。
また、アンプ部のV+(32.5V)は、470μFのコンデンサと9.1KΩとの抵抗と51KΩの抵抗しか接続されていない筈で、しかも9.1KΩとの抵抗と51KΩの抵抗の先に接続されている回路を考えると、テスターの電圧程度ではほとんど電流が流れない筈です。ということでGNDとの間の抵抗値を測定したら、470μFのコンデンサの充電が終われば十分高い抵抗値を示す筈だと推測できます。
ですので、これをチェックすれば、アンプ部を繋いだことで電源部を損傷するリスクは減らせるでしょう。(くれぐれも高圧側に接続するミスをしないようにしっかりチェックしてください)
私自身は現状が不明なら下手にパーツを外してチェックするのはあまり好みません。なぜなら、外すときと付け直すときにミスをする可能性を増やすからです。
では、頑張ってください。
> たとえば2SC1815,2SK117,2SK30A等いずれもぺるけさんから選別して
> 頒布して頂いた部品です。
> これまで、全く選別をした経験はないし、正常に選別できる治具もありま
> せんので、このことが一番心配ですので、教えてください。
FETの選別は
http://www.op316.com/tubes/toy-box/tester2.htm
TrのhFEの測定は
http://www.op316.com/tubes/mi-audio/hfe-tester.htm
簡単な回路です。教わってばかりじゃなく、いったん外してご自分で測定しては?
VT様もすべてを保証できるわけがないと思います。ただの電源部でさえ60数回もやり取りをしてようやく終わりが見えただけ。肝心のアンプ部が正常だとはとてもとても言えないのではないかと思います。
少なくとも回路図と見比べてつながっているところ(導通あり)の確認、テスターで抵抗値の確認程度はやりましたか?回路図と比べるんですよ、実態図ではないですよ。
それと「治具」なんて言葉はなく「冶具」です。読み方は「やぐ」。でもこの言葉も作られた言葉で「冶金」とかに使われる漢字を流用したのでしょう。「やきん」は辞書にありますよ、調べてはいかが?
VTさま
おはようございます。台風が次々と発生し、残暑が厳しいこの頃です
お世話になっております。
1つ、心配なことを聴き忘れていましたので教えてください。
お陰様で、今回ようやく電源ユニットは正常になりました。
その原因は2SK3676の繋ぎ方に問題があり、部品が破損していました。
ただ、その影響がアンプ部の部品に影響を与え、例えば部品の一部が
正常に作動しなくなるということはありませんか?
たとえば2SC1815,2SK117,2SK30A等いずれもぺるけさんから選別して
頒布して頂いた部品です。
これまで、全く選別をした経験はないし、正常に選別できる治具もありま
せんので、このことが一番心配ですので、教えてください。
まぐなむさま、うちださま
おはようございます。
お世話になっております。
原因は判明しました。その1つはまぐなむ様の推察通りで、もう1つは恥ずかい
ことですが、私の取付位置違いの完全なミスでした(詳細は・・・)。反省して
います。
うちださま
お礼がおそくなりましたが、貴重なぺるけさんの情報ありがとうございました。
iwk様
ところで原因は判明したのでしょうか?
1回目はシャーシと配線のショート、2回目はFETの取り付け向き間違い、といったところでしょうか?
VTさま
今晩は、まだ連日猛暑が続いております。
お世話になっております。
心配しておりましたが、ようやく、ご指導のお陰で長いトンネルから抜けた感じで、次のステップ進ことができるのですね。
「32.5Vの所は、以前も書きましたが実際に使っている定電圧ダイオードの個体差で電圧が変わります。
今回は15.8Vと16.0Vの組み合わせだったので31.8Vになったというだけです。
ちなみにシャシに入れて実働状態になると流れる電流と温度が変わるので、それでまた電圧が変わるでしょう。」
よくわかりました。また、何か部品でも壊したかなと少し心配していました。
「ですので、もし32.5Vに合わせたいのでならそうなる定電圧ダイオードを選別する必要がありますが、32.5Vはあくまでぺるけさんがおつくりになったアンプでの実測値で、常にこうなるいうことではありません。」
32.5Vにするには選別する必要があったのですか、そういう事情でしたら32.5Vに拘る必要は全くありません。
これまでも、VTさまには掲示板でご指導して頂いたおかげで、ぺるけさんのアンプを種々つくることができました。今の掲示板を新たに作ってくださったVTさまには改めて感謝致します。
VTさん
> "VT"さんが書かれました:
> ですので、もし32.5Vに合わせたいならそうなる定電圧ダイオードを選別する必要がありますが、32.5Vはあくまでぺるけさんがおつくりになったアンプでの実測値で、常にこうなるというわけではありません。
このアンプが発表された2012年当時、ルネサスのHZシリーズ(細かい電圧設定が特徴)がまだ入手可能でした。ペルケさんはそのHZ16-2を更に選別して、選別の中央値が16.2Vになる個体を頒布しています。V+が32.5Vに近い値になる様、部品を選び、そのうえで回路図に落としていると言えます。つまり誰が作っても図面に記載のある設計値に近い値になる様、工夫・配慮されているのです。
これは1N47シリーズでも同じで、16.3Vが中央値になる様に、選別した物が頒布されています。
ご参考まで
iwkさん、こんばんは。
どうやら電源ユニットは正常になったようですね。
32.5Vの所は、以前も書きましたが実際に使っている定電圧ダイオードの個体差で電圧が変わります。
今回は15.8Vと16.0Vの組み合わせだったので31.8Vになったというだけです。
ちなみにシャシに入れて実働状態になると流れる電流と温度が変わるので、それでまた電圧が変わるでしょう。
ですので、もし32.5Vに合わせたいならそうなる定電圧ダイオードを選別する必要がありますが、32.5Vはあくまでぺるけさんがおつくりになったアンプでの実測値で、常にこうなるというわけではありません。
VTさま、まぐなむさま
こんにちは、大変お世話になっております。
2SK3067が入手できましたので、2SK3767を取り換え再測定しましたので、ご報告
致します。
今度の2SK3067の取付は間違いありませんが、何故かよくわかりませんがV+32.5Vは
31.8Vでした。それからG-S電圧=3.3Vで、これは正常値と思われます。
従って、2SK3067は壊れてない筈です。ご指導の程よろしくお願い致します。
(「真空管アンプの素」P142~144は参考にしましたが、+32.5Vが出ない理由は
わかりませんでした。)
VTさま
おはようございます。お礼が遅くなりました。
心に沁みる言葉を頂き本当に幸せを感じます。ありがとうございます。
VTさまには、これまでに数得きれないくらい沢山の教えを頂きました。
直熱管のすばらしさも教えて頂いており、今も鮮明に覚えております。
ありがとうございます。
iwkさん、こんにちは。
自力で誤りを見つけられましたか。
それは素晴らしいですし、良かったです。
でしたら写真をお送りいただく必要はありません。
ローマの哲学者キケロや孔子、松下幸之助翁も、人はえてして過ちを犯すものであり、それは当然のことだけど、そのあとどうするかで価値が違ってくるというようなことを言っているようです。
ということで、3度目をやらないようにする、それでもやってしまったときどうする。などということも考えてみられても良いのではないでしょうか。
VTさま
こんにちは
お世話になっております。失敗ばかりの報告で呆れておられることと思います。恥ずかしい限りです。
「定電圧ダイオードの電圧の件ですが、カタログ上では1N47xxAシリーズは±5%となっていて、16V品である1N4745Aは15.2V~16.8Vの間のモノがあるということになりますので、32Vの所は実際にはもう少し範囲は狭くなると思いますが、30.4V~33.6Vが正常の範囲として生じうるというのがお答えです」
1N47xxAシリーズは±5%ですか、よくわかりました、ありがとうございます。
「配線に問題がある場合と、交換した2SK3767が壊れているためという2種類が考えられます」
今回は配線に問題がある場合に相当します。
凝視して発見できました。また、2sk3767を壊わしてしまったことに気が付きました(失敗の仕方は異なります)。
2SK3767の手持ちがありませんので、2SK3067を注文しました。夏休みに入り入手に時間がかかりますが、必ずご報告致します。
「まぐなむ様が依頼しているように、電源ユニットのラグ板の、できれば表と裏を各1枚撮って投稿して頂けないでしょうか。」
ここまで、面倒を見て頂くと、初心者でなく超超初心者になりますので写真は送付しません、勝手いって申し訳ありません(失敗の原因は気づいていますので)。
iwkさん、こんばんは。
定電圧ダイオードの電圧の件ですが、カタログ上では1N47xxAシリーズは±5%となっていて、16V品である1N4745Aは15.2V~16.8Vの間のモノがあるということになりますので、32Vの所は実際にはもう少し範囲は狭くなると思いますが、30.4V~33.6Vが正常の範囲として生じうるというのがお答えです。
電圧の関係ですが、もう一度③、④と2SK3767のGの3点の電圧を計って頂けませんか。
VGS電圧は62.1Vだとすると、2SK3767のGは161V+62V=223Vで④とほぼ同電位ですが、本来ここは④から供給されていますので、215Vの筈で、VGS電圧は54Vであるべきなのです。
まぐなむ様が依頼しているように、電源ユニットのラグ板の、できれば表と裏を各1枚撮って投稿して頂けないでしょうか。
配線に問題がある場合と、交換した2SK3767が壊れているためという2種類が考えられます。
まぐなむさま
おはようございます。
いろいろと教えて頂きありがとうございます。TRSコンポジャックの件でお世話になって以来
本当に感謝しております。まぐなむさまから教えて頂けるのも、この掲示板を作ってくださっ
たVTさまに本当に感謝しております。
また、ご報告致します。よろしくお願いいたします。
iwk様
OPTが繋がっていない電源ユニットのみの状態でVGSが62Vもあるのでしたら、残念ながら2SK3767は故障していると思います。
また、このまま別のFETに交換しても配線間違いなど基板側に原因があれば三度故障を繰り返してしまう可能性が高いです。
お手間を取らせますが、電源ユニット全体(可能であれば、部品側とシャーシ側両面)の写真をアップロードしていただけないでしょうか。何か手掛かりが見つかるかもしれません。
まぐなむさま
こんにちはお世話になっております。いろいろとご検討いただき感謝しております。
「電源ユニットからOPTトランスへ行く配線が繋がったままでしたら、こちらを外して再測定願います。ここがV+の電圧を161Vまでドロップさせている原因かもしれません。」
OPTトランスにいく配線(L,R OPT黒)、それからアンプ部V+、V-、GND等は一番最初に相談する前(7月25日)からすべて外していますのでお知らせいたします。
iwk様
> VGS電圧は62.1Vでしたのでご報告致します。
早速ありがとうございます。
せっかく交換していただいた2SK3767ですが、故障している可能性が高いです。この電源回路ですとVGSは約4Vのはずなので。
追伸
電源ユニットからOPTトランスへ行く配線が繋がったままでしたら、こちらを外して再測定願います。ここがV+の電圧を161Vまでドロップさせている原因かもしれません。
まぐなむさま
おはようございます。
いつもご指導頂き感謝しております。
VGS電圧は62.1Vでしたのでご報告致します。
iwk様
お世話になります。
追加でVGS(2SK3767のGと⑤Sとの間)の電圧測定結果も教えていただけないでしょうか?
VTさま
台風の動きがまだ気になる猛暑日です。
こんばわ、大変お世話になっております。
2SK3767の中古がありましたので、テスター検査して大丈夫そうなのでそれを使用しました(テスター検査】Nチャネル型MOSFETの『不良・故障』を確認する方法。:0.6V程度のところが0.5Vでしたので正常と判断)。
それを使用して②-⑫までの電圧を再測定しましたのでその結果をご報告します。
32,5Vのところは31.7Vでやはり低い数値になっています。
壊れた2SK3767を付けまま電源部の試験をしたため、壊れた部品があるのではない
かと推測しています。
例えば、ZD16Vは今回も前回と同様な数値ですが、正常に作動していると考えてよ
ろしいでしょうか(本来なら32V、それが31.7Vこれは誤差範囲ですか?)。
VTさま
おはようございます。
指摘される前に、気が付かなければいけない非常に大事ことでした。
大ミスを犯していました。FET壊れて当然です(恥ずかしいので省略します)。
大変申し訳ありませんでした。
取り替えに時間はかかりますが、取り換えて電位試験を再度行います。
中古のFETがある筈なので探してみます。
iwkさん VTさんこんにちは
まず「抵抗値は0Ωでしたので、2SK3767は正常と判断し」
ここiwkさんの測定位置は2番と2SK3767のD(3番)間のことです。ジャンパーで接続されているので0Ωで正解です。
⑤-⑥間の接続を気にされていますが前々回の測定でも6番に194Vと記されており5番と問題なく接続されていることになります。
また6番が0Vなら8番の31.7Vが生じませんしね。
私なら2SK3767は正常と判断して31.7Vも出てるしアンプ部を接続してみます。
OPTと真空管プレート電流が流れれば194Vはもう少し電圧降下すると考えます。
iwkさん
心配でしたら2SK3767のGDS間のショートチェック(測定数値から判断するとショートは無い感じです)
若しくは中華テスタでもよいのでチェックされると安心です。
Youtubeで2SK3067を使った電源回路の作例をみました。2SK3767よりピーク耐量があるようですね。
前に、ぺるけ氏にMOSFETが壊れるという相談をしたら直列抵抗を入れなさいと返答があったような記憶があります。
2 と 3の間の導線の代わりにピーク電流制限のため22オーム2W程度の抵抗を入れるとMOSFETが壊れなくなるのでは?
iwkさん、こんばんは。
私に書き方が良くなかったようで、誤解を与えてしまいました。
先回の測定で2SK3767の故障はほぼ確定しており、⑤-⑥間については測定値が無かったのでここにも不良がある可能性がありました。
⑤-⑥間に不良がある状態で2SK3767を交換してしまい、通電すると交換した2SK3767も破壊してしまうリスクがあるために、⑤-⑥間の抵抗値が0Ωでなかった場合は、先ずこちらの修正をして、正しく修正されたことを確認するために再度電圧測定をしてくださいというのが、第一ステージです。
で、第二ステージの最初に「上記の確認でほぼ0Ωであった場合、2SK3767が壊れているようですので交換してください。」と明記しているのに、「抵抗値は0Ωでしたので、2SK3767は正常と判断し」という、全く反対の行動をとられてしまうと、対処の仕様がありません。
もう一点、シャシから外して測定して頂いた結果、⑩~⑫が-0.71Vになっていますので、これは値として正常です。
問題はシャシから外して測定したことで⑩と⑫の測定値が正常になったという点で(他の測定結果が変わっていないので前回の⑩・⑫の値はその時点での状態を表した計測結果と思われます。)、シャシに取り付けなおすと再び異常値になる可能性があります。
できれば2SK3767を交換する前によくチェックするとともに、もう一度取り付けて電圧異常にならないかを確認した方が良いのではないかと愚考いたします。
VTさま
連日の猛暑と台風の今後の動きが気になる毎日です。
細部に至るまでご指導頂きありがとうございます。
これまでは電源部の平ラグ20Pをシャーシの壁に付けたまま電圧を測定していました。
2階建てのアンプが測定の邪魔をして満足のいく測定ができなかったことをお詫び致します。
そこで、時間はかかりましたが、壁からはずして電圧を再測定しましたのでご報告致します。
今回は②~⑫電圧がすべて測定できました(2SK3767のDの足と②間の抵抗値は0Ωでした
ので、2SK3767は正常と判断し交換せず測定)。
「もう一点、⑩・⑫の電圧が-3Vというのは異常なので、27KΩ3W・330KΩ1/2W・56Ω2Wの抵抗値と、1000μFのコンデンサや⑩-⑫間の配線がどこか余計なところに接触していないかを確認してみてください。」⑩⑫ -3Vは確かに異常値でした。申し訳ありませんでした。
7個の抵抗値は再度、確認しましたがすべて間違いありませんでした。1000μFのコンデンサおよび⑩-⑫の配線の接触も確認しましたが、接触する部分はありませんでした。
iwkさん、おはようございます。
以下は解説編となりますので、今後のために進んで学びたいということであれば、一度ご自身でなんであの場所をあの順序で測定したかも含めお考えになった後に読んでいただければと思います。
②+⑫が実際の整流後出力で、228V、これにダイオード2本の電圧降下1.2~2Vが加わり、230Vですと①の165Vの1.39倍ですので、ほぼ波高値①x√2=233Vですので、整流回路に問題ないと推定できます。
②+⑫の228Vが56KΩと1.5MΩで分圧された電圧220V-⑫の電圧である217Vが④の電圧と予測でき、実際には+1%の219Vですので、これも正常と判断できます。
次に⑤ですが、2SK3767によるソースフォロワーですので、④の電圧から2SK3767のVGSを引いたモノになるので191V程度の筈ですが、⑥には194Vが出ていますので⑤も194Vと、3Vも高い電圧が出ていますので、2SK3767が故障しているか、可能性は低いですが測定できていない②-③間の接続に問題があると推定されます。そこで、上記のチェックと対策をお願いしました。
⑥には194V掛かっており、27KΩ2本からなる13.5KΩの抵抗で電圧降下をおこして32Vとなっているのであれば、(194-32)/13.5=12mA程度の、330KΩには0.6mA程度の電流が流れており、56Ωに流れることで0.71V程度の電圧が発生するはずですが、実際には3Vとなっていますので、4倍の電流が流れていることになります。
ご参考になれば幸いです。
iwkさん、おはようございます。
測定ご苦労様です。
測定できなかった③は②と同じはずですので225Vと、⑤は⑥と同一なので194V、⑪は⑩・⑫と同一なので-3Vと推定します。
ここで、⑤と⑪は信頼度の高い推測ができていますが、⑥はそうなっていませんので、電源を落とした状態で2SK3767のDの足と②の間の抵抗値を計り、ほぼ0Ωでなかった場合、この間のどこかで接続不良がありますので、探して修正してください。そして修正し終わったらもう一度②以降の電圧測定をやり直して投稿して頂ければと思います。
上記の確認でほぼ0Ωであった場合、2SK3767が壊れているようですので交換してください。
2SK3767を交換したら、⑥:190V程度、⑧:32V程度となっていたら電源ユニットとしては正常でしょう。
もう一点、⑩・⑫の電圧が-3Vというのは異常なので、27KΩ3W・330KΩ1/2W・56Ω2Wの抵抗値と、1000μFのコンデンサや⑩-⑫間の配線がどこか余計なところに接触していないかを確認してみてください。
VTさま
猛暑のなかご指導頂き本当にありがとうございます。
「現在は電源のジャック-ヒューズ&パワースイッチ-電源トランス100V&スパークキラーと、電源トランス150V-電源ユニット、電源トランス6.3V-真空管ソケットのフィラメント端子-パワースイッチのLED系だけが接続され、通電する状態にあるということでよろしいでしょうか。
また、電源ユニットにはトランスへ行く配線のみで、他の所へ行く配線はまだ接続されていない状態ということでしょうか。」
その通りです。
「このままだと埒が明かなさそうな匂いがするので、まずは同封の画像に指示した電圧測定をしていただいた結果を返信いただければと思います。」
本当にありがとうございます。電源部はシャーシの壁につけているため、一部⑪③⑤は測定できていません。無理にやるとスパークが
でたので中止しました。壁から外すし再度測定するのには時間がかかりますのでご了解くだい。
クーラーのない部屋でPC,アンプやっているため体調をくずし、遅れております。それから、定電圧ダイオード16V4個と5.6V0.5W2個は入手できました。
西村様
お世話になります。
西村様の書き込みもご本人の回答も拝見しております。
あえて、もう一度同じ内容を書いたのは、ご本人の気づきが無いのでは、と思ったからです。
最初に指摘された西村様の勇気には感服しております。
> "西村"さんが書かれました:
> うちだ様
> 書き込まれた前段部分について、7月26日 10:51 に「Re:平衡型6N6P全段差動の・・」で私も書き込みました。
> > 自力で頑張るには少し年を取り過ぎたように感じる今日この頃です。9年前ぐらいに製作しておればと後悔しています。
> とご返答がありました。何を言わんとされているのかよくわからないご返答ですが・・。
iwkさん、おはようございます。
とりあえず通電できる状態になったようで。
現在は電源のジャック-ヒューズ&パワースイッチ-電源トランス100V&スパークキラーと、電源トランス150V-電源ユニット、電源トランス6.3V-真空管ソケットのフィラメント端子-パワースイッチのLED系だけが接続され、通電する状態にあるということでよろしいでしょうか。
また、電源ユニットにはトランスへ行く配線のみで、他の所へ行く配線はまだ接続されていない状態ということでしょうか。
このままだと埒が明かなさそうな匂いがするので、まずは同封の画像に指示した電圧測定をしていただいた結果を返信いただければと思います。
青はACです。
赤の各ポイントは、GNDとなる図では●の所にテスターの黒棒をあてた状態でDC電圧を測定してください。
同値が出るところもありますし、計ったことがあるところもあると思いますが、「同時に」計られていることに意味がありますので、きちんとそれぞれのポイントを計って頂けますように、よろしくお願いいたします。
なお、ヒューズの件は提示された情報だけでは原因の推定はできません。
うちだ様
書き込まれた前段部分について、7月26日 10:51 に「Re:平衡型6N6P全段差動の・・」で私も書き込みました。
> 自力で頑張るには少し年を取り過ぎたように感じる今日この頃です。9年前ぐらいに製作しておればと後悔しています。
とご返答がありました。何を言わんとされているのかよくわからないご返答ですが・・。
iwk様
複数の方が書かれたように「電源部」のみの結果がどうだったのかを書かないとどなたもご返答のしようがないと思われます。
iwkさん
平衡型6N6P全段差動PPの解説の中で、次の記述に気付かれませんでしたか?
「製作ガイド・・・少々不親切ですが
このアンプは作るのが非常に難しいです。(中略)自分の頭で考えて行わなければなりません。プッシュプルアンプの製作を何台か経験し、かつ平衡回路の基礎についてしっかりとした知識がない方は決して作ろうなどと思わないでください。(中略)作る場合は、製作ガイドや掲示板によるヘルプなしで自力で頑張ってください。」
ペルケさんの真意がどこにあるかは確かではありません。ただ私が申した通り、自分で考え、自己解決する「覚悟」の事をさしているのだと理解しています。それもあってか、このアンプに限っては、私の記憶する限り一人として掲示板で質問をした人はいませんでした。
私はペルケさんの言われている事には従いたいと思います。
> "iwk"さんが書かれました:
> とりあえず以上です。
「とりあえず以上」で、何を期待されているのでしょうか。
自動的に解析と回答が返ってくる?
人任せで自分で考えようとも、解決しようともしていない。
そういう方は、「掲示板によるヘルプなしで自力で頑張ってください。」
> それから、高域の飛びつきの件は教えて頂きましたが準備はしないことに決めました。
この件だけはペルケさんの解説にもなかったので、あえて、お伝えしようと思っておりました。
ここで言う高域の飛びつきとは、ノイズの事ではありません。クロストークの事です。
VTさま、うちださま
連日猛暑が続き大変な毎日です。
いつもアドバイス頂き大変お世話になりありがとうございます。部品の入手が遅れて連絡が大変遅くなりました。
VTさま
ロッカーLED付き取り換えました。正常に6N6Pは点灯しています。
ただ、ヒューズ(1A)が飛んでいました。これまで経験したこのない現象で、原因がわからず少しびっくりしました。
ロッカースイッチは熱収縮チューブを使わず、立ラグ2Pを使用して配線に変更しました。
これまで説明しましたように、電源部本来なら繋がっているものすべて外しています。
(OPT(L,R)黒 、GND、それからアンプ部とは繋いでいません。)
上記のような状態で2ヶ所だけ測定しましたのでご報告致します。
1.前回の試験黄の2ヶ所 電圧0V) この件は報告ずみです。
今回の測定値 電圧 22.5V( 正常であれば32.5V?)
2.一番右端黄と4番目
電圧53.1V(正常であれば177V?)
とりあえず以上です。
今回使用している機器・部品等
テスター:KYORITSU MODEL1009
電源部の平ラグ 20P
アンプ部 15P 2階建て シャーシはLead P-1111(本体)とP-102(トランスカバー に使用)、ぺるけさんのミニワッター汎用シャーシは使用していません。
6N6P、電源トランス、外部トランスは春日無線から入手。
TRS:絶縁タイプ使用
うちださま
連絡が遅れてすいません。
本当にお世話になっております。
ぺるけさんの本は2012年購入して一読はしていますが理解度?、それから同じ頃伊藤健一「アースと雑音」、黒田徹「はじめてのトランジスタ回路設計」等、事情があってアンプ
製作を一時中止する前まで読んでいましたがその後は・・・・・。
それから、高域の飛びつきの件は教えて頂きましたが準備はしないことに決めました。
その理由は改めて調べてみると「無音時の「サー」というノイズは大きめに感じるが、・・音楽が流れると全く気にならない」ような報告もありますので、今は何もしないことにしました。いろいろと気を使って頂きありがとうございます。
iwkさん
> "iwk"さんが書かれました:
> ぺるけさんの「パターン図中に斜め矢印マークが何箇所かありますが、これ上下のラグ端子を貫通する線でつないでください。ア>ースラインには負帰還信号が流れるので、貫通させないで上下個別にジャンパー線でつないでいます。」よく理解できないのでおし>えてください。
ここの記述は平衡アンプの負帰還の与え方、アースの取り方の基本の一つを説明していると言っても良いと思います。そこで折角平衡アンプを作るなら、是非ペルケさんの平衡プロジェクトにある説明を読んで自分で理解してみてはどうでしょう。ここはポイントなので、私は簡単に教えたくはありません。
またシールドについてもシールド板をアースするかしないか、するとしたらどこにすれば良いか考えてみるとアンプの作り方の基本がわかってきます。シールドについては、ペルケさんの著書「真空管アンプの素」に書いてあります。私も読んで、教えられました。
聞いてばかりいないで、自分で考えましょう。
うちだ様、ありがとうございます。
現状1Wの定電圧ダイオードが使われており、変更されていないという認識であったためにそのまま電源ユニットのテストをお願いしましたが、0.5Wのモノが付いている場合はブリーダーとしての抵抗を並列に付けるか、27KΩ3Wの抵抗の足を1本外してチェックするという注意を入れておくべきでした。
iwkさん、VTさん
おはようございます。
お返事が大変遅くなりました。今日も暑くなりそうですが、体調に気を付けてアンプ作り頑張ってください。
さて私が言わなくても、お気づきの事とは思いますが、このアンプの電源ユニットを単体で試験する場合(ダイオードが0.5W仕様の時)は、32.5Vの出力に疑似負荷4K(2W)~5K(1W)オーム程度の抵抗を繋いで実施してください。そうしないと定電圧ダイオードに大きな電流が流れて壊れる可能性があります。短時間であれば大丈夫かもしれませんが、それは自分で判断してください。
1Wのダイオードがついている場合は、疑似負荷は必要ありません。
V1、V2のアンプではこういった疑似負荷を繋ぐ必要はありません。したがって、このことは、ペルケさんの手順にも書かれてはいない事です。(私も6BQ5PPを組んだ時、疑似負荷を繋いでテストしていた事を失念しておりました。)
iwkさんが書きました。
・高域の飛びつきの件
>「・・下部に来る平ラグへのテスター棒のアクセスが出来る様にすると良いです」のところで、テスター棒のアクセ
>スが出来る様は今後何を確認するためでしょうか、教えてください。
>それから下部からアース母線ヘいくアースが現在あります。上部からは必要ないですか?
アンプ部の主要な電圧を測定するためです。それは初段2SK117 のソースとドレインの電圧です。その他のポイントは外部でもあたることができますが、この二ポイントは平ラグ上でしか確認できません。
上部からのアース母線は必要ありません。というより繋いではいけません。繋いでしまうと(アース母線-下部平ラグー上部平ラグーアース母線)でループが出来てしまいます。そうするとノイズの影響を受ける可能性があるからです。
上部平ラグへのアースは、下部平ラグから貫通する銅線でつないでください。この貫通銅線を意味する為に、平ラグパターンに小さな矢印が付いていますね。この矢印の意味は6N6P全段差動プッシュプル・ミニワッター2014<応用バージョン>の制作ガイドにある平ラグパターンを見てください。二階建て仕様のアンプはそれしかありませんので、他のガイドでは説明されていません。
iwkさん、VTさん
>それから、今後の定電圧ダイオード16V2個(1W)を0.5Wへの変更は1Wは間違
>っていたので、注文はしていますが、VTさまからのご指示がない限り勝手に変更し
>ません。
時間がないので要点のみお伝えします。
ダイオードを交換しての単体試験は「やってはいけない」ので注意してください。
このアンプの電源ユニットは、回路はV1と同じですが、ユニット上の構成が異なっています。またV2とは回路も構成も異なります。
このアンプ特有の試験方法がありますので、注意してください。
申し訳ないのですが、詳しくは、出来るだけ明日午後に書き込みます。
VTさま、うちださま
こんにちは猛暑のなか教えて頂きありがとうございます。
まず、抵抗値は-0.0mVでした。
それから、今後の定電圧ダイオード16V2個(1W)を0.5Wへの変更は1Wは間違
っていたので、注文はしていますが、VTさまからのご指示がない限り勝手に変更し
ません。
アンプにつなぐ前の電源部の検査をもっと慎重すべきであったと後悔しています。
(アンプ部の5.6V(1W)もテスターでの試験は16Vと同じような結果になっています。)
・ZD5.6Vのダイオードの件
ご指摘のように1wを使用していましたので、ZD16Vを0.5Wに変更するとき同じようにZD5.6Vも0.5W注文しました。
・高域の飛びつきの件
教えて頂いた方法でできそうです。20mmのところが私の場合30mmです。大きなコンデンサも横にしないで
縦にしています。プラスチック製スペーサーは種々購入できそうです、また銅板は沢山あるのでそれを利用しま
す。
「・・下部に来る平ラグへのテスター棒のアクセスが出来る様にすると良いです」のところで、テスター棒のアクセ
スが出来る様は今後何を確認するためでしょうか、教えてください。
それから下部からアース母線ヘいくアースが現在あります。上部からは必要ないですか?
iwk様、VT様
猛暑の中お世話になります。
> あと、まぐなむ様がサジェストしておられる定電圧ダイオードの0.5W品への交換ですが、一度電源ユニット部分の通電チェックをしてみてからにしていただけたらと思います。
> これは、「今」何が起こっているかが分からなくなると、どこからどこまでをどうチェックしたらよいのかが分からなくなってしまうためです。
VT様の仰る通り、交換は電源ユニット単体の電圧測定が済んでからにしてください。
手許にある定格1W品と定格0.5W品で実験してみました。手持ちの都合で1N47xxシリーズではありませんが定格1W品でも3mA程度であれば定電圧動作をしました。
従いまして小生の推測はおそらく間違っていたようです。余計な発言で混乱を与えましたことお詫び致します。
iwkさん、こんにちは。
分かりにくくて申し訳ありません。
27KΩ3Wの両端間の抵抗値(13.5KΩ)は写真の黄緑の丸で示したところで計ってみてください。
また、27KΩ3Wの定電圧ダイオードとは反対側の足とFETのS間については、写真の赤丸の所で計ってみてください。
ここの部分は単なる抵抗値測定なので、電源を入れられなくても測定可能なはずです。
あと、まぐなむ様がサジェストしておられる定電圧ダイオードの0.5W品への交換ですが、一度電源ユニット部分の通電チェックをしてみてからにしていただけたらと思います。
これは、「今」何が起こっているかが分からなくなると、どこからどこまでをどうチェックしたらよいのかが分からなくなってしまうためです。
また、アンプユニットの方を接続した状態で2.3Vということですと、電源ユニット単独の時はどうだったのでしょう。
ちなみに、6N6P全段差動PPミニワッター2012 Vesion2の組み立て工程で、15. 電源ユニットの通電試験の所に赤文字で「この通電試験がOKでない場合は、決して次の作業には進まないでください。違反してトラブルが生じて掲示板でヘルプを請うても助けることができません。」という警告文が書かれていますが、これは平衡型6N6P全段差動プッシュプル・ミニワッターでも同じです。
この警告を無視して先に進んでしまい、電源ユニットの方に誰もがしかねない組み立て不良があると、ラグ版に組まれたアンプ部分を静かに一瞬で破壊してしまうというリスクがあるのです。
おはようございます。今日も暑くなりそうですので、体調管理は十分に!
仕事があって時間が無いので、ごく簡単に回答させていただきます。
> "iwk"さんが書かれました:
> HZ16-2Lについてはすでに注文した後でしたので・・・。
ところでZD5.6Vにはどのダイオードを使われましたか?ここは更に電流が小さいので、1N47xxシリーズは不適です。
> ・平ラグ二枚を使って二階建てにしているなら、高域の飛びつきの可能性の問題
> 2階建てにしていますので、是非やり方を教えてください。
高域の飛びつきの問題については、このサイトの冒頭をみてください。
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-6n6ppp-2014.htm
私が考えた対策は、上下の平ラグの20㎜のスペーサーを6㎜と12㎜、あるいは5㎜と15㎜(このサイズがあるかどうかは不明)のスペーサーで分割します。その分割部分にシールド板を挟む対策です。簡単な図を作りましたの参考にしてください。黄色の様な形状を銅かアルミの薄い板を加工して作ります。点線部分を少し上に折り上げて、下部に来る平ラグへのテスター棒のアクセスが出来る様にすると良いです。熱対策が必要なら、適宜小さな穴をあけても良いと思います。
ただし申し訳ないが構想のみです。まだ実施はしていませんので、結果がどうなるか不明です。悪しからずご了解ください。
VTさま、まぐなむさま、うちださま、たやさま、ニチコンFGさま
今晩は
アドバイスをたくさん頂きありがとうございます。
ロッカースイッチのダイオードの入手が遅れていますので、まだ進んでいません。
・測定値2.3Vのときは数値の信頼性は別にしてアンプ部は接続していました(他の配線すべても)。
・「とりあえず27KΩ3Wの両端間の抵抗値(13.5KΩ)と、7KΩ3Wの定電圧ダイオードとは反対側の足とFETのS間の抵
抗値(ほぼ0Ω)を確認してみて、通電できるようになったら」の部分?
・「定格が0.5Wのツェナーダイオードに交換して問題が解消するかを確認」については、来週発送してもらい届く予定
です。ここまで調べて頂きありがとうございます。
HZ16-2Lについてはすでに注文した後でしたので・・・。
・平ラグ二枚を使って二階建てにしているなら、高域の飛びつきの可能性の問題
2階建てにしていますので、是非やり方を教えてください。
ぺるけさんの「パターン図中に斜め矢印マークが何箇所かありますが、これ上下のラグ端子を貫通する線でつないでください。アースラインには負帰還信号が流れるので、貫通させないで上下個別にジャンパー線でつないでいます。」よく理解できないのでおしえてください。
クリップの件は私も実施しています(下のクリップ)、ありがとうございます。
猛暑の中お疲れ様です。体調に気を付けてください。
たくさん貴重なアドバイスが出ていて、混乱されているのではないでしょうか。
色々試す前に、まず今出来る事をなさっては如何かと愚考いたします。
それはペルケさんの示された手順に従って、電源部、電源ユニットの単体試験を行って、データを集める事だと思います。
現状アンプ部が電源ユニットから切り離されていますから、単体試験では、ツェナーダイオードに約10mAの電流が流れます。これで十分な定電圧領域を確保できます。この状態でV+(177V、32.5V)、V-、ヒーター電圧等を再確認していただくと、欲しい情報が得られます。そうすれば配線、半田、部品等の良し悪しも見えてくるはずです。
今177Vの値がまだ入手出来ていません。(168Vがそれですか?)
> "まぐなむ"さんが書かれました:
> ツェナーダイオードに流れ込む電流は、27kΩの両端電圧(177V-32.5V)より10.7mAですから、他の回路に流れる電流7.56mA(計算はご自身で行ってください)を引いた残りのわずか3.15mAです。
> 添付したルネサス社のデータシートに載っているグラフには0mAまで実線が引かれていますが、この付近は直線性が崩れている領域ですし、おそらく実際は5〜10mAは流さないと定電圧動作しないのではないかと思います。
データーシートを見る限り3mA流れていれば、定電圧域に入っています。
定電圧ダイオードが動作しない原因の一つに177Vの値が小さい場合、ダイオードに流れる電流が3.15mA以下になることも考えられます。
また試しに少し電流を増やしてみて、(27Kオームx2の抵抗に、100Kオーム程度の抵抗をパラレル接続)判断する方法もあります。
そうやってダイオードの良し悪しが判断できますので、交換はその後でもよろしいのではないでしょうか。
> 以上より、定格が0.5Wのツェナーダイオードに交換して問題が解消するかを確認して頂けたらと思います。
もしそれでもダイオードを交換するなら、HZシリーズでは無くて低雑音のHZ-LシリーズのHZ16-2Lをお勧めします。
iwkさん、こんばんは。
Vf測定モードで定電圧ダイオードを測定した場合、帯側に赤棒をあてると定電圧ダイオードとしての電圧が出るはずなのですが測定範囲を超えてしまいOLが表示されています。
そして帯側に黒棒をあてると通常のダイオードとして測定値が得られるので、0.657Vであるなら素子としては生きているように見えます。
また、通電時に2.3Vだと、1本あたり1.15V程度ですから定電圧ダイオードに由来しているならOL表示にはならなかったと推測されます。
この2.3Vという測定値が得られたときにアンプ部が接続されていたかされていなかったかで推測する範囲は異なりますが、とりあえず27KΩ3Wの両端間の抵抗値(13.5KΩ)と、27KΩ3Wの定電圧ダイオードとは反対側の足とFETのS間の抵抗値(ほぼ0Ω)を確認してみて、通電できるようになったら27KΩ3Wの定電圧ダイオードとは反対側の足の対GND電圧を測定してみることをお勧めします。
ロッカースイッチのLEDですが、1S2076Aまたは相当品をアンチパラに接続した状態で定電圧ダイオードと同じようにテストしてみると、LEDの+側に赤棒をあてると2V程度かOLの、黒棒をあてると0.6V程度の表示になると思います。
LEDの逆耐圧がせいぜい5V程度なので、1S2076Aがちゃんと接続されていないと逆耐圧不足でLEDが壊れてしまい、最初点灯したけれど暫くしたら点灯しなくなったorうっすらと点灯しているということになることがあります。
ご参考まで。
iwk様、お世話になります。
> (中略)まず定電圧ダイオードが正常に作動していないことが疑われます
ご推察された内容の可能性が高いです。
頒布品より定格の大きなツェナーダイオードを使用されていますが、おそらくツェナー電圧によりブレークダウンするために必要な最小電流を下回っており、本来の定電圧動作をしていないと思われます。
1N4745Aと頒布品(HZ-16-2)をデータシートより比較すると
1N4745Aは定格1W , Iz=15.5mA(測定電流≒標準的な電流値)
HZ-16-2は定格0.5W , Iz=5mA
ツェナーダイオードに流れ込む電流は、27kΩの両端電圧(177V-32.5V)より10.7mAですから、他の回路に流れる電流7.56mA(計算はご自身で行ってください)を引いた残りのわずか3.15mAです。
この電流値は、HZ-16-2だと標準値の63%ですが、1N4745Aだと標準値の20%しかありません。
添付したルネサス社のデータシートに載っているグラフには0mAまで実線が引かれていますが、この付近は直線性が崩れている領域ですし、おそらく実際は5〜10mAは流さないと定電圧動作しないのではないかと思います。
以上より、定格が0.5Wのツェナーダイオードに交換して問題が解消するかを確認して頂けたらと思います。
こんにちは。2つのZDの両端で32V前後が出てなければツェナー動作してないでしょうね。
隣の27KΩ抵抗とアース間電圧は+177Vになっていますか?ラグ版の裏で結線されているのかな?
今ある問題とは関係ありませんが、お造りになっているアンプ部は平ラグ一枚を使ったもの、あるいは二枚を使ったもののどちらでしょう。もし平ラグ二枚を使って二階建てにしているなら、高域の飛びつきの可能性あるので、今のうちに対策を検討しておくことをお勧めします。
私も平ラグ二枚を使って二階建てにしたアンプを使っていますが、これから対策をするつもりです。アンプが完成してからでは難しいですが、完成の前に実施すると容易です。
> 総じてハンダ付けが綺麗にいっていないので、全体を掃除して不安なところはハンダを追加する予定です。
はんだゴテの熱で部品を壊さないよう恐る恐るはんだ付けをなさっている様子が分かります。
特に半導体を熱で破壊するご心配があるなら画像のようなクリップを使えば安心です。
ワニ口クリップ、事務用の小さな紙クリップなどでも代用できると思いますので、心配なら使ってみてはいかがでしょう。
VTさま、うちださま、CPU.・BACHさま、まぐなむさま
おはようございます。報告が遅れて大変恐縮しています。
ダイオードの件でいろいろアドバイス頂き大変感謝しております。
まず、ダイオードは画像の通りで1N4745A(16V)で樫木総業で購入しました。最近は本当にミスが多くなってきたので予備品も購入しました。
それから、テスターによる試験(今回初めて知りました)
黒赤 0.657V 赤黒 OL 2個とも同じ結果でした。
ジャンパー線は画像にありませんが、裏側で見えませんが4つあります。
総じてハンダ付けが綺麗にいっていないので、全体を掃除して不安なところはハンダを
追加する予定です。
6N6P全段差動プシュプル・ミニワッター2012Ver1は読んだつもりいて、理解度がたりなかったので、再度読み直します。
たくさんの方々からアドバイス頂き元気づけてもらい本当にありがとうございます。
最後に、ロッカースイッチ(LED付き)はまだ更新していないのでこれから時間をかけて
行いたいと思います。
iwk様お世話になります。
写真を拝見して気になった点がございます。
> ZD16V 2個も頒布して頂いたものを使用しました。
とのことですが、ぺるけ様の作例(添付写真)や以前私がぺるけ様から頒布していただいたツェナーダイオードはいずれもガラス封入タイプで、iwk様の写真のパーツと外観が異なります。
こちらがツェナーダイオードではなく整流用のダイオードである可能性はないでしょうか?
> "iwk"さんが書かれました:
> CPU.BACHさん
> ZD16Vの向き間違っていますか?
極性は正しいようですが、総じてラグと部品のリードの間にはんだが十分に回っていない印象を受けました。
iwkさん、こんばんは。
写真を拝見する限り、向きは合っていますね。
定電圧ダイオードの型番を読むことは可能でしょうか。
1Nと2という文字は見えるのですが。
また、テスターにダイオードのVfを測定するモードがあるなら、定電圧ダイオードの帯がある方に赤棒をあてた場合と、黒棒をあてた場合の電圧を測定してみて頂けないでしょうか。
> "iwk"さんが書かれました:
> ロッカースイッチのLEDが切れたので、新しいのに取り替えようとしています。
LEDが切れることには、何か原因がある事が疑われます。スイッチを入れる前にLED周辺の配線を再度確認された方が良いでしょう。特に真空管が点灯した後切れたとの事でしたから、真空管のプレート電流との関係も疑わしいです。
そして現在電源部とアンプ部を切り離しているとのことですから、次のサイトをご覧になって
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-6n6ppp2.htm
<製作と調整>
作業の順序の10、11、12項、特に12項の電源ユニットの通電試験を実施することをお勧めします。
その時各部の電圧を測ってみてください。
ツェナ(定電圧)ダイオードのはんだ付けの写真を拝見すると、半田が十分まわっていない様に見受けられますが、熱でダイオードが壊れている可能性は低いと感じます。
VTさん
こんにちは、お礼が遅くなりました。
VTさんにこの掲示板を作って頂き本当に感謝しております。この掲示板にはこれまで
大変お世話になり育てて頂き、また元気を頂いてきております。
約9年ぐらい前までアンプを作っていましたが、大病をして作るのは諦めていましたが、この掲示を知り再開しました。
最近は間違いや物忘れ、更には老眼等が進み、拡大鏡や細部は歯の内視鏡と懐中電灯等を利用しています。以前は比較的簡単にできたことができなくなりました。
ロッカースイッチのLEDが切れたので、新しいのに取り替えようとしています。
ZD16Vの取付が気になるので写真を撮りました。これを見る限りでは取り付けは間違って
いない筈です。LEDが点灯してから電圧は測定する予定です。
iwkさん
単純に、2本のZener diodeが逆向きに実装されているのではありませんか? 写真があればすぐわかることですが。
うちださん、http://www.oct-net.ne.jp/masamic/audio.htmlさん
アドバイスありがとうございます。トラブルシューティングは既に読んで実行して質問しているつもりです。
最初に記載しておりますように、真空管点灯までは正常でしたと記載していますように、ロッカースイッチのLEDも
点灯していましたので、規制値の測定もして今回相談しました。トラブルシューティングにもそのことが記載されてい
ます。ただ最後の項目は無視してください。
「ただいずれの場合でも、部品不良よりも配線ミス、はんだ付け不良の可能性が高いと思われます」のアドバイス通り
のことは、その通りだと思っていますので、既に実行して相談しました。
ただ、ハンダゴテの熱により、部品を壊してしまった恐れがあるため、使用したはんだごても記載しました。
http://www.oct-net.ne.jp/masamic/audio.html
さん
アドバイスありがとうございます。
現在使用していますANTEXは約10年前、この掲示板で、紹介されたもので、ただし平ラグの場合です。
コテ先822の先端は4.7mmありまして、これを使用すると温度370度ですが確かにうまくいきます。
長い間はんだ付けもしていなかったので、不安材料が多々あります。
ロッカースイッチが修理できましたら、テスターしかありませんが、ZD16Vのあたり疑問に思っていますので
検討したいと持っています。
どうも暑いなかアドバイス頂きありがとうございました。
iwkさん、こんばんは。
スイッチを外しているということですが、単純に外したなら通電しない筈なので、その後の測定結果はどの時点のどのような状態でのものなのでしょうか。
また、組み立ては6N6P全段差動PPミニワッター2012Vesion2の手順に従って行ったのでしょうか。それとも独自のモノだったのでしょうか。
交流電圧
規格値6.7V→6.7V 規格値177V →168V
とありますが、交流で177Vのところはありません。177Vはアンプ部回路図のV+の+177Vのことでしょうか。
電源部の電圧のうち、-4.5Vのところは元となっているパワーアップ版6N6P全段差動PPアンプにおいて、疑似マイナス電源:
マイナス電源は本機の回路電流のリターンを流用した擬似マイナス電源方式です。リターン電流は75mAくらいなので、56Ω2Wを入れて約4.3Vのマイナス電圧を得ています。リターン電流の大半は出力段のプレート電流ですので、6N6Pを抜いた状態でのテストでは十分なマイナス電圧は得られません。
と書かれており、お書きになったデータからは-0.7V程度と推測できるので、現状を正しく反映しているのでしょう。
ということで、初段の電源である+32.5Vが2.3Vである原因ですが、「アンプ部が接続されていないなら」ここの電圧を作っているのが「定電圧ダイオード」であるということ、そして、定電圧ダイオードは私のアンプ設計マニュアル / 半導体技術編 トランジスタ増幅回路その21 (定電圧回路)に書かれているような特性を持っているということから、電圧が異常に低い場合は、逆接続・電流不足・異なる部品が使われている、配線がそもそも誤っているの4つの内のどれかでしょう。
このうち、逆接続についてはどういう風に定電圧ダイオードを配置しているか外観確認すればわかります。ただし、正しいと思って組んでいるはずですので、定電圧ダイオードの外観については規格表・データシートなどで再確認が必要でしょう。
電流不足については27KΩ/3Wの抵抗値と両端電圧で検証できます。
頑張ってみてください。
関係ないかもしれないけど、ANTEX G型のはんだごては私も持ってますが、真空管アンプ制作にはあまりに非力すぎるかと思われます。
せめてセラミックの40Wは必要かと
> されませんでした。今一番知りたいのはロッカースィツチよりも規格値32.5Vと規格値-4.5Vが
> でない原因の究明方法です。よろしくお願い致します。
質問をされる際、今一度、この掲示板の先頭にあるトラブルシューティングのヒントを読んでいただけないでしょうか。
※トラブルシューティングのヒント → http://www.op316.com/bbs/hint.htm
この中に質問を書き込む際の重要な内容が示されています。
このヒントに従っていただくと、回答をする方も、より正確に早く対応ができるはずです。
なお、ロッカースイッチのLEDの件も見逃してはいけない重要なトラブルで、そのトラブルが他の問題につながっている可能性も否定できません。「LEDが切れた」というのは(1)最初は点灯していたが、途中で切れたのか、あるいは(2)最初から点灯しなかったのか、どちらでしょう。ただいずれの場合でも、部品不良よりも配線ミス、はんだ付け不良の可能性が高いと思われます。
たやさま
アドバイスありがとうございます。
「6N6Pの3番ピンと4番ピンの間がショート状態になっているように思います」ということで、
調べました。ピンセットや虫眼鏡で詳細に調べましたが、ショートするようなものは全く発見
されませんでした。今一番知りたいのはロッカースィツチよりも規格値32.5Vと規格値-4.5Vが
でない原因の究明方法です。よろしくお願い致します。
6N6Pの3番ピンと4番ピンの間がショート状態になっているように思います。このため、電源スイッチのLEDが破損したものと、考えられます。虫眼鏡などを用いて、じっくり観察してみて下さい。