(No subject)
いつもサーロジック製品の愛用とホームページにて勉強させてもらっています。
約13畳のオーディオルームにて音楽鑑賞しているのですが、サーロジックを知る前に建築しましたので天井を吸音テックスにしてしまいました。
何らかの対策で反射&フラッターレスにしたいのですが、なにかいい対策はないでしょうか?
HPでの木板を斜めに吊り下げるのもいいと思いますがいまいち見た目が気になります。
自分なりに考えたのは簾を天井一面に貼り付けるとか、お金はかかりますが、バーチ合板かラーチ合板を鋸歯状に貼り付けるかです。
なにか良い策があればご教授おねがいいたします。
> 自分なりに考えたのは簾を天井一面に貼り付けるとか、お金はかかりますが、バーチ合板かラーチ合板を鋸歯状に貼り付けるかです。
■a:壁振動、b:フラッターエコー、c:定在波、が音を悪くする3要素です。
a:はブーミングの原因、
b:は解像度悪化の原因、
c:は体感低音欠如の原因になります。
<簾を天井一面に貼り付ける>
■高音域の反射音が増え、フラッターエコーはさほど増えず、質量も軽いので、実行の価値はあります。しかし若干良くなるものの大きな期待はできません。
<合板を鋸歯状に貼り付ける>
■高音域の反射音が増え、フラッターエコーが減るので理想的な改造です。但し木パネルの質量に耐える梁が必要で、大抵実行不可能です。実施するのなら、左右・前後の壁面のフラッターエコーも同時に処理すると大幅な改善が期待できます。6度程度(910mm:96mm)傾けてください。
> なにか良い策があれば・・・
■スピーカーとリスナーの間の天井・床・壁の反射音の質が再生音に最も大きな影響を与えます。このエリアの反射音を増やし、フラッターエコーを減らすのが音質向上のポイントです。
1.天井に6mmのベニア板(軽い)を貼る(ぶかぶかだとブーミングの原因になるので吸音テックスに接着し、コーススレッドで固定する。
2.対抗する床面を斜めにする(弊社製品であればGallery-wave、Gallery-pyramid-joserなどを置く)
http://www.salogic.com/Gallery-Joser/galry-joser.html
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop6-photo1.html
3.左右壁面が平行であれば家具・本棚などを置く(弊社製品は上記と同じ)。
あたりがオーディオ専用ルームであれば実行可能か?と思いますが、コストがかかりすぎます。
> なにか良い策があれば・・・
■天井が吸音テックスであると高音域の残響音不足が再生音を悪くする原因です。残響音不足は初期反射音を増やすことでそこそこ代用できるので、SP周辺にLV、SVパネルを多めに置く。対向するリスナー背後の壁面にLVパネルを置く。などが最も実現性が高い方法であろうと思います。下記ページも参考にしてください。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop4.htm
http://www.salogic.com/AudioRoomDesign/AudioRoomDesign01.html
すばやいご返事ありがとうございます。
とても参考になりました。
とりあえずLV、SVパネルの量をふやしてみたいと思います。
ちなみに、もし天井に簾なりベニヤなりその他合板なりを貼る時は、吸音テックスの上からそのまま内部の梁にむけてコースレッドなどで打つ付けるのでよろしいでしょうか?
> 天井に簾なりベニヤなりその他合板なりを貼る時は、吸音テックスの上からそのまま内部の梁にむけてコースレッドなどで打つ付けるのでよろしいでしょうか?
■軽いものを表面材にするのであれば吸音テックスを振動のダンプ材と考え、良く密着させて(可能なら木工ボンド併用)コーススレッドで止めてください。床を斜めにするか、物を置いて凸凹を増やす必要があります。
http://www.salogic.com/home.files/shop/shop6-photo1.html
12mm以上のバーチやラーチ合板を使うのであれば、一旦天井を剥ぎ、
1. 下地に12.5mmの石膏ボード
2. 合板(木工ボンド併用)
または
1. 合板
2. 12.5mm石膏ボード(木工ボンド併用)
3. 合板(木工ボンド併用)
が良いでしょう。リスナー側が高くなるように6度以上傾けてください。No.541にも追記しました。
重ね重ねありがとうございます。
非常に勉強になります。
少しずつではありますが心地よい音楽を追求していきたいと思います。