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スレッドNo.571

サイドパネルについて

初めて投稿させていただきます。
LV1500-SPを購入いたしまして大変良好な音響になり喜んでおります。
そこで、サイドパネルを追加しようと思うのですが、部屋の家具の関係で左右対象の配置に出来ません。スピーカーに向かって右側はLV600を設置しかなり前後に移動できる余裕があるのですが、左側は設置をしない、もしくはLV300を設置しても位置は固定になり、左右で高さが異なります。
サイドパネルは片側だけの設置でも効果が期待できますでしょうか?
お返事よろしくお願いいたします。

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リスニングルームは6畳の縦使いで、スピーカーの間隔は 1.6m位、リスニングポイントまでの距離は 1.8m位です。
よろしくお願いいたします。

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■LV1500spの設置で奥行きと高さのあるサウンドステージが再現され、Vocalや楽器の佇まいが躍動する立体的な音場になったかと思います。

でもルームチューンには更に奥の手があり、もう1ランク上のサウンドステージのナマっぽさと比べれば、演奏ステージを客席から眺めているような距離感が残っているはずです。

ご質問いただいたサイドパネルはその距離感を縮め、あたかもコンサートホールのスウィートスポットに座ったかのような臨場感を醸し出すためのもので、しかし、その設置場所がオーディオ雑誌や評論家の先生方が必ず吸音しなければならないと力説している左右壁面の一次反射のポイントとぶつかるため、幾つかの満たさなければならない条件があります。

1.音源が持っていた帯域バランス以上に左右からの反射音に含まれるミッドバスの量を増やしてはいけない、楽器間の分離が悪くなって音楽の解像度が落ちてしまう。

従って反射音を増やす目的で平面壁のまま強度を増す工事は逆効果。ミッドバスのエネルギーが音源のバランスを超え、音楽の透明度が低下してブーミー感が増加する。

2.中高音域の反射音は十分に拡散されていることを条件に増やすことでナマのステージの臨場感が再現されるが、耳より上空のエリアの反射音が増え過ぎると逆位相の圧迫感に類似する不快音が発生する。

従って拡散反射音は耳より下のエリアに誘導する必要があり、水平拡散型のパネルでないとその条件を満たすことができない。(反射音を垂直方向に拡散させてはいけない、LV・SVパネルは水平拡散)

3.リスナー位置より前のエリアの家具を含めた部屋の形が完全対象であれば、左右壁面の対象位置にサイドパネルを置けば良いが、非対称であれば、左右からの反射音の量がリスナー位置で同量になるようにサイドパネルを非対称に置く。

などです。

<3>が難しいと思うでしょうが、左右が揃うとサウンドステージの奥行きがグンと深くなるので、片側を固定してもう一方を前後にスライドすればバランスポイントを見つけることができます。

> スピーカーに向かって右側はLV600を設置しかなり前後に移動できる余裕があるのですが、左側は設置をしない、もしくはLV300を設置しても位置は固定になり、左右で高さが異なります。サイドパネルは片側だけの設置でも効果が期待できますでしょうか?

■これは実施例がたくさんあります。下記ページの写真が一例です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-20.htm
左に置かれたソファーが吸音材になり反射音の左右バランスが整わずサウンドステージの奥行きが出きらないケース。出窓にLV300を2枚置いて反射音のバランスを調整。片側だけの設置例です。この例のように反射音の偏りが明確な場合は片側設置もあり得ます。

hajimeさんのケースでは、左側の固定位置にLV300を置き、右側のLV600を前後にスライドして反射音のバランスを整える方法が良いと思います。反射音の効果はパネルをSP側にスライドすれば減少、リスナー側にスライドすれば増加します。両方300でも良いのでは?

> 左右で高さが異なります。サイドパネルは片側だけの設置でも効果が期待できますでしょうか?

■サイドパネルの効果を強く出すには、

1.パネルの背丈を高くする。(但し耳の高さを越えると圧迫感が出る・解像度が落ちる等の弊害が出ることがあるので900mmくらいが無難なサイズ。害が出なければ、900越えもOK)

2.リスナー側に近付ける。

という手法を使います。従って左右のパネルでTopの高さが異なる場合は、高い方をSP寄りに配置して効果を弱め、低い方をリスナー寄りに配置して効果を強め、バランスを取ります。

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murata さま

早々に丁寧な解説も加えたご返事を頂きまして、大変ありがとうございました。
拙宅でも、サイドパネルの導入効果が期待できそうなので購入させて頂きたいと考えています。
お忙しい中、真に恐縮ですがあと2件の質問をアドバイス願いたく存じます。

�@ 拙宅のオーディオルームは居間兼用でありまして、フロントスピーカーの中央奥(スピーカーのバッフル面より40cmほど奥)に42型のプラズマTVを置いています。AVアンプ・プレーヤー等はTVラック(ワイヤーラック)の中です。
この状態を保ったままで御社のctパネルを設置する場合はHPの参考事例から判断するとTVとSPの間にH=1.200のパネルを立てるということになると思います。この時、御社では2枚組みのctパネルをTV左右に1台ずつ設置されていますが、予算を削減するために1枚のパネルを自立キットで立てて使用しても効果に違いはありませんでしょうか?
また、設置例の写真を見る限りTV両脇のctパネルの前後の位置はスピーカーのバッフル面よりもかなり後ろ(リスナーから遠い位置)に設置し、尚且つ、TV画面よりパネル半分くらい手前に出す位置で設置されている事が多い様ですが、TV画面の横辺りがベストポジションになることが多いのでしょうか?素人考えではスピーカーバッフル面よりパネル半分程でもリスナー側へ引き寄せないと、スピーカーユニットからの音がspパネルに当たらないように思うのですが、簡単にご説明願えれば有り難いです。
�A LVパネルの色についてですが、オーディオ機器の色を黒で統一している事と、部屋を遮光カーテンで完全に遮光したときに違和感が無い様に、後で着色しやすそうな無垢仕上げのLVパネルを購入しました。LVパネルを黒く(ソリッドではなく木目による濃淡や色むらが有っても可)着色したいのですが、どの様な塗料を使えばパネルの反射音を損なうことなく日曜大工程度の作業で色を着けることが可能でしょうか?
私が考えているのは、通常のオイルステイン塗料(仕上げのクリアー塗装は木材の表面に膜を作るので塗らない。)または、習字に使う墨汁の刷毛塗りです。特に、墨汁は水性なのでパネル表面の特性を変えることなく着色出来そうなのですが、この辺りのノウハウを公開できるのであれば、アドバイス頂きたくお願いいたします。

長文になってしまいまして申し訳ありません。
急ぎませんので、お返事をお待ちいたしております。

御社のパネルは低価格でオーディオの音質(楽しみ)を驚くほど向上できることを体験しました。今まで、音質の向上といえば、10万円のアンプを20万円に買い換えるとか、イコライザーを買い足す等への投資しか知りませんでした。
現在は、LVパネルの位置調整の方が音質改善効果が高いので、休日の度に微調整したり、大胆に位置変更したりして楽しんでいます。
今後とも、良い製品を開発・提供して頂けますよう、心よりお願い申し上げます。

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> 予算を削減するために1枚のパネルを自立キットで立てて使用しても効果に違いはありませんでしょうか?
■ルームチューニングにより立体的なサウンドステージが構築され、SPの存在が消えたシステムのことを音離れが良いシステムと言いますが、ホーンシステムを除き、音が離れる方向は正面の壁とSPで囲まれた四角いエリアです。

 滅多にあることではありませんが、たまたま運が良く、何ら手立てを講じることなく得られる音離れの良い部屋も、LVやSVパネルを駆使して得られる音離れの良い部屋も、上記の四角い空間にサウンドステージが構築されることに変わりありません。

<センターパネル>
水平拡散パネルでサウンドステージを作る場合、

1.センターパネルが1セットであれば、パネルが作るVの頂点にVocalが定位します。従ってパネルの頂点がSPバッフルより後方になる位置にセットしないと、Vocalが手前に迫り出し過ぎとなってVocalを含めた楽器配置が不自然になります。

2.センターパネルが2セットであれば、二つのVに囲まれた空間の真ん中にVocalが定位します。上記に比べればVocalが後退する分パネルを手前に引き出すことができますので、前後させて自然体のサウンドステージが浮かぶ位置に設置すればOKです。でもバッフル位置くらいが限度でしょう。

 1枚のパネルを左右に自立させる方法は、パネルの凸凹面をセンター向きとし、リスナー方向に凸凹面が開く置き方にしたとき、上記2.の代用になります。TV画面より手前に引き出せば張り付きを減らすことができます。

 凸凹面をSP側に向ける方法は、SPパネルで左右の音圧が上がり、センターが希薄になる(ボーカルの表情が楽器に負ける)のを防ぐためのもので、効果の意味合いが本来のセンターパネルの使い方とは異なります。

<サイドパネル>
 SPとスピーカーパネル、センターパネルで形の良いサウンドステージを構築し、その上でステージ毎手前に引き出し、押し出しの良い音にするのがサイドパネルの役目です。


> TV画面よりパネル半分くらい手前に出す位置で設置されている事が多い様ですが、TV画面の横辺りがベストポジションになることが多いのでしょうか?
■SP間のセンターにボリュームのある反射物があると、SPパネルによりせっかく離れた音が再び反射物の表面(TV画面、アンプのフェース)に張り付き、佇まい(奥行き)のない平面的な音になります。つまりVocalに存在感が出ないのです。

 左右のパネルを手前に引き出すとVocalも空間に迫り出し、張り付きによる佇まい不足を防ぐことが出来ます。但し、この方法は、TV無し、ラック無しで得られる立体感と全く同じものが得られるわけではありません。


> スピーカーバッフル面よりパネル半分程でもリスナー側へ引き寄せないと、スピーカーユニットからの音がspパネルに当たらないように思うのですが、
■むしろ当たらない方がサウンドステージを作る効果が高くなります。実音を反射せず、響きのみ引き寄せるのが水平拡散パネルの役目です。

> どの様な塗料を使えばパネルの反射音を損なうことなく日曜大工程度の作業で色を着けることが可能でしょうか?
■皮膜が薄く且つ美しく仕上がるので、リボスのカルデットの黒が良いと思います。但しきれいに塗るにはかなりの訓練が必要で、いきなり塗ったのでは必ず失敗します。メーカーの取説には重ね塗りせよと書いてありますが、重ねると品のない艶が出ます、一回塗りで塗料の乗せ具合で斑を消すように仕上げてください。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-97.htm

墨汁は非常にみすぼらしく木の表面が毛羽立つのでお勧め出来ません。

急いで書いたので解説が分かりずらい、或いは解説のポイントがずれているかもしれません。D.Cubeの製作、某研究所に納める立体音場用スピーカーシステムの製作、市民会館の多目的ホールの改装など、年度末で重なっており、全く時間が取れません。後で見直しをします。

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murata さま

お忙しい中、お時間を割いて頂き真に恐縮しております。
重ねて、質問させて頂きたくお願いいたします。

アドバイスに、
「音が離れる方向は正面の壁とSPで囲まれた四角いエリアです。」
「上記の四角い空間にサウンドステージが構築されることに変わりありません。」
との説明がありますが、やはり6畳間のサイズ以上のステージの幅を感じられるオーディオルームのセッティングは無理なのでしょうか?
拙宅では、LV1500-SPを設置してからは、川の流れる森の中の自然音を録音したCDを再生すると、川面は目前にせり出した様に現れ、鳥の声は天井よりも高い位置で鳴いている様に感じられる再生が出来るようになりました。
(奥行きと高さのあるサウンドステージが再現されたと言う事でしょうか?)

しかし、横方向の川の流れる音の幅は6畳間の壁を越えてくれません。
ソロやデュオのJAZZライブだと最高ですが、それ以上の人数のライブ録音を再生するとまるで、満員電車に乗って演奏している様に寿司詰めです。コンサートホールとは行かないまでも、6畳間でのオーディオルームとはいえ小さなライブハウスでのセッションが窮屈でなく聞ける位のステージの幅が欲しいです。
DVDでJAZZライブの映像を視聴すると視覚の効果で耳が騙されてくれるので、かなり聞き易くなりますが、やはりステレオで再現したいです。
特に、横方向に関してのステージを広げる方法があれば、教えて頂きたくお願いいたします。

また、
「1枚のパネルを左右に自立させる方法は、パネルの凸凹面をセンター向きとし、リスナー方向に凸凹面が開く置き方にしたとき、上記2.の代用になります。」
とありますが、
「パネルの凸凹面をセンター向きとし、リスナー方向に凸凹面が開く置き方」とは、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-35.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-47.htm
とは、開き方・パネルの裏表ともまったく逆の設置であり、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-13.htm
この設置例にあるセンターパネル2セットの内、TVに接している左右2枚のパネルのみを単独で自立させた形と言う事で間違いないでしょうか?

この2件の内容を踏まえた上で、センター・サイドおよびバッソのパネル購入のサイズ・枚数の見当を付けたいと考えています。
急ぎませんので、お時間が出来た時で構いません。
アドバイスよろしくお願いいたします。

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> 横方向の川の流れる音の幅は6畳間の壁を越えてくれません。
> 特に、横方向に関してのステージを広げる方法があれば、
■「四角いエリア」と書いたのはサウンドステージをイメージして頂くための便宜上の表現であって、実際のサウンドステージは天井や正面の壁を取り払ってくれます。

hajimeさんの文章中にある「鳥の声は天井よりも高い位置で鳴いている様に感じられる再生が出来るようになりました」との表現通りです。

天井が取り払われる理由は、LV1500spのTopがスピーカーより高い位置にあるからで、1200サイズのspパネルの場合、天井は上がりません。

hajimeさんの文章に記載はありませんが、正面の壁も取り払われているはずです。但し家具類も含めて左右が対称(左右からの反射音の量が同じであれば視覚的に対象である必要はありませんが・・)でないと奥行きは深くなりません。

以上から、左右の壁が消えない理由は、スピーカーの真横からリスナー側のエリアにLVパネルが無いためだと解釈して頂けると思います。

左右壁面の一次反射付近にLVパネルを置くのであればリスナーの耳の高さを越えない高さのもの(LV900)を置いてください。左右の壁が取り払われ、左右からの反射音の量的バランスも整って、正面の壁も更に奧に下がってくれます。

SPの真横に置くパネルも同様の効果を発揮してくれます。LV1200パネル(spパネルより低いもの)を置いてください。広がりと奥行きが更に深くなります。左右の壁が軟弱でブーミー感が強い部屋の場合大きな効果が期待できます。

壁が丈夫であれば、LV900のみでOKです。

> TVに接している左右2枚のパネルのみを単独で自立させた形と言う事で間違いないでしょうか?
■視覚的なバランスを考えて下記の置き方のすることが多いのですが、
http://www.salogic.com/home-select.files/home-35.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-47.htm

手前が開く置き方の方が理にかなっています。簡単に置き換えができるので両方試してください。

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murata さま

お忙しい中、丁寧なご説明を頂きありがとうございました。

早々に、LVパネルを追加購入させて頂きます。

ありがとうございました。

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