DAC, Bluetooth 用LPFについて
DACやBluetooth 用のLPFは遮断特性以外に、入力インピーダンスに注意する必要があります。
左上に6種類の回路図があります。左3つはぺるけさんのCR型、抵抗並列型LC、抵抗直列型LCです。右は私のCR2段とCR3段2種類です。
左中図は各LPFの遮断特性、左下図は縦軸拡大です。いずれも-12dB/octですが、LC型は肩特性が平坦です。CR型同士はfcが少しずつ異なるだけです。私のCR3段は数MHz以上をさらに落とす意図があります。
右上図は入力インピーダンスです。抵抗並列型LCは400Ω弱と低いです。ぺるけさんのCR 2段も6kHz以上で1kΩ以下になります。これは、ヘッドホンを駆動出来るdacを意図しているからです。そのため、pcm5102aなどのdacではクリップの恐れがあります。
抵抗直列型LCは約15kHzまでは1kΩ以上あります。
私のLPFは多くのdacに使えるように、20kHz以下で1kΩ以上を確保する設計です。
右中図は出力インピーダンスです。ぺるけさんのLPFはいずれも十分に低い値です。私のLPFは3kΩ近くあります。そのため出力側はシールド線が必要です。
右下図は矩形波応答です。LC型LPFはいずれもオーバーシュートがあります。これは肩特性を平坦にした代償です。減衰振動には至っていませんが、半値幅を読取るとfcとほぼ一致します。つまり、入力信号とは無関係な成分です。可聴帯域以上ですから音質には影響しないとされています。
CR型は受動型ですから、いずれもオーバーシュートはありません。
音質は主観的なものですから、どれが良い、悪いというものではありませんが、入力インピーダンスが低すぎてクリップしてしまうのはまずいと思います。データシートで使用するdacの最小負荷抵抗を確認して回路を考えてください。