1区定点別推移
ぼちぼち始めます。
毎年恒例、定点別の推移です。定点間のタイム計測ですので、瞬間的なペースの上げ下げには対応できません。ご了承ください。
1区は定点もタイム差も少ないというところで、いつもよりも簡単にまとめてあります。
※敬称略
スタート→蒲田 15.2km
①富田 明治 45:28
円 駒澤 45:28
松永 法政 45:28
溜池 中央 45:28
横山 創価 45:28
野村 順天 45:28
目片 青学 45:28
木山 山学 45:28
山崎 日体 45:28
山谷 東国 45:28
野村 城西 45:28
青木 國學 45:28
綱島 国士 45:28
間瀬田 早大 45:28
久保田 大東 45:28
小野 帝京 45:28
児玉 東洋 45:28
林 立教 45:28
梶谷 東海 45:28
⑳千代島 専修 45:39
蒲田→鶴見中継所 6.1km
①富田 明治 17:16
②円 駒澤 17:25
③松永 法政 17:32
④溜池 中央 17:34
⑤横山 創価 17:34
⑥野村 順天 17:35
⑦目片 青学 17:36
⑧木山 山学 17:37
⑨山崎 日体 17:40
⑩山谷 東国 17:41
⑪野村 城西 17:45
⑫青木 國學 17:48
⑬綱島 国士 17:49
⑭間瀬田 早大 17:55
⑮久保田 大東 17:56
⑯小野 帝京 18:02
⑰児玉 東洋 18:12
⑱林 立教 18:37
⑲梶谷 東海 18:39
⑳千代島 専修 18:50
1区個人 21.3km
①富田 明治 62:44①①
②円 駒澤 62:53①②
③松永 法政 63:00①③
④溜池 中央 63:02①④
⑤横山 創価 63:02①④
⑥野村 順天 63:03①⑥
⑦目片 青学 63:04①⑦
⑧木山 山学 63:05①⑧
⑨山崎 日体 63:08①⑨
⑩山谷 東国 63:09①⑩
⑪野村 城西 63:13①⑪
⑫青木 國學 63:16①⑫
⑬綱島 国士 63:17①⑬
⑭間瀬田 早大 63:23①⑭
⑮久保田 大東 63:24①⑮
⑯小野 帝京 63:30①⑯
⑰児玉 東洋 63:40①⑰
⑱林 立教 64:05①⑱
⑲梶谷 東海 64:07①⑲
⑳千代島 専修 64:29⑳⑳
【1区雑感】
私の分析ではオープン参加の学連チームを完全に除外していますが、今回のレースの流れを作ったのは学連チームなんですよね。競輪でいう先頭誘導員のような感じでした。結果、飛び出した学連の選手を全20大学が完全スルーして別レースを展開するという。学連としては「大学の宣伝・目立ちたい」、他20大学としては「オープン参加は関係ない・ライバル校をマーク」というところで、利害も一致しているのでこんな展開になるのですが、今後、中大吉居兄選手レベルのランナーが1区に投入されない限り、学連が飛び出して他はスローペース。これは今後も続くのではないでしょうか。
個人的にはこれはいただけないと思っています。解決するには、学連チームに順位を付けてシード枠を変動させるというかつての方法に戻すか、順位も記録も付けないという冷たい扱いを続けるのであれば学連チームを廃止するか、この2択だと思います。
【法政目線】
松永選手のコメントを待っていました。六郷橋で遅れ、しかしラストで猛烈に巻き返したシーンについて、私はリアルタイムでは「他の選手より仕掛けをワンテンポ遅らせた結果、最後のまくりに繋がった」と見ていたのですが、どうやらそうではなく、単にキツくなって遅れかけたとの事。ただ、画面が切り替わるたびに松永選手の姿が大きくなるというラスト1キロのスパートには興奮しました。今回法政チームで活躍した選手は多数いますが、私は文句なしに彼がMVPです。
松永選手の次回配置ですが、坂で一度遅れたところを見ると、やはり2区向きではないような・・・(ただ、去年の今頃は内田選手についても同様のコメントをしていますので、来年の話は誰にも分からないという事です。笑)。彼のストロングポイントを最大限に生かせるのは3区ではないかと思っています。海岸線は長いですからね。ロングスパートは効きやすいと思います。
法政チームの1区については、スピードに乗れて最後まで粘れる選手が適任。私は宗像選手を推しますが、今後も順調に伸びれば宮岡選手も面白いと思っています。
以上、1区でした。
>すうさん
ご声援ありがとうございます。笑
ペースについては、たとえスローペースでも道中にペースの上げ下げがあるとタイム差は大きくなりますし、ハイペースでも乱れなく一定の速さならば案外タイム差は少なくなる。そういう面があるのでさらに難しいです。上級生下級生というのはあまり関係ないかもしれませんが、センスのある選手が起用されるべき区間かなと思いました。基本的にはエース級を置いておけば間違いないと思います。たとえエース級の起用が勿体なかったと思うような展開でも、出遅れるよりはマシです。
>A-Tさん
位置取りについては、彼にとってのマイペース(スピード)がちょうど先頭付近だったのかなと思いました。もう少しハイペースで、集団後方というのが理想だったかもしれませんが。スタミナとラストのキレは確認できましたので、あとは単独走を見てみたいですね。単独走も問題なくこなせるのであれば、2区か3区へのコンバートは現実味を帯びます。
学連問題はおっしゃる通りで、かつての運用法に戻すべきかなと思います。今回新田選手ががトップ(いわゆる「幻の区間賞」)で襷リレーをしていたらルール改正の機運はかなり高まったと思います(コアな陸上ファンではなく、正月限定の一視聴者のような方から苦情が殺到したと思うので)。新田選手は六郷橋付近で3分を少し超えてしまったのが惜しかったです。あの付近を2分55秒くらいで刻めていればもっとパンサラッサに近かったと思います。
muroさん、まとめお疲れ様です。
松永選手がいったん遅れたときは自分も「嫌な予感が当たっちまった……」と頭を抱えましたが、そこからのリカバリがすさまじかったですね。
嫌な予感というのは、国士舘の綱島選手とほぼ一緒に集団を引っ張る形になっていたからなんですが、それまでのレース傾向で「後方待機でついて行く」=好走、前に出て引っ張る=失速という印象が強かったんですよね。
それが、ラスト1kmのラップは2:47だったそうで1区ではダントツだそうです。成長とレース巧者ぶりを褒める一方、六郷の上りでのプチ失速が無かったら区間賞間違いなかったなという勿体なさも今となってはありますね。贅沢すぎますし、muroさん同様、彼がMVP(の1人)だと思っています。
しかし、新田選手の件は難しいと言うよりもどかしいですよね。昔のように「チーム順位も個人順位も付く」&「シード圏内なら通過増枠」が一番面白かったと思いますし、梶原選手や川内選手のように学連選抜だからこそ輝いた選手の形もあるべきだと思いますしね。
とはいえ、新田選手の独走は天皇賞秋のパンサラッサみたいで格好良かったです。
muroさん
ハードルはあげてません。この分析のブランド力をあげてます。笑 ブランド力向上がmuroさんのモチベーションにつながれば。📣
1区終了時に思わず「よしっ!」っと口に出たのはこれで3年連続ですね。大事なスターター戦略が持続的に見事にキマってます。しかし、遅かったですね〜。これでは全チームそうですがエース置いたら勿体ないってなりますよね。反面、これで過去10年1区は「速」「遅」とテレコできてます。今後も戦略難しそう…。
松永選手について、やっぱりスパート力は強みですね。過去2年の1区好走→次年度2区の流れで100回大会の2区松永くんは揺るぎないと思ってましたが、現時点での2区宗像くん3区松永くんmuro説、納得です。