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スレッドNo.464

壁の傾斜について

リスニングルームというよりはピアノの演奏をするための音楽ホールに関する質問なのですが、高忠実度再生(?)という立場からはほぼ共通ではないかと考え投稿させていただきます。

恥ずかしながら、数日前まで定在波やフラッターエコーの影響のことは知らず、気合いだけで新居に吹き抜けの音楽ホール(4.34mx 4.23mx5.25m)を計画いたしました。残念ながら現段階では木工事の部分の変更しかできません。

防音に関してはヘーベルハウスですのでヘーベル板と通常の防音工事を2重に行っており、外部にはほとんど音が漏れない状態になっています。

まず、フラッターエコーの問題ですが、木工事の部分で壁面を1度程度傾ける工事を依頼して回避できないかと考えておりましたが、こちらのHPでは3度以上が必要とあります。1度の傾きでは意味がないのでしょうか?当然ですが壁は吹き抜け部分もあるので施工としてはかなり難しいようで、むしろ壁面を平行に保ったまま簾等を利用する方が得策でしょうか?ちなみに天井には吸音ボードを使用しており、床は寄木合板ですがグランドピアノと客席部分があるので、大きな問題にはならないと考えています。

それから、定在波の問題は正方形の部屋ですので深刻と考えておりますが、何か安価な対策はありますでしょうか?隣り合う2辺がが外壁と面しており、ヘーベル板が使われていますが、他の2辺はロックウールと石膏ボードを利用した防音壁が2重構造になっています。ひょっとしてこの2面の吸音効果が高いために定在波がだいぶ押さえられてくれないかと期待しておりますが、甘いでしょうか?

現在、新居にお金をつぎ込んでしまったため、予算がありません。安価にできる可能性があれば是非ご教授願います。また、将来的に予算に余裕が生じた場合に選択の可能性のある最善策についても商品の紹介も含めて教えていただければ幸いです。

勝手なお願いばかりで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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> 吹き抜けの音楽ホール(4.34mx 4.23mx5.25m)を計画いたしました。
4.23mx 4.23mx5.25mの間違いでした。正方形の床に吹き抜けです。
それから、他の記事に
>石膏ボードは表面の紙が高音域を吸音します
とありますが、石膏ボードに非塩ビクロスをはれば高音域の吸音は解消されそうな気もしますが、やはり合板ボード等を利用すると大きな効果が得られるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

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一週間不在をしたためにメールが600通強溜まっています。暫くお待ち下さい。

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>1度の傾きでは意味がないのでしょうか?
■文献によりバラつきがありますが左右合わせて4〜6度の範囲に収まっています。2度のバラつきは用途による誤差またはフラッターレスの要求度による誤差と思えば良いでしょう。オーディオルームや音楽録音スタジオでは6度が安全値、会議などを目的にした公会堂室などであれば4度でOKです。

下記の部屋はクラシック再生を目的にしたオーディオルームで、天井裏を低音域の吸音層として利用するために天井を50%のスリット構造とし、左右の壁面を各3度傾けて施工しました。残響時間の周波数特性は低音域の上昇の少ない検聴ルーム傾向の特性です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-u.htm

フラッターエコーの発生はありませんが、低音域はフラッターエコーが出る直前の雰囲気があります。残響時間の低音域を上昇させて鑑賞ルーム的な仕上げにすればその雰囲気も消えると思われます。(壁の傾きの写真を載せた解説ページを作った記憶がありますので、近日中にリンクしておきます)

ピアノ演奏用の音楽ホールであれば、残響時間の低音域は上昇傾向で良いと思います。それでも4度は必要です。フラッターエコーが発生すると、弱音(例えば倍音成分の表情など)がマスクされ、緻密さに欠ける傾向の音になります。

> むしろ壁面を平行に保ったまま簾等を利用する方が得策でしょうか?
■簾にはフラッターを止める効果はほとんど期待できません、フラットに仕上げてしまった場合に仕方なく採用する策です。まず厚手のカーテンなどでフラッターを止めてください、その上に簾を下げると輝きを失ってしまった高音域がある程度回復します。

> 定在波の問題は正方形の部屋ですので深刻と考えておりますが、何か安価な対策はありますでしょうか?
■短辺(4.23m)の一次と二次の定在波が40Hzと80Hzですから、比較的被害の少ない周波数です。理論的には部屋の中心部付近に低音の希薄なエリアができ、壁際に低音が溜まる(80Hzはブーミングにはならないので低音過多の被害は軽微、むしろ音楽鑑賞向き)可能性がありますが、収容物の配置などの影響で定在波理論通りになるとは限りません。

低音過少エリアがピアニストのポイントになったときが最も被害が大きく、演奏に乗れないので、客席の被害も甚大です。配置の変更が可能であれば、低音中庸〜過多のエリアにPfを移動してください。

移動不可であれば低音弦の倍音の反射音を増やすことで解決する方法が有効です。オーディオルームであればリスナーの左右壁面にLV600を数枚置いて足元の低音感を増すことで定在波による低音の偏在が支障が無い程度に解消します。生演奏にも有効であろうと思います。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-o-sub.htm

> 隣り合う2辺がが外壁と面しており、ヘーベル板が使われていますが、他の2辺はロックウールと石膏ボードを利用した防音壁が2重構造になっています。ひょっとしてこの2面の吸音効果が高いために定在波がだいぶ押さえられてくれないかと期待しておりますが、甘いでしょうか?
■残念ながらほとんど期待できないと思います。

> 現在、新居にお金をつぎ込んでしまったため、予算がありません。安価にできる可能性があれば是非ご教授願います。また、将来的に予算に余裕が生じた場合に選択の可能性のある最善策についても商品の紹介も含めて教えていただければ幸いです。

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お忙しいところ丁寧なお返事をいただきありがとうございます。
> >1度の傾きでは意味がないのでしょうか?
> ■文献によりバラつきがありますが左右合わせて4〜6度の範囲に収まっています。

そうですか。。ハウスメーカーとも相談したのですが、残念ながら今から1度以上傾けるのは施工上の問題でちょっと無理そうです。壁全体を傾けることはできず、防音壁のロックウール部分の厚さを変えて傾きを変えることになっています。実は片面だけを1度です。苦労した割に効果がないかもしれませんね。少しでも低減してくれればよいのですが。。。。
簾の使い方は全然勘違いをしておりました。フラッターエコー対策にはならないのですね。わかりました。
いろいろ参考になる情報をありがとうございました。壁の傾きは今一度確認してみますが、2階部分は何もない壁が向かい合っているのでフラッターエコーの問題が大きくなりそうです。Gallery-waveの様な製品を吹き抜け2階部分に設置するなどが次善策になるでしょうか?後はできてからの試行錯誤ですね。教えていただいたことを参考にやってみます。

大変参考になりました。また、質問させていただくかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

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