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スレッドNo.755

タンゴ電源トランスMX-165 不具合

VT様

早速のご返答ありがとうございます。
理論整然としたご説明で、よく理解できました。

この際ですので、トランスを分解して内部を調べてみました。コイルの外側に巻いてある銅板は箱型の鉄板ケースによって、コアに圧着されているようですが、鉄板ケースは絶縁紙で銅板と絶縁されています。
箱型鉄板と上下のカバープレートは両方とも内側が塗装されており、電気的に接続されていないようです。コアの一か所のみ、絶縁ニスが剥がしてありますが、接触する下側の鉄板カバープレートの塗装が剥がされておらず、意図がよく解りません。(トランスをかこっている鉄板ケースがグランドされていない?)
これから鉄板ケースとコアを接触させ、各2次巻き線の一端をグランドして、測定してみます。
ありがとうございました。

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VT様

昨日トランスを最初の状態に戻して測定したところ、130Vに戻りました。
そのボルトとショートリング間に不安定な抵抗値《100KΩ》があることに気づき,再度
ばらしてよく見ると、ケースの上下カーバーとショートリングが接触する部分の塗装が傷ついている事がわかりました。
ケースの上下プレートに0.5mmテフロンシートを加工して絶縁パッキングとして組み込み測定したところ、70.9V 86.6Vと今迄のもっとも低い電圧となりました
(絶縁されてないボルトとショートリング間の抵抗値は無限大となる)。
この状態でアンプに組み込み、様子を見ようかと思います。
Hiro

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年11月27日 12:15)

VT様

SR磁器シールドとは何の略称かなと考えていたところです。ショートリングの解説、大変参考になりました。
底板カバープレートとコアを接触させて測定したところ、272Vと339Vと電圧が上がってしまいました。(ACコンセントの極性による)
今日は元に戻して、コアに接続せずに、ボルトをケース底板のシャーシ側一点で,麹座を入れてワッシャー、スプリングワッシャー、ナットで接触させて、測定してみます。
なを、他のVT-62アンプも動作させ、同様な条件で、シャーシ、アースー間の電圧測定をしてみるつもりです。

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Hiro様

 ご存じかと思いますが「コイルの外側に巻いてある銅板」はショートリングと呼ばれるもので、トランスの漏洩磁束によって誘導される電流をショートさせることで漏洩磁束を減らす目的のものです。
 もともとカバーとコイルの間に距離があることに加え、このショートリングがコイルとカバーの間に入っていることで静電シールドとなっているためにカバーは静電誘導されにくいとは思います。

 元々絶縁されていないボルトとカバーの間に導通がある場合、それ以外の場所でコアとの導通を設けると(レア)ショートになる可能性がありますので、よくご確認いただいたほうがよいかと思います。

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