aptx-HD対応Bluetooth 基板のフィルタ変更
久々にBluetooth 基板ネタです。
以前に代替品として紹介したQCC3034/QCC5125基板に搭載されているPCM5102Aは、11pinでデジタルフィルタの設定が変更できます。
データシートp17に説明がある通り、標準では11pin=Lで、インパルス応答が最も正確ですが、プリエコーがあり、遅延も大きいタイプで、これが業界標準です。
11pin=Hにすると、プリエコーはでませんが、パルスの後ろに減衰振動を引くタイプになります。このフィルタは遅延が小さいので、おそらく動画再生用として搭載しているのだと思います。
最近のDAPや外付DACは何種類かのフィルタを切替えられるものがあり、マニアの方はいろいろ議論されているようです。
11pinはGNDパターンに直接落ちていますから、ピンを持ち上げてDVDD(20pin)にプルアップしました。PCM5102Aのピンは細くて折れやすいので、作業は注意が必要です。また、使用中に力が加わっても折れるおそれがあるので、AWG28のビニール線を介してプルアップ抵抗をつけました。
この配線はRF部に近づかないように、ちょうど良い場所にあるリレーにカプトンテープで固定しました。デジタルフィルタの変更とは関係ありませんが、作業のついでに、以前からやらなくてはと思っていたRF部のシールドを行いました。
音質の変化はごくわずかです。曲の種類によっては、さっぱりわからないこともあります。どちらが優れているというものではなく、好みは人それぞれのようです。
なお、この作業は失敗率が高いです。腕に自信があって、しかも基板を1枚駄目にしても良いという人以外にはおすすめしません。