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スレッドNo.193

(No subject)

パネルをSPの後ろ側に3セット設置ある程度角度を持たして、パネルと後ろ側の壁の距離は殆ど無いspとパネルも着接している状態でSPからリスニング、ポイント迄約1,9mSPの幅中芯より1,9m部屋の横置きこの場合でもSPの角度で酷く逆相感が出ますspの角度を調整して逆相感のない位置ですと高音域が強く感じ低域などの躍動感が薄れます、まだ逆相感が少し残る位置が躍動感はあるのですが聞くソフトが限られます、縦方向にspを設置すると逆相感の出ない位置はピンポイントでミリ単位少しでもspの角度がずれるとダメみたいです、仮想パネルを使い(自家製)試してはいるのですが、縦の位置にspを設置する方が逆相感が強く横側が弱い様です。

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先週、オーディオルーム一つとオーディオがメインのホームシアター一つの計二つのリスニングルームを拝見してまいりました。二つとも専用ルームとして設計されたもので、壁面はプラスターボードとコンパネのサンドイッチ構造(12mmプラスター2枚と12mmのコンパネ一枚と思われる)で、指の関節で叩くとコツコツと音のする個人宅のリスニングルームとしては最上級の作りの部屋です。

オーディオベーシックVol-23のSound Peopleでお世話になった小菅さんと二人でお尋ねして(SW1600AとLV1200の搬入を手伝っていただいた)、夜分にそのサウンドを堪能させていただき、その興奮が収まる間もなく早朝から山に行き(北アルプスの3000m級の展覧山・燕山に登る計画であったが、梅雨空の具合を考慮して上高地の散策に変更)時差ぼけのような状態で一昨日の
SP JBL S9500 + TS208
PW FM711
PRE ML No,32L
CDT P0s
DAC ワディア 27iX
の音を思い出しながらこの文章を書いています、が、また長い文章になりそうなので、もう一眠りしてから続きを書くことにします。きっとokutakaさんの参考になる部分があると思います。

最上級の作りの部屋ですが、それでも肘で突くと低い周波数でドスンという音がします。

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エレクトリック・ベースの4弦の開放のE1の音は約41Hzです。壁や床が丈夫に作られており、壁が共鳴して振動する周波数が41Hzより低いとき、(ベースの配置はセンターが多いため)ベースはセンターに定位します。

一般にプロの録音スタジオも含め、しっかりした作りのリスニングルームでも、ベースのフレーズがこのE1に近付くと、ベースの音像が拡がることが多いようです。そしてそのポイント(周波数)もはっきり分かることが多いようです。

プラスターボード一枚に壁紙のような普通の部屋の内装では、振動を始める周波数が150Hzより上で、男性ボーカルの音域でも壁が振動します。音が出れば常に壁が振動する状況ですから、ベースが拡がるポイントは明確になりません。

壁振動は分割振動で、スピーカーのように逆起電力による制動もありません。秩序ない逆位相成分を多く含む低音が部屋中に拡がり、音楽から緊張感が失われます。オーディオ的な表現ではブーミーな音になります。

スピーカーやアンプが悪いものと勘違いしてしまう方が多い、注意が必要な音場です。

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昨日東京オペラシティホール
http://www.operacity.jp/concert/
http://www.awda.jp/09_opera_city.htm
http://www.operacity.jp/guide/ch.html

の付属施設、東京オペラシティリサイタルホール
http://www.operacity.jp/guide/rh.html

で山本晶子さんのパーカッションリサイタル
http://members.jcom.home.ne.jp/akko-perc/info.html
を聴いてきました。国立音大の学生の方々を含む沢山のお客様で満席のコンサートでした。

オーディオルームが話題のページに唐突のようですが、オーディオルームの内装の参考になる作りであったので、取り上げることにしました。

■ ここで一旦、部屋の壁面と再生音の関係を整理しておきましょう。

・ プラスターボード一枚に壁紙のような普通の居間の内装では、男性ボーカルの低音域のような、ミッドバスでも壁が振動します。桟の入り方で変わりますが150〜200Hzの最も共振してほしくない周波数で共振します。その輻射音のためにピンぼけの写真のような奥行き感の乏しい中高音になりがちで、低音域は逆位相感を伴います。---> インシュレーターで床振動を止めると音ヌケが良くなるように、それより高い音域で振動している壁を止めると、音の透明感と躍動感が出てきます。

既設壁の振動を止める具体的な方法は、
�@.壁板を増し張りして、コンパネ2枚プラスター1枚の3層以上とする。(あまり実行したくないですね)
�A.本の詰まった扉の無い本棚を沢山入れる。(実行可能でローコストで、且つ効果的な方法です)
�B.LVまたはFWパネルをスピーカー周りに置く。(コストはかかりますが、効果は実証済みです)

・ プラスターボードとコンパネの3層サンドイッチ構造(12mmプラスター2枚と12mmのコンパネ一枚)で、指の関節で叩くとコツコツと音のする壁面でも、エレクトリック・ベースの4弦の開放の音(41Hz)に近付くと、ベースの音像が拡がる。---> 計36mmの壁でも重量と強度が不足することの証明です。もう少し下がって欲しい40〜50Hz付近で共振します。桟の間隔を狭めるか、板の貼り合わせ枚数を4〜5枚にすれば下がります。
新築や大改装であれば、下地の間柱の間隔は狭くそして太く且つ180cmの約数の間隔を避け、パネルの重ね枚数を1〜2枚増やし、重量を増すと共振周波数を下げることができます。

既設壁の振動を止める具体的な方法は、
超低音領域の振動ですから既設の場合振動を制御する手立てはありません。中〜高音域の反射音を増やすことで等価的に低音域の解像度と定位を改善する方法が効果を顕わします。中高音を反射させる目的で面の大きな反射物を置くとミッドバスがだぶつくので、面が独立した小さな反射物の集合体が最適です。凸凹があっても凸凹が連続面の場合、波長の長い低音には平面として動作してしまうため、LVやFWパネルのような不連続な溝が必要です。パネル自身が振動してミッドバスの輻射音を再放射するものも避けなくてはなりません。LVまたはFWパネルをお使い頂くのが最もローコストな方法だと思います。

■ 東京オペラシティリサイタルホール
もう1度リサイタルホールの写真を良く見てください。
http://www.operacity.jp/guide/rh.html
グレーの柱はコンクリートでその間の壁面は高さ90幅150cm位の無垢板の(合板ではないように見える、または木ではない可能性もある)パネルが横向きに、横に2枚、縦に4枚で構成されています。パネルのサイズは一般に90cm×180cmですが、わざわざ90×150cmに切断して使っています。横と縦の寸法比が1:2だと同じ周波数またはその倍音で共鳴するため、それを避けるためと思われます。
オーディオルームの壁材も材料が無駄になりますが同様の配慮が必要です。パネルを固定する桟の幅を変えて同じような効果を狙えば材料は無駄にはなりません。また職人は面倒でいやがりますが、切り落とした端材もミックスして貼り込めば共振周波数が分散します。

もう一つすごい裏技が隠されていました。
http://www.salogic.com/home.files/exclusive/exclusive-data.htm

の後半の<超低音のイリュージョン>より
残響時間の周波数特性が管理されているコンサートホールでも、超低音域の残響時間は一般に長くなっています。というより、長くなっているコンサートホールが聴覚と視覚と体感のバランスが良く、揺ったりと音楽が楽しめるコンサートホールなのです。

残響音の周波数レンジが広い石作りのコンサートホールの方が、木質のコンサートホールより音楽のイリュージョンに浸れる要素が多いようだ、と感じておられる方も多いと思います。
残響音の超低音の成分が音のイリュージョンを醸し出す作用をするのです。

ヨーロッパにある中世の教会の大礼拝堂で感じる、幾十にも重なった超低音の揺らぎのような佇まいに触れたとき、それよりも小さなコンサートホールやライブハウスでも同じ現象が起こっていることが認識できるようになります。
ピュアオーディオのピュア過ぎる低音に疑問を感じるようになるのです。

自然環境で500Hz以下の逆位相成分を体験することは極めて少ない
http://www.salogic.com/home.files/solution/ear.htm

ので、ミッドバスの逆位相成分は聴覚に決定的な不快感を与えます。しかし大空間の超低音だけは例外で、幾十にも重なった超低音の位相干渉がコンサートホールやライブハウスの臨場感や緊張感を醸し出しているのです。

コンサートホールのロビーから扉を開けてコンサート会場に入ったときのドキドキするような感覚は、超低音の重なりと干渉が作り出すイリュージョンなのです。
<以上HP本文の「SX-DW7 vs SPD-P1ドライブSX-DW7」より抜粋>



286席の東京オペラシティーリサイタルホールは286席の小ホールですが、設計手法で上記イリュージョンを作り出そうとし、そこそこ成功しているのです。
ホールの壁面を肘で突いてみると、低音の可聴限界周波数付近で振動するように作られていることが分かります。

山本晶子さんのリサイタルは自由席であったため、最初ホールのほぼ中央の席、次に最前列のほぼ真中の席、最後に最後列で立ち見、と3箇所で音を聴きました。

超低音域で壁が鳴るため、最前列では、ドラムスなどの大きな音のパルス性の直接音の後に、少し間を置いて楽器音には無かった超低音の残響音のようなカブリ音が後方左右と後ろから戻ってきます。

中央の席では、普通の残響音と超低音のカブリ音があまり遅れずに直接音を包み込み、一体として楽器の音のように聴こえます。

最後列の立ち見が一番良かったのですが、直接音とカブリの超低音が上手くミックスして、ベースドラムなどは大変鳴りの深い重低音の出る楽器に聴こえました。

最後にアンコールがあり、ガットギターとボーカルの演奏があり、後ろの立ち見で聴きましたが、アタックの弱い楽器やボーカルは最前列付近がスイートスポットのように思いました、壁面がつるつるの平面ですから、反射音が単調で躍動感の乏しい音でした。

大空間で感じる低音のイリュージョンの雰囲気を併せ持った小ホールでした。

■ 超低音の壁振動をリスニング・ルームに応用する ---続く---

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もう1度、壁面の作りと低音の出方を整理しておきます。詳細は上のページを読み直してください。

<< プラスターボード1枚に壁紙、或いはベニアの化粧合板 >>
150〜200Hzの音で共鳴します。この帯域は音楽の音域の中で一番大切な部分で、レベルが少し(3dB)高いだけで楽曲全体がブーミーになり、少し低い(-6dB)だけで楽曲の滑らかさ、ゆったり感が無くなります。

この症状の部屋をオーディオシステムだけでチューニングするには、スコーカーのレベルをオーバー目に持ち上げて下さい、Jポップのようなバランスになりがちですが、それなりにまとまります。

ミッドバスの壁振動を止めるには壁板を増し張りするか、低音エネルギーを阻止できる重量の有る遮蔽物が必要で、本の詰まった本棚、或いはFW&LVパネルしか材料が思い当たりません。質量の小さい音響板をいくら取り付けても効果は期待できません。

<< プラスターとベニアの3層貼り >>
オーディオ専用ルームとして設計を依頼すると、ほぼこの壁構造になるようです。下地の作りで大幅に共振周波数が変化するので、パネルを支えるしっかりした柱を入れればその共振点を40Hz以下にすることもできます。

この部屋にSW1600のようなサブウーファーを導入するには前のページに書いた処理が必要です。カット&ペーストしておきます。
「 超低音領域の振動ですから既設の場合振動を制御する手立てはありません。中〜高音域の反射音を増やすことで等価的に低音域の解像度と定位を改善する方法が効果を顕わします。中高音を反射させる目的で面の大きな反射物を置くとミッドバスがだぶつくので、面が独立した小さな反射物の集合体が最適です。凸凹があっても凸凹が連続面の場合、波長の長い低音には平面として動作してしまうため、LVやFWパネルのような不連続な溝が必要です。パネル自身が振動してミッドバスの輻射音を再放射するものも避けなくてはなりません。」

前ページでご紹介した、20畳の部屋に
SP JBL S9500 + TS208
PW FM711
をセットしたホームシアター兼オーディオルームで、シアターのスクリーンが下りてくるため、仮設でLV1200をフロントに配置したのですが、中〜高音域の反射音が増えることで、等価的に低音域の解像度と定位が改善されることを確認することができました。

フロント壁面の振動で低音が増強されます、その低音の放射に相当する中高音の反射をLV1200で作り出したことで、エネルギーバランスが平らに近付き、もともとの部屋のクォリティーの高さとあいまって、過去に聴いたことのあるJBL-S9500とは一線を隔す再生音でした。

<< 超低音の壁振動をリスニング・ルームに応用する >>
東京オペラシティリサイタルホールの壁振動は20Hz付近と思われます。教会の大礼拝堂の、低音が漂っているかのような揺らぎまでは到達していませんが、その片鱗は見えていました。

リスニングルームに応用するには、プラスターボードとコンパネを5枚合わせにして壁面を作り、そのパネルを支える柱の間隔を、3枚合わせとは逆に広げると、超低音の振動が得られると思います。

最近ホームシアター・ルームの調整に伺う機会がよくあります。、シアターとオーディオが共存する部屋に、共通の欠点があることを確認しました。オーディオ再生のときに必ずと言って良いほど、センター定位が希薄になることです。

スクリーンでスピーカーの間隔が広くなることも要因の一つですが、スクリーンが中高音の吸音材として働いてしまい、中ヌケになる可能性が高いのです。

スクリーンの後ろに中高音の反射材を置くことがその解決策で、FWパネル挿入できれば良いのですが一般に隙間が足りません、例えばスクリーンの後ろのセンターに太めの金属の鎖を天井から下げるだけでセンターの定位がしっかりします。これで中ヌケが解消します。更に左右に2〜4本下げてバランスをとると、正面全体が改善されます。

この方法は先日調整に伺ったシアターのオーナーが、LVパネルの効果にヒントを得て考案したもので、かなりの効果が期待できます。お験し下さい。

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