肩
先日、弟が「やだなー」とぼやき始め、なんだろうと思ったら、
「僕、昨日までは肩が痛かったら四十肩だったわけだけど、
今日からは五十肩なんだよ」。
確かにその日は弟の50歳の誕生日ではあったのですが、
だからといってその日からは、って…。(笑)
その昔は50歳で肩が上がらないなんて当たり前で病名をつけるようなものではなかったんですね、きっと。
「人生百年時代」だそうなので(そんなに生きたくもないけど)、「七十肩」ももうすぐですね。
昔は『四十肩』というのしか聞きませんでした。
ある頃から『五十肩』というのも耳にするようになったので、
おそらく(調べてませんが)あとからできたんでしょうね。俗称というか。
この二つは基本的には「同じもの」です。(笑)
ところで、数年前、手をうしろに回して背中の真ん中あたりを触ろうとすると
痛くて届かない、ということが出てきました。
授業前にぼやいていたら、生徒さんの一人(私より1歳上)が
「先生、それ、五十肩ですよ」。
彼女は同じような症状が出て医者に行ったらそう言われたのだそうです。
それまで『四十肩』だの『五十肩』だのというのは、手が上に上がらないイメージを
持っていました。黒板にたくさん字を書く職業なので、そうなったら困るなあと
ずっと思っていたんですが、それだけじゃなかったんですね。
日本は高齢化が進んでますから、そのうち『六十肩』も『七十肩』も出てきそうな
気がします。「いやあ、まいったよ、最近九十肩でさあ」なんて会話をしたりして?
四十肩か五十肩のどちらかは俗名で、正式にはどちらかしかないって誰かから聞いたことがあります。
曖昧すぎる話で恐縮ですが。
「正式」って何だよって気もしますが。