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スレッドNo.44

どの機能で統一した管理をすればよいのでしょうか。

社内のプロジェクトの管理指標を統一すべく、御社製品を検討しています。が、機能が多過ぎて?、実際にどの機能、指標で管理したらよいのかわかりません。
たとえば、イナズマ線、達成率、遅延期間、CPM遅延、EVMのいろんな値(SV、CV、EV、・・・)、EVMグラフ、などなど・・・があります。
それぞれの機能には深ーい意味があるのでしょうが・・・、ざっくり、どの機能を使ってバラバラな管理状態を統一したらよいのか、簡潔に教えていただけないでしょうか。(正直、細かい専門的な説明を各プロジェクトに降ろしても、伝わりません)
勝手なお願いで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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お問い合わせありがとうござます。

評価する対象ごとに、ざっくりとご説明いたします。ご不明の点があれば返信いただけますでしょうか。

1.タスク単体
最下位タスクの日々の確認には、「遅延期間」が適しています。これはガントチャート上の「オーバーラーバー」でピンク色のタスクバーでも表示されます。「何日遅れですか」というのは、進捗会議で最もよく聞くフレーズです。
ただし、複数のサブタスク(子タスク)からなるサマリータスクやプロジェクト全体には適しません。また、他のタスクとのパフォーマンスの比較など客観的な評価には、SPIが適しています。

参照:遅延期間と SV,SPI : https://projectexceller.com/pxdoc/px2_Japanese.pdf#page=41

2.最下位タスク、サマリータスク、プロジェクト全体
SPI(スケジュール効率指数)をお勧めします。これは出来高(EV:アーンドバリュー)に基いて算出されるEVM指標のひとつであり、今日までに完了すべき仕事量の何割が完了しているかを示します。これをコストの観点から見る場合は、CPI(コスト効率指数)を使います。
これらの値はWBSに常に表示されています。また量は工数としてSV(スケジュール差異)、コスト(費用)としてCV(コスト差異)が用いられます。

3.プロジェクト全体
■EVMグラフ:
EVM分析を実行してEVMグラフ、EVMデータ表を作成してください。プロジェクトのパフォーマンス(過去、現在、将来予測)の折れ線グラフやSPI, CPIを含む各種EVMデータをすべて確認することができます。
複数のプロジェクトを管理する場合、このEVMグラフで各プロジェクトの評価、比較するのには最適です。

参照: EVM分析ダイアログ: https://projectexceller.com/pxdoc/px2_Japanese.pdf#page=187

■ES遅延期間:
EVMのES手法を用いてプロジェクトの予測終了日を算出して、そこからプロジェクト全体の遅延日数を算出します。これはEVM分析でも算出できますが、次の操作で簡単に知ることができます。

  ProjectExcellerのリボンから EVM分析、ES遅延期間:-SV(t) の順でクリック。

参照: ES遅延期間: https://projectexceller.com/pxdoc/px2_Japanese.pdf#page=206

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ありがとうございます。もやもやが大分すっきりしました。各プロジェクトから週次の報告にEVMグラフを必須としようと思います。
もう少し教えてください。達成率で報告してくるプロジェクトがありますが、この達成率はどのような位置づけになるのでしょうか。

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ProjectExcellerの達成率とは、全体の仕事量の完了率です。ただし、プロジェクトが計画どおりに進んでいるのか、遅れているのかはわかりません。一方、SPIは計画に対する進捗状態を正確に示します。

SPI=1:計画どおり
SPI<1:遅れている
SPI>1:進んでいる

次の単純なプロジェクトでSPIと達成率の関係を見てみましょう。

プロジェクト: 期間10日、一日に1個ずつおもちゃを組み立てるプロジェクトの場合について見てみましょう。

ケース1:4日目に5個完成した場合
 達成率50%
 SPI= EV / PV = 5 / 4 = 1.25

ケース2:6日目に5個完成した場合
 達成率50%
 SPI= EV / PV = 5 / 6 = 0.83

ケース1、2はともに達成率50%ですが、SPIは異なります。SPIで管理すれば、ケース1は予定より進んでおり、ケース2は遅れていることが自明です。このタスクの場合は単純なケースなのでSPIを計算しなくても進捗状態はわかります。ただし、スクが数十、数百もあり、期間が数か月のプロジェクトの場合、SPIを計算しない限り、進捗の評価はできません。SPIは数値で客観的に判断がだきるのが特徴です。客観的とは「組織や個人に依存せずに正確な結果を得ることができる」ということです。

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なるほど。ありがとうございました。

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