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スレッドNo.39

平和を願う「ピースボート」の活動

 10日にラポール日教済で、「五者合同学習会」が開催された。開会等の挨拶の後、基調報告があり、例年通り2本の講演が午前と午後に行われた。午前の講演は表題に上げたピースボート共同代表の畠山 澄子さん、午後は「医療・介護をめぐる動向について」をテーマに連合の小林 司さんが話された。ここでは、畠山さんの講演の一部を紹介します。
 平和活動に関心を持ったきっかけは、高校1年のときイタリアのユナイテッドワールドカレッジに留学した体験が大きかった。そこでは東西の国々から1名ずつ若者が集まり、文化や宗教の違いを超えて交流し将来の考え方・行動を学びあう授業が行われた。
 戦争をテーマにした授業では、校内に検問所が設けられたり、空襲のサイレンが鳴らされたりして擬似体験を受けた後、討論が行われた。紛争地のボスニアの学生からは「戦争を知るとは何だ!」という怒り、ガザの学生からは「お母さんを返して!」との悲痛な言葉を聞き、戦争を体験していない自分と彼らとの違いにショックを受けた。
 国際交流の船旅ピースボートでは、1994年に初めての日本発着の地球一周の船旅が企画され、現在約1,800名を乗せて世界各地をまわっている。船の規模は客船「飛鳥」を上回る。乗船者の約300名がアジアの人々で、船内では日本語、中国語、英語など多くの言語が飛び交わされている。船の良いところは多くの荷物を積めることである。一番人気の鍵盤ハーモニカのほか、足踏みミシン、カーブミラー、はては救急車まで。顔の見える国際交流を目指し、支援物資を届けるだけではなく、現地で民族刺繍のワークショップをお願いしたり、民族舞踊を観賞したり双方向の交流を行っている。
 ピースボートは多文化共生の旅という側面も持っている。中学生の国際交流などを企画し、自分の国でも相手の国でもない船の中で交流し合うことに大きな意義が見出せる。
 話題はさらにウクライナ侵攻、核兵器禁止条約、戦争ではなく平和の準備を、応答責任等におよぶ内容の濃い講演でした。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年10月11日 10:37)

 午後の講演について少し補足すると、事前に配布された資料をもとに詳しい解説が行われた。まず、2040年までの人口等に関する短期・中期・長期の見通し、それに伴う医療・介護分野の様々な計画の話から始まり、項目ごとの話に移った。医療体制、医療保険制度、介護保険制度、連合がめざす社会を図表をもとに説明された。
 会場からは、マイナ保険証と生殖医療の問題、利用率の少ない介護保険と徴収額の使い道などの質問が出たが、今後注目して行きたいとのことだった。

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